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福の神レポート〜「株主優待バブルの処方箋」20万円以下で買える先回り&成長期待優待銘柄はコレ!?〜

2015/2/6

昨年より少額投資非課税制度(NISA)が始まり、株式投資を新たに始める方が増加しています。そのような投資初心者に大人気なのが、株主優待が貰える銘柄です。人気の過熱により、一部では「株主優待バブル」とも言うべき状況となっています。
今回の「福の神レポート」では、「株主優待バブルの処方箋」と題して、株主優待バブルの現状を解説し、その処方箋として、20万円以下で買える先回り買いがオススメの5銘柄と、中長期的な成長余力のある5銘柄をご紹介いたします。

また、新企画として今の相場状況を端的に伝える「相場ピックアップ!」を始めました。第1回目は、2月2日(月)の東証1部の売買ランキングで4位、5位にランクインした本田技研工業とセイコーエプソンについて解説いたします。

【相場ピックアップ!】 ホンダ急騰・セイコーエプソン急落はなぜ?

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株主優待バブルがより強烈に!

株主優待のみで生活する投資家の様子がテレビ番組で放映(2013年)されてから、今まで以上に株主優待の人気が高まっています。
例えば、日本マクドナルドホールディングス(2702)は、図1でも分かる通り、100株保有で優待券が年間2冊(1冊にバーガー類、サイドメニュー、飲物の3種類の商品がセットになった1枚の無料引換券が6枚)貰える株主優待が大人気です。特に投資初心者の人気が高く、「SBI証券ではじめてお取引された銘柄人気ランキング(2015年1月)」では、9位にランクインしています。図2の週足チャート(3年)でも分かる通り、中国期限切れ鶏肉問題、相次ぐ異物混入問題などで売上高が急減、赤字転落となり、株価は直近の高値から下げているものの、アベノミクス前のデフレ時代に「100円マック」などで急成長・高収益だった頃よりも依然高い状態です。
株主優待狙いの個人投資家は、業績が悪化しても保有を続け、新たな個人投資家も株式の購入を続けているようです。

図1:日本マクドナルドホールディングス 株主優待

図1:日本マクドナルドホールディングス 株主優待

図2:日本マクドナルドホールディングス 週足チャート(3年)

図2:日本マクドナルドホールディングス 週足チャート(3年)
  • ※図1、図2ともにデータは2015/2/2時点

また、年間4万円相当の株主優待で人気の外食大手のコロワイド(7616)も堅調相場が続き、株価収益率(PER)が約232倍と、東証1部平均の約15倍と比べ、極端に割高な水準まで買われています。(図3、図4参照)

図3:コロワイド 日足チャート(1年)

図3:コロワイド 日足チャート(1年)
  • ※データは2015/2/2時点

図4:コロワイド 投資指標

図4:コロワイド 投資指標
  • ※2015/2/2終値ベース

これら代表的な2銘柄の株価状況は、まさに「株主優待バブル」とも言うべき状態かもしれません。
株式投資の本来の目的は、お金を儲けるためです。どんなに魅力的な株主優待であったとしても、その価値以上に株価が下落してしまっては、意味がありません。あくまで株主優待は「おまけ」であって「目的」ではありません。残念ながら「バブル」はいずれ破裂することが多いのです。

次項以降では、この「株主優待バブル」の処方箋を2つご紹介いたします。

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株主優待バブルの処方箋 【その1】先回り買い

処方箋【その1】は、「先回り買い」です。
株主優待は、権利確定日に1日だけ保有していれば貰えます。株主優待狙いの投資家は、権利確定日の少し前にその銘柄を買う傾向があります。よって、優待狙いの投資家が買う前に「先回り買い」を行い、優待狙いの投資家の買い注文で値上がりした局面で、利食い売りを行うのです。
現時点で考えると、既に2月であり、今月の権利確定銘柄を「先回り買い」するには既に遅いです。では、翌3月の権利確定銘柄はどうでしょうか。3月は1年で最も多い650銘柄が対象であり、優待狙いの買いが多くの銘柄に分散してしまいます。ちなみに4月は22銘柄しかなく、1年で最も株主優待銘柄が少ない月です。
結論として、2月上旬の現在においては、4月に権利確定を迎える22銘柄が「先回り買い」の対象としてオススメです。その中でも、どの銘柄が個人投資家の人気が高いのかを調べるには、SBI証券の株主優待検索画面を利用して、個人投資家の閲覧回数が多い銘柄順に並び替えるのが非常に便利です。
表1が、4月権利確定で20万円以下で買え、個人投資家に人気が高いトップ5銘柄です。
「先回り買い」のコツは、早めに買って、実際に優待狙いの買いによって株価が上昇した時点で権利確定日の前に売却することです。なお、「優待狙いの買いで株価が上昇する」思惑が外れて権利確定日が近づいても株価が上昇しなかった場合は、損切りする判断も大切です。

図5:SBI証券 株主優待検索画面

図5:SBI証券 株主優待検索画面

表1:20万円以下で買える4月優待銘柄トップ5(閲覧回数上位順)

取引 チャート 銘柄コード 銘柄名 株価 優待内容
現買信買 チャート 3318 メガネスーパー 41 クオカード等
現買信買 チャート 8079 正栄食品工業 926 自社製品等
現買信買 チャート 2198 アイ・ケイ・ケイ 1,054 自社特選品
現買信買 チャート 6097 日本ビューホテル 1,567 飲食宿泊代等割引券
現買信買 チャート 6630 ヤーマン 1,553 自社商品
  • ※データは2015/2/2時点
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株主優待バブルの処方箋 【その2】20万円以下で買える中長期的な成長余力のある銘柄はコレ!?

