決算速報(現地1/29引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):175.00ドル(+4.14%)
●売上高:369.1億ドル(予想357.0億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:1.51ドル(予想1.32ドル)〇市場予想を上回った
クラウドサービスへの需要が引き続き強かったことで、売上高とEPSが市場予想を上回り、株価は時間外取引で上昇しています。
決算発表直前までの、過去1年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地1月29日までの過去1年間、移動平均線は52週)
決算のポイント
●10-12月期のAzureの売上高は+62%と、7-9月期の+59%から成長率が加速するなど堅調な結果となりました。
●クラウドサービスの「Azure(アジュール)」とサーバー関連のソフトウェアで構成される「インテリジェント・クラウド部門」の売上高は118.7億ドルとなり、市場予想の114.3億ドルを上回りました。
●同部門の1-3月期の売上高見通しは118.5億ドル〜120.5億ドルとなり、市場予想の115.7億ドルを上回りました。
●主に「オフィス」関連のソフトウェアが占める「プロダクティビティ・アンド・ビジネス・プロセス部門」の売上高は118.3億ドルとなり、市場予想の114.3億ドルを上回りました。
●「Windows」やノートPCの「Microsoft Surface(サーフェイス)」、ゲーム関連が含まれる「モア・パーソナル・コンピューティング部門」の売上高は132.1億ドルとなり、市場予想の129.1億ドルを上回りました。
経営陣の主なコメント
●当社はあらゆる面でイノベーションを進めている。
●10-12月期の堅調な業績はクラウドによる押上げ効果が大きかった。
●1-3月期については設備投資を増やす予定。
●「Azure(アジュール)」の粗利益率は「想定通り」となっている。
決算を受けたマーケットの反応
マーケットは引き続き同社のクラウドサービスへの需要が堅調なことを好感し、時間外取引で株価は上昇しているようです。
10-12月期の「Azure(アジュール)」の売上高の伸びが7-9月期よりも伸びているということはとても前向きな数字だと考えられます。これがマイクロソフトだけの現象なのかはまだわかりませんが、やはりクラウドサービスへの需要は引き続き強いようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:178.74ドル(1/29時点)