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決算速報（現地11/17引け後発表）
●決算発表後の時間外取引（日本時間10:00時点）：46.10ドル（-1.05%）
●売上高：45.3億人民元（予想43.8億人民元）〇市場予想を上回った
●調整後EPS：-0.82人民元（予想-1.22人民元）〇市場予想よりも良い結果
●10-12月期売上高見通し：62.6億〜64.4億人民元（予想54.2億人民元）〇市場予想を上回った
7-9月期の業績や10-12月期の売上高見通しなども市場予想を上回りましたが、市場の「実際の高い期待値」には届かなかったようで、時間外取引で売りに押されました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所：トムソン・ロイター（現地11/17までの過去半年間、移動平均線は200日）
決算のポイント
●7-9月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回ったほか、10-12月期の売上高見通しは市場予想を大きく上回りました。
●7-9月期の納車台数は12,206台となりました。
●10-12月期の納車台数は16,500〜17,000台になる見通しとしています。
●10月の「ES8」、「ES6」、「EC6」の納車台数は合計5,055台となり、前年同期比100.1%増になったとしています。
経営陣の主なコメント
●需要の高まりや当社の競争力のある製品を背景に、今後生産能力を「次のレベル」へと押し上げるつもりだ。
●納車台数の増加と平均販売価格（ASP）の高まり、コスト削減により当社EV（電気自動車）の粗利益率は上昇した。
決算を受けたマーケットの反応
株価が年初来で10倍以上に上昇していたこともあり、7-9月期の売上高や調整後EPSなどは市場予想を上回ったものの、「桁外れ」の業績が示されなかったことで株価は売りに押されました。
もっとも、株価は年初来や先月末比でみると時間外取引の下落を加味しても大きく上昇しており、マーケット関係者からは「先月末からの上昇を考えると、この程度の下落で済んだことはむしろポジティブ」といったコメントもありました。中長期的な目線でみると、今回の決算発表を受けた時間外取引の下落はそれほど懸念する必要もないのかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：26.09ドル（11/17時点）
