皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大に収束の兆しが見えません。株価はリーマン・ショック以来の下げ幅となっており、景気後退懸念から世界同時株安の流れが続いています。各国が金融政策などを打ち出していますが、下落の加速を緩やかにする程度のような状況です。

NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。帯が傾きを持って間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあることが分かります。日経225も大きく下落しており第4ステージの下降期を維持しています。下降帯が傾きを持って間隔が広がってきておりトレンドに勢いがあることが分かります。このまま帯に傾きが出て間隔が広がり下降トレンドに更に勢いが出てくるのかどうかを、短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。

NYダウは1日における過去最大の下落幅を記録し、下落率でも1987年のブラックマンデーに次ぐ過去2番目の大きさとなるほどの動きとなっており、リーマン・ショック級の下げ幅となっています。そういった状況の中、米連邦準備制度理事会（FRB）が、企業が短期資金を調達するために発行するコマーシャルペーパー（CP）を購入すると発表し、企業の資金繰りを支える姿勢を示しました。その後、トランプ政権が景気不安に対応するため、国民への現金給付を含む総額1兆ドル（約107兆円）規模の経済対策をまとめました。また、金融機関同士で資金を融通し合う短期市場への資金供給も強化し、金融調節を担当するニューヨーク連邦準備銀行が今週末まで、毎日5,000億ドルを追加供給するなど、動揺が続く金融市場の沈静化を図っています。

翌日には、FRBは短期資金の運用手段に使われるMMF（マネー・マーケット・ファンド）市場の安定化を目指した緊急制度を10年ぶりに再開すると発表しました。欧州中央銀行（ECB）も、新たに7,500億ユーロ（約89兆円）規模の資産購入計画を決定しました。さらに、FRBがドル資金を市場に供給する枠組みについて、新たにオーストラリアやブラジルなど9カ国の中銀に対象を拡大すると表明しました。英イングランド銀行は政策金利を過去最低の0.1％に引き下げるとともに、量的金融緩和の拡大を決定しました。世界各国はこの危機を乗り切るためにあらゆる金融政策を打ち出しています。

しかし、原油価格が約18年ぶりの安値まで急落していますが、米シェールオイル業界には財務基盤の弱い中小企業が多く、原油安の進展で経営破綻する企業が増え、こういった流れが様々な業種で発生するかもしれないといった警戒感は強まっています。

ニューヨーク州では州内の全事業者に対し、全労働者の出勤禁止と自宅待機を義務付けると発表し、カリフォルニア州でも外出禁止令が出されており、米国内の経済活動が一段と停滞するとの懸念が強く、それが、全世界的に進行するとの不安感も高まってきています。このような状況ではファンダメンタルズは役に立たないことも多く、チャートの変化をしっかりと見ていきましょう。

3月25日（水）18:00（独国）3月IFO企業景況感指数
3月25日（水）18:30（英国）2月消費者物価指数
3月25日（水）21:30（米国）2月耐久財受注
3月25日（水）22:00（米国）1月住宅価格指数
3月26日（木）18:00（ユーロ圏）2月マネーサプライ
3月26日（木）21:00（英国）イングランド銀行（BOE、英中央銀行）金利発表
3月26日（木）21:00（英国）英中銀資産買取プログラム規模
3月26日（木）21:00（英国）英中銀金融政策委員会（MPC）議事要旨
3月26日（木）21:30（米国）10-12月期四半期実質GDP
3月26日（木）21:30（米国）10-12月期四半期GDP個人消費
3月26日（木）21:30（米国）10-12月期四半期コアPCE
3月26日（木）21:30（米国）新規失業保険申請件数
3月27日（金）08:30（日本）3月東京都区部消費者物価指数
3月27日（金）21:30（米国）2月個人所得
3月27日（金）21:30（米国）2月個人消費支出）
3月27日（金）23:00（米国）3月ミシガン大学消費者態度指数
3月30日（月）18：00（ユーロ圏）3月経済信頼感
3月30日（月）18：00（ユーロ圏）3月消費者信頼感
3月31日（火）08：30（日本）2月失業率、2月有効求人倍率
3月31日（火）10：00（中国）3月製造業購買担当者景気指数
3月31日（火）14：00（日本）2月新設住宅着工戸数
3月31日（火）16：55（独国）3月失業者数、3月失業率
3月31日（火）17：30（英国）10-12月期四半期GDP
3月31日（火）18：00（ユーロ圏）3月消費者物価指数
3月31日（火）21：30（加国）1月月次GDP
3月31日（火）22：00（米国）1月ケース・シラー米住宅価格指数
3月31日（火）22：45（米国）3月シカゴ購買部協会景気指数
3月31日（火）23：00（米国）3月消費者信頼感指数（コンファレンス・ボード）

＊今週は米国をはじめ各国のGDPに注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

高値20,493円　安値15,901円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。

高値24,743ドル　安値17,472ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

今週からはトレードルールを作るためのワークシート作成について解説していこうと思います。

皆さんはトレードルールを作っているでしょうか。ルールというと難しく感じるかもしれません。特に初心者のトレーダーは、トレードルール作りをそう考える傾向にあります。しかし、大切なのは、難しく考えずに、とりあえず作ってみることです。肩の力を抜いて一緒に作成していきましょう。

「Vトレーダー養成講座」で学んできたトレーダーであれば、すでに基礎の部分は理解しているはずです。そういうとドキッとされる方もいらっしゃるかもしれません。もし、途中から読まれているのであれば、是非最初から読んでいただくことをお勧めします。そうはいってもトレードルールつくりは難しい作業ではありません。とはいうものの、最初から完成形を作るのは無理ですから、まずは試作を作りますので、次第にブラッシュアップしていきましょう。

まずは叩き台としてタートルズルールを改良した小次郎講師流のトレードルール作成シートを用意しました。まずは空欄に自分のトレードルールを入れて、最初の手がかりとしましょう。

作成方法は参考にしていただきたいところですが、細部は自分のトレードに合わせて納得がいくように修正していきましょう。トレードルールはあくまでもトレーダー固有のもので、他のトレーダーが作ったルールのままではうまく機能しません。なぜなら、それは各自の性格が違うのでルールも自ずと変わってくるからです。

特に作成シートの例の部分はトレードルール作りの参考に書いているだけですので、これが成功するトレードルールの見本だと考えないでください。

1:取引する銘柄や足の条件

「例」
・流動性がある、ボラティリティがある、買いと売りが出来る、取引に規制が入らない
・損益通算できる市場と銘柄
・窓を空けにくい、長いヒゲをつけない、乱高下しない、トレンドが分かり易く長続きし易い

「My ルール」（ご自身のルールを書いてみましょう）
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トレードするマーケットはできるだけ多いほうが望ましいでしょう。ただし上記の条件に合うものでなければなりません。株式しかしない、為替しかしない、コモディティしかしないというのは、自分でチャンスを狭めていることになります。