処方箋【その2】は、株主優待で貰えるものを基準に考えるのではなく、あくまで中長期的な成長力があって、株価上昇が期待出来る銘柄の中で、「おまけ」として株主優待も貰える銘柄を選択することです。

今回は、3月に権利確定があり、20万円以下の投資金額で株主優待が貰える294銘柄の中から、定量面では今期予想PERが20倍以下で割高感が無く、今期増収見込みであり、定性面では、独自の技術・サービス・商品を保有し、中長期的な成長余力のありそうな5銘柄をご紹介いたします。

銘柄コード

3173

銘柄名

ポイント

切削工具に特化した専門商社。主要かつ多彩なメーカーと取引、常時7万点の圧倒的な品揃えと、提案力で他社と差別化。7カ国に現地法人を持ち、各地に進出した日本企業を中心に切削工具を提供しています。
今後の成長戦略は、M&Aの活用と積極的な海外展開です。M&Aにより、成長余地の小さい日本市場でのシェア向上を目指します。また、積極的に海外進出。直販体制と商品力・提案力を武器にユーザーの海外進出をサポート、また海外で獲得したユーザーの国内拠点の新規取引につなげます。
株主優待:海外特産品

銘柄コード

6074

銘柄名

ポイント

スイミングスクール専業の最大手。小規模のコンパクトプールを開発。週休2日制で営業時間を短縮し、残業時間を減らし人件費を落としてローコストで運営できる体制を確立。損益分岐点を下げることにより今後の大幅な出店増が期待出来そうです。少子化懸念で株価下落も、逆に今後はシニア層の取り込みによって解決できそうです。
株主優待:入会金無料、商品20%割引などの優待券

銘柄コード

7552

銘柄名

ポイント

バンダイ傘下の玩具卸。現在も玩具卸の売上高が最も大きく、圧倒的なシェアを保有。ゲーム卸でも任天堂、ソニー、マイクロソフトなど様々なゲーム機、ソフトを取り扱っています。また、DVDやCDなどの映像音楽の販売でもトップ・シェアを保有しています。収益率が最も良いのが、「ガチャガチャ」のアミューズメント事業です。玩具、ゲーム、映像音楽などは、少子高齢化、ネット配信などの逆風で市場全体は縮小傾向です。しかし、生き残ったシェアトップ企業として、積極的なM&Aなどで更にシェアを着実に上げて成長しています。まさに、「残り物に福」となっている現状です。昨年は「妖怪ウォッチ」関連銘柄として急騰しましたが、昨夏以降反落しています。
株主優待:オリジナル玩具・DVD等

銘柄コード

7618

銘柄名

ポイント

神奈川地盤のパソコン量販店。パソコン販売は、大手家電量販店とネット販売店に挟まれ非常に厳しい状況です。これらの競合と真正面から価格・サービスで競争するのではなく、違った切り口で顧客を獲得する「並走戦略」をとっています。具体的には、サポートや設定、携帯回線、固定回線や電子書籍などのコンテンツの月額課金サービスを強化しています。既に、売上高の約4割となり、ストック型ビジネスに転換しています。
株主優待:買物優待券またはサービス優待券

銘柄コード

9619

銘柄名

ポイント

自動車リースを中核とした企業です。創業当初の石炭販売から、ガソリンスタンド経営、自動車メンテナンス、オートリースなど、上手くM&Aを活用して会社を変革しながら成長しています。「自動車分野」に主軸を置きながら、時代の変化に対応できる新規事業へも果敢に挑戦しています。
株主優待:おこめ券

  • ※データはいずれも2015/2/2時点

相場ピックアップ!

今週から始めた新コーナーです。直近の株式市場で、注目すべき事柄をピックアップして解説いたします。
今回、注目したのは、「ホンダ急騰・セイコーエプソン急落」です。

2月2日(月)の東京市場で、本田技研工業(7267)が前日比+118.5円 (+3.30%)の急騰、セイコーエプソン(6724)が、前日比-485 円(-10.05%) の急落となりました。両銘柄ともに前営業日(1月30日(金))の引け後に決算発表を行っています。本田技研工業は、2015年3月期の営業利益見通しを前期比4%減の7,200億円に下方修正しています。リコールに起因する販売減速とコスト増が重荷となったようです。セイコーエプソンの2014年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期の2.1倍の904億円と好調。3月末の1:2の株式分割と、3月期末配当を35円から80円への増配を発表しています。単純に考えると、悪決算で本田技研には悪材料、好決算・増配でセイコーエプソンには好材料となったはずですが、2月2日(月)の株式市場では、本田急騰・セイコーエプソン急落となっています。 これは、いわゆる「既に織り込み済み」で、本田は悪材料出尽くし、セイコーエプソンは好材料出尽くしという訳です。誰もが想定できる材料の場合、その材料の発表後は短期的には反対に動く可能性が高いと言えそうです。

本田技研工業(7267)

本田技研工業(7267)
  • ※データはいずれも2015/2/2時点

セイコーエプソン(6724)

セイコーエプソン(6724)
  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。
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