決算速報(現地6/1引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):334.40ドル(+2.04%)
●売上高:9.56億ドル(予想9.10億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:1.32ドル(予想0.99ドル)〇市場予想を上回った
●5-7月期売上高見通し:9.850億〜9.900億ドル(予想9.42億ドル)〇市場予想を上回った
●5-7月期調整後EPS見通し:1.14〜1.15ドル(予想0.94ドル)〇市場予想を上回った
●2022/1期通期売上高見通し:従来予想の37.6億〜37.8億ドルから39.8億〜39.9億ドルへと引き上げた(予想38.2億ドル)〇市場予想を上回った
●2022/1期通期調整後EPS見通し:従来予想の3.59〜3.65ドルから4.56〜4.61ドルへと引き上げた(予想3.77ドル)〇市場予想を上回った
2-4月期の業績や、今後の業績見通しが市場予想を上回ったことで株価は時間外取引で上昇しました。
引け後の時間外取引のチャート
※出所:BloombergのデータよりSBI証券作成
決算のポイント
●2-4月期の売上高と調整後EPSが共に市場予想を上回りました。
●新型コロナワクチンの接種が進み経済活動が再開するなかで、今後の業績見通しが市場予想を上回りました。
●10人以上の雇用者を持つ顧客数は497,000(予想:485,280)となりました。
●過去12ヵ月間で10万ドル以上ズームのサービスに代金を支払った顧客数は1,999(予想:1,790)となりました。
経営陣の主なコメント
●2022/1期をとても力強くスタートすることができ、そうした結果を踏まえ、通期の業績見通しを上方修正することができた。
●売上高は前年同期比で+191%となったが、それだけなく、それには収益性とキャッシュフローが伴っている。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後は売られる場面もありましたが、その後は反発し、引け後の時間外取引では2%程上昇して引けました。
当初は瞬間的に5%を超える下落率となる場面もあり、おそらく何かの項目が一部市場関係者の期待値に届かなかったためと思われますが、その後は徐々に今後の業績見通しが市場予想を上回ったことなどが評価され、買いが優勢となったようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:420.1ドル(6/1時点)