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2024-04-18 10:39:34

マーケット > レポート > アメリカ NOW!今週の5銘柄 >  フラッシュ〜決算速報:グーグルの親会社アルファベットや、アップル、フェイスブックなど〜

アメリカNOW! フラッシュ〜決算速報:グーグルの親会社アルファベットや、アップル、フェイスブックなど〜

2019/11/1
商品開発部 中川 潤一

米国株保有人数ランキング(当社内、2019/9/30(月)時点)上位30社のうち、現地10/25(金)〜10/31(木)に決算発表を行った以下の企業についての速報をお伝えします。

AT&T(T)
アップル(AAPL)
アルファベット A (GOOGL)
アルトリア グループ(MO)
フェイスブック A(FB)
ベライゾン コミュニケーションズ(VZ)
ファイザー(PFE)
ロイヤル ダッチ シェル ADR B(RDSB)
ゼネラル エレクトリック(GE)

今回はAT&T(T)ゼネラル エレクトリック(GE)フェイスブック(FB)などが好決算を発表しています。

AT&T(T) 10/28寄り前発表 当日:+4.28%

【アクティビスト(物言う投資家)の主張に対応する、3カ年計画を発表】
 売上高:445.9億ドル(予想450.4億ドル) ×市場予想を下回った
 調整後EPS:0.94ドル(予想0.93ドル) 〇市場予想を上回った

・アクティビストとして知られるエリオット・マネジメントによる事業見直しの声に対応し、「取締役会の定員を2人追加し、会長とCEO職の切り離しを今後行っていく」としたほか、「大型の買収をしばらくは行わない」、「キャッシュフロー配当性向を高める」、「債務の削減を行う」、「2020/12期にはEPSを4.50〜4.80ドルの水準に引き上げることにコミットする(市場予想3.39ドル)」などとした「3カ年計画」を発表しました。

・エリオット・マネジメントはこの計画に対する支持を発表しています。

・2019/12通期については、調整後EPSが3.60〜3.70ドルになると予想(市場予想3.62ドル)しています。

・携帯電話サービスの契約者数は-21.7万人となり、市場予想の-6万人を下回りました。また、テレビサービスの加入者も100万人を超える純減となりました。

・2020年春にサービス開始予定の動画ストリーミングサービス「HBO Max」について、詳細を29日に発表するとしています。
※29日、AT&Tは「HBO Max」が月額14.99ドルになるなどと発表しました。

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は37.95ドル(10/31時点)

アップル(AAPL) 10/30引け後発表 時間外取引:+2.01%

【年末商戦シーズンを含む10-12月の売上高見通しが好調】
 売上高:640.4億ドル(予想630.1億ドル) 〇市場予想を上回った
 EPS:3.03ドル(予想2.84ドル) 〇市場予想を上回った

・10-12月期の売上高見通しは855億〜895億ドルとなり、中央値は市場予想の865.1億ドルを上回りました。年末商戦シーズンの売上高見通しが市場予想を上回ったことで、「iPhone」の販売減速を巡る市場の懸念が薄らいだ模様です。

・7-9月期のサービス部門の売上高は125.1億ドルとなり、市場予想の121.6億ドルを上回りました。

・「iPhone」の売上高は333.6億ドルとなり、前年同期の367.6億ドルを下回っています。

・経営陣のコメントでは、以下のようなものがありました。
「年末商戦を含め、10-12月期についてとても楽観的だ」、「『アップルカード』の受け入れ度合いについては興奮している」、「中国市場での販売トレンドには改善がみられる」、「ウェアラブル端末の動向は素晴らしい」、「米中貿易問題を巡る状況は良くなってきているように思う」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は247.23ドル(10/31時点)

アルファベット A (GOOGL) 10/28引け後発表 時間外取引:-1.47%

【当局との和解費用や保有株式の評価損、クラウド関連のコストなどでEPSは市場予想を下回った】
 売上高(トラフィック獲得コストを除く):330.1億ドル(予想327.2億ドル) 〇市場予想を上回った
 EPS:10.12ドル(予想12.35ドル) ×市場予想を下回った

 広告クリック数は+18%(市場予想+32%) ×市場予想を下回った
CPC(広告クリック単価)は-2%(市場予想-12%) 〇市場予想よりも良好

・「その他売上高」が前年の46.4億ドルから64.3億ドルへと上昇していることから、スマートフォン「Pixelシリーズ」を含むハードウェア関連の売上が伸びた可能性があります。

