決算速報(現地8/18引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):194.80ドル(+2.31%)
●売上高:65.1億ドル(予想63.3億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:1.04ドル(予想1.01ドル)〇市場予想を上回った
●データセンター向け売上高:23.7億ドル(予想22.8億ドル)〇市場予想を上回った
●ゲーム向け売上高:30.6億ドル(予想29.6億ドル)〇市場予想を上回った
●8-10月期売上高見通し:68.0億ドル±2%(予想65.4億ドル)〇市場予想を上回った
5-7月期の業績や8-10月期の売上高見通しが市場予想を上回ったことで、株価は時間外取引で上昇しました。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●5-7月期の業績や8-10月期の売上高見通しが市場予想を上回りました。
●データセンター向け売上高は前年同期比+35%、ゲーム向け売上高は同+85%となり、揃って市場予想を上回りました。
●英半導体設計大手Arm(アーム)の買収については「当初の想定より時間がかかっているものの、買収完了に自信をもっている」とのコメントがありました。
経営陣の主なコメント
●問題は需要が供給を上回っていることだ。
●来年の大半についても供給不足が続くだろう。
●良いニュースとしては、当社の成長目標を達成するだけの分については、既に供給を確保していることだ。
●Armのライセンス利用者の一部が懸念を示し、さらには規制当局との協議は当初の想定よりも時間がかかっているものの、最終的にはこの買収計画がArmやライセンス利用者、業界全体に対して恩恵をもたらすものであると当局が判断することに自信を持っている。
●マイニング用に設計された専用商品(CMP、cryptomining processors)の売上高はわずかなものになるだろう。
●ゲーム向けは今四半期も成長するだろう。
●「RTX」シリーズの需要はなかなか驚くべきものがある。
●8-10月期はデータセンター向けの需要が加速することで、引き続き堅調な四半期となるだろう。
●オープンβ以来、既に5万人以上のクリエイターがNVIDIA Omniverse(仮想コラボレーションと物理的に正確なリアルタイム シミュレーションのためのオープンプラットフォーム)をダウンロードしている。
決算を受けたマーケットの反応
株価は時間外取引で下落する場面もありましたが間もなく切り返し、結局、2%を超える上昇で時間外取引を終えました。
Armの買収完了に当初想定していたよりも時間がかかっているということについてはあまり材料視はされていない印象です。マーケットは5-7月期の業績や8-10月期の売上高見通しが市場予想を上回ったことについて、より注目しているようです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:204.87ドル(8/18時点)