決算速報(現地3/1引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):25.00ドル(+0.60%)
●売上高:1.62億ドル(予想1.56億ドル)〇市場予想を上回った
●調整後EPS:-0.33ドル(予想-0.12ドル)×市場予想を下回った
●2022/12期通期売上高見通し:従来予想の9億〜9.25億ドルを据え置いた(予想9.13億ドル)市場予想とほぼ一致
10-12月売上高が市場予想を上回り、21年度通期では過去最高を更新した事は安心材料でした。しかし利益面では赤字が継続しており、市場が注視するコスト面では不安を払拭出来なかったようです。
引け後の時間外取引のチャート
決算のポイント
●2021/12期の売上高は5.02億ドルで過去最高となった
●フューエル・ビジネスは2023年に損益分岐点に到達しよう
●フューエル・ビジネスは2024年にフリーキャッシュフローを生み出そう
●複数のパートナーシップや戦略的買収を実施、世界でもユニークなグローバル・グリーン・エコシステム・ソリューション・プロバイダーの企業としての地位を確立させよう
●22年度の売上高予想は9.00〜9.25億ドルで据え置き
●25年度には30億ドルに達し、営業利益は17%を見込む
●北米にグリーン水素次世代ネットワークを構築中
●SK(韓国)アクシオナ(スペイン)およびルノー(フランス)との合弁企業を運営
経営陣の主なコメント
●ウクライナ侵攻は民主主義陣営のエネルギー政策の転換を推し進めよう
●マーシュCEOは3月中旬オープンのHYVIA(仏ルノーとの合弁企業)フランス工場を訪問予定
●HYVIAは22年中に250台の車両を出荷予定
決算を受けたマーケットの反応
●引け後の取引では‐7〜+6%と振れ幅の大きな展開でした。合弁企業など事業は順調な様子で売上高は拡大しておりますが、コスト面での不安や収益面での改善見通しは23年以降という点は失望を招いたようです。
ウクライナ問題やバイデン政権の政策などがストーリー・ストックとしての需給のカギとなりそうです。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:43.33ドル(3/1時点)