・経営陣のコメントでは、以下のようなものがありました。
フィットビット A(FIT)を取り巻く『噂(グーグルが買収するのではというもの)』についてはコメントしない」、「フランス当局との和解費用や、保有株式の評価損が利益を押し下げた」、「(詳細には触れずに)中国については大きな成長の機会があると考えている」、「(反トラスト法違反がないかという調査については)多くのセクターで競争環境を作り上げた。当局に協力しながらも、製品・サービスに引き続き注力する」、「ハードウェア関連では廉価版の『Pixel 3a』が貢献した」、「自動運転を手がける『Waymo』はサービスをアリゾナ州フェニックスで拡大するほか、アリゾナ州で大型トラックの試験走行も行う」、「クラウド事業のモメンタムは素晴らしい。提供できるサービスのラインナップについてはまだ初期段階で、他社にキャッチアップしている最中」、「量子コンピューターは様々な領域に応用することが可能で、ヘルスケアなどもその候補だ」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は1435.54ドル(10/31時点)

アルトリア グループ(MO) 10/31寄り前発表 当日:-2.55%

【電子たばこを手がけるジュール・ラブズへの投資に関連し、45億ドルの評価損を計上】
 税抜きベースの売上高:54.1億ドル(予想53.1億ドル) 〇市場予想を上回った
 調整後EPS:1.19ドル(予想1.15ドル) 〇市場予想を上回った

・一時損益を除く調整後EPSは市場予想を上回ったものの、米国などで電子たばこへの規制強化の動きが広がる中で、投資を行っているジュール・ラブズの株式評価額を修正し、45億ドルの評価損を計上しました。これにより7-9月期は最終損益が前年同期の19.4億ドルのプラスから、26.0億ドルのマイナスへと赤字に転落してしまいました。

・従来の紙たばこの販売が低迷するなかで、アルトリアは昨年ジュール・ラブズの株式の35%を128億ドルで取得しましたが、これが裏目に出た形です。

・米国内のたばこ出荷本数は-6.6%となり、前年同期の-3.7%から悪化しています。

・経営陣のコメントでは、以下のようなものがありました。
「フレーバー(香料)付き電子たばこについては、FDA(米食品医薬品局)が市場から追い出す可能性が高い」、「電子たばこを巡るこれほど急激な変化は予想していなかった」、「電子たばこに関連した肺疾患は想定外だった」、「ジュール・ラブズは長期的には収益に貢献すると考え、当初想定していた利益率に達するのが1-2年遅れるだけだと考える」、「中核のたばこ事業は非常に堅調」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は51.47ドル(10/31時点)

フェイスブック A(FB) 10/30引け後発表 時間外取引:+4.41%

【規制当局からの調査などがあっても、広告収入は堅調であることが示された】
 売上高:176.5億ドル(予想173.5億ドル) 〇市場予想を上回った
 EPS:2.12ドル(予想1.91ドル) 〇市場予想を上回った

・月間アクティブユーザー数(MAU)は24.5億人となり、市場予想(24.5億人)通りの結果となりました。

・個人情報流出問題や規制当局による調査などの影響が懸念されるなかで、ユーザー数が約3,500万人ほど増加し、広告収入の伸びが堅調だったことなどが好感されたようです。

・経営陣のコメントでは、以下のようなものがありました。
「難しい判断だが、政治広告を禁止するつもりは今のところない」、「(当局など)多くの人からとても注目されているので、大変な年になりそうだ」、「不適切な投稿に対応するためにはAI(人工知能)だけではダメで、人とAIの両方が必要なので、(35,000人に及ぶ)監視を行う人員の削減は考えていない」、「10-12月期やそれ以降については、広告収入の伸びは減速する見込み」、「決済分野は『最も楽しみにしている分野』で、仮想通貨の『Libra(リブラ)』については立ち上げスケジュールについて言えることはないが、以前から言っている通り、立ち上げ前に当局の調査に協力し、全ての懸念を取り除く」、「プライバシーとセキュリティについては大きな投資を行っている」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は234.20ドル(10/31時点)

