決算速報(現地3/11引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):216.50ドル(-3.87%)
●売上高:4.31億ドル(予想4.07億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.37ドル(予想0.22ドル)〇市場予想を上回った
●2-4月期売上高見通し:4.32億〜4.36億ドル(予想4.19億ドル)〇市場予想を上回った
●2022/1期通期売上高見通し:19.6億〜19.7億ドル(予想18.8億ドル)〇市場予想を上回った
11-1月期の業績や今後の業績見通しは「市場予想」を上回ったものの、市場の「実際の期待値」を下回ってしまったようで、株価は時間外取引で売りに押されました。
決算発表直前までの、過去半年間のチャート
※出所:トムソン・ロイター(現地3/11までの過去半年間、移動平均線は200日)
決算のポイント
●11-1月期の売上高、調整後EPSが共に市場予想を上回りました。
●2-4月期と2022/1期通期の売上高見通しが市場予想を上回りました。
●2022/1期の売上高成長率は2021/1期から減速する見通しです。
経営陣の主なコメント
●2021/1期は当社にとって「マイルストーン」となるものだった。
●当社のビジネスは50%近く成長し、売上高は15億ドル近くまで上昇したが、こうした結果は契約分野で続いているDX(デジタルトランスフォーメーション)のトレンドが加速していることを反映しているものだと考えている。
決算を受けたマーケットの反応
通常取引時間は株価が+5.90%となるなど堅調だったものの、決算発表後は時間外取引で売りに押されました。
マーケットは「在宅勤務関連銘柄」に対して今回の決算発表シーズンで特に厳しい見方をしているようですが、一部報道では「2022/1期の売上高成長率が2021/1期から減速する見通しであることが重しとなっている」とのコメントがあり、11-1月期の業績や2022/1期の業績見通しは「市場予想」を上回ったものの、市場の「実際の期待値」には届かなかったようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:281.64ドル(3/11時点)