決算速報(現地8/31引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):268.10ドル(-4.59%)
●売上高:3.38億ドル(予想3.23億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:0.11ドル(予想0.08ドル)〇市場予想を上回った
●8-10月期売上高見通し:
●8-10月期調整後EPS見通し:0.08〜0.10ドル(予想0.09ドル)△中央値は市場予想通り
●2022/1期通期売上高見通し:従来予想の
●2022/1期通期調整後EPS見通し:従来予想の0.35〜0.41ドルから0.43〜
5-7月期の業績や今後の業績見通しは概ね市場予想を上回ったものの、市場の「実際の期待値」には届かなかったようです。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●5-7月期の売上高と調整後EPSが市場予想を上回りました。
●2022/1期通期売上高見通しと調整後EPS見通しが上方修正され、市場予想を上回りました。
●年間経常収益(ARR)は前年同期比+70%の13.4億ドルとなり、 うち5-7月期に追加された新規ARRは1.51億ドルとなりました。
●サブスクリプション顧客数の合計は前年同期比+81%の13,080となり、うち5-7月期に追加された新規サブスクリプション顧客数は1,660となりました。
経営陣の主なコメント
●四半期の間に追加された新規ARRと新規サブスクリプション顧客数は過去最高となった。
●当社のプラットフォーム戦略が成功していることと、ブランドのリーダーシップが向上したことで多くの顧客を惹きつけることができた。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後から売りが優勢となり、5%近い下落となりました。
マーケット関係者の間からも「なぜ時間外取引で下落しているのか不思議だ」といったコメントが一部で出ていましたが、前日に決算発表を行ったズーム ビデオ コミュニケーションズ(ZM)が「市場予想」を上回る決算を発表しながら下落したように、アナリストの予想をBloombergなどが集計し算出している「市場予想」を上回るような数字が出てくることをマーケットは期待していたのかもしれません。もっとも、決算内容自体は堅調な内容と言えそうですので、売りが一巡した後は再度上昇トレンドに戻る可能性もありそうです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:288.64ドル(8/31時点)