ベライゾン コミュニケーションズ(VZ) 10/25寄り前発表 当日:-0.35%

【5Gの展開を進める中で、EPSとワイヤレス契約者数が市場予想を上回った】
 売上高:328.9億ドル(予想327.5億ドル) 〇市場予想を上回った
 調整後EPS:1.25ドル(予想1.24ドル) 〇市場予想を上回った

・ワイヤレスサービスの契約者数は+60.1万人となり、市場予想の+53.6万人を上回りました。

・経営陣のコメントでは、以下のようなものがありました。
「7-9月期の決算はとても堅調なものとなった」、「5G戦略にフォーカスしている」、「キャピタルアロケーション(資本配分)については引き続き慎重で、事業への投資、配当の維持、バランスシートのマネージメントが優先度の高い3つの事項だ」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は61.55ドル(10/31時点)

ファイザー(PFE) 10/29寄り前発表 当日:+2.49%

【7-9月期の調整後EPS・売上高が市場予想を上回り、通期業績見通しも引き上げられた】
 売上高:126.8億ドル(予想122.1億ドル) 〇市場予想を上回った
 調整後EPS:0.75ドル(予想0.62ドル) 〇市場予想を上回った

・2019/12期の通期売上高見通しを従来予想の505億〜525億ドルから512億〜522億ドルへと引き上げました(市場予想514.3億ドル)。

・ジェネリック医薬品(後発医薬品)を手がけるマイラン(MYL)に特許切れ医薬品事業を統合させる計画について、一部の投資家の間でやや疑問視されていたようですが、今回の決算発表で不透明感が薄れた模様です。

・疼痛治療薬「リリカ」の特許が6月末に切れたことが全体の売上高を押し下げる要因となりましたが、乳がん治療薬の「イブランス」、血栓塞栓症治療薬「エリキュース」が好調でバイオ医薬品部門の売上高は前年同期比+7%となりました。

・経営陣のコメントでは、以下のようなものがありました。
「2026年に当社のいくつかの製品について、特許が切れることは認識している」、「特許切れの影響を最小限にするための取り組みを行っている」、「パイプライン(新薬候補)の進捗については非常に満足している」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は42.23ドル(10/31時点)

ロイヤル ダッチ シェル ADR B(RDSB) 10/31寄り前発表 当日:-3.88%

【精製部門が好調でEPSは市場予想を上回ったが、今後の見通しは慎重】
 売上高:865.9億ドル(予想875.5億ドル) ×市場予想を下回った
 調整後EPS:0.59ドル(予想0.48ドル) 〇市場予想を上回った

・原油や天然ガスの価格が下落したことが重しとなったものの、精製部門が好調で、調整後EPSが市場予想を上回りました。

・ベン・ファン・ブールデンCEOが今後の景気動向に慎重な見方を示し、債務の削減や自社株買いのペースが減速する可能性に言及したことで、株価は下落しました。

・経営陣のコメントでは、上記のほかに以下のようなものがありました。
「原油に対する需要の増加ペースは鈍化した」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は80.20ドル(10/31時点)

ゼネラル エレクトリック(GE) 10/30寄り前発表 当日:+11.47%

【通期キャッシュフロー見通しが引き上げられ、事業再編への不透明感が薄れた】
 売上高:233.6億ドル(予想287.7億ドル) 〇市場予想を下回った
 調整後EPS:0.15ドル(予想0.12ドル) 〇市場予想を上回った

・GEは主力のインダストリアル事業について、フリーキャッシュフローの見通しを従来予想の-10億〜10億ドルから0〜20億ドルへと引き上げました。

・史上最大規模の証券詐欺「マドフ事件」を指摘していた実績で知られるハリー・マルコポロス氏が、「GEはエンロンやワールドコムよりも大きな不正会計をしている」と指摘して以降の初めての決算発表となりましたが、今回の決算の結果は、そうした指摘を受けて根強く残っていた疑問の声を払拭する可能性があるとの声も、市場関係者の間では出ているようです。

・ボーイング737MAXの運航停止などの影響で、ジェットエンジン事業は軟調となりました。

・経営陣のコメントでは、以下のようなものがありました。
「2019年のコスト削減は『軌道に乗っている』」、「今後複数年にわたる事業再編の『初期段階』にある」

・Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均は10.52ドル(10/31時点)

※Bloombergのデータ、各種報道を基にSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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