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今話題の「ESG投資」ができる海外ETFはコレ!?

2017/10/20
投資調査部 榮 聡

今回は、今話題のESG投資−環境(Environment)、社会(Social)、統治(Governance)への取り組みを評価して行う投資− ができる海外ETFを中心にご紹介いたします。

図表1:ESG投資とクリーンエネルギーのETF(上場投資信託)

取引 チャート コード 銘柄
買付 チャート SUSA iシェアーズ MSCI 米国 ESG セレクト ETF
買付 チャート ICLN iシェアーズ グローバル・クリーンエネルギー ETF

※SBI証券が作成

10/18(水)の日本経済新聞の1面トップ記事は、「ESG投資 市場の3割に」でした。

それによると、「世界の株式市場で財務数字に表れない企業の「見えない価値」に着目して投資先を選ぶ動きが広がっている。新しいモノサシの代表格が環境(Environment)、社会(Social)、統治(Governance)への取り組みを評価する「ESG投資」だ。投資残高は約23兆ドル(約2,600兆円)と世界の運用資産の3割に迫り、日本でも公的年金を中心に取り入れる動きが相次ぐ。」としています。

「運用資産の3割」というのは、想像していた以上に広がっている、との印象を筆者は持ちました。そこで今回は、当社で取り扱う海外ETFより、「iシェアーズ MSCI 米国 ESG セレクト ETF」をご紹介いたします。

同ETFはMSCIの「米国ESGセレクト・ソーシャル指数」への連動を目指すもので、同指数の銘柄選択はMSCI社が定める選択基準に基づいてアナリストによって数値化され、決定されます。

具体的には、産業によってESG投資の評価に重要と考えられる「キーイシュー」が6〜10個選定され(図表2)、これに対する各企業の取り組みがMSCIのアナリストによって評価されます。キーイシューのスコアは、ウェイト付けされて加重平均されます。「加重平均キーイシュー・スコア」は最終的に産業ごとに標準化され、これを元に「ESG格付」が決定されます。

このような選択過程を経て選ばれた、上位組入れ銘柄が図表3です。各産業(業種)の中で「ESG格付」が相対的に高い銘柄ということになります。組入れトップのマイクロソフトは、同社ホームページの企業概要に「Corporate Social Responsibility」という専門セクションを設けて、同社の取り組みに対する理解を図っており、この分野への意識の高さが窺えます。

同ETFの値動きをS&P500指数と比較すると、ほぼS&P500指数に連動しており、差異は小さなものにとどまっています(図表4)。

ただ、S&P500指数とパフォーマンスが変わらないというのは、年間0.5%の経費がカバーされているということですので、「ESG投資」には市場平均を上回るリターンを稼得する力があったと言えるでしょう。

また、ESGのスコアが高いことは、様々な方面でリスクが低い企業だと考えられます。リスクが低い銘柄で、市場平均並みのリターンがあがっていることにも意味があると言えるでしょう。

純資産額は635百万ドル(約700億円)で、さほど大きなETFではありませんが、15年からの推移を見ると着実に積み上がっている印象です。資産運用コミュニティでの採用が広がると、今後は意味のある差異が出てくる可能性もあるとみられ、注目できるでしょう。

また、ESG投資の重要テーマの一つである、クリーンエネルギーの関連企業に分散投資できるETFも当社では取り扱っています。併せてご検討してみてはいかがでしょうか。

図表2:MSCI社のESG投資の評価基準

3つの柱

10のテーマ

キーイシュー

環境(Environment)

気候変動

二酸化炭素排出、製品カーボンフットプリントなど

天然資源

水資源枯渇、責任ある原材料調達、生物多様性と土地利用など

廃棄物管理

有害物質と廃棄物管理、包装材廃棄物、家電廃棄物など

環境市場機会

クリーンテクノロジー、グリーンビルディング、再生可能エネルギーなど

社会(Social)

人的資源

労働マネジメント、労働安全衛生、サプライチェーンと労働管理など

製品サービスの安全

製品安全・品質、安全な金融商品、プライバシー&データセキュリティなど

ステイクホルダーマネジメント

紛争メタル

社会市場機会

情報へのアクセス、金融へのアクセス、ヘルスケアへのアクセスなど

統治(Governance)

コーポレートガバナンス

取締役会構成、報酬、オーナーシップと支配など

企業行動

企業倫理、公正な競争、汚職と政治不安など

注:キーイシューは抜粋です。
※MSCI社の資料をもとにSBI証券が作成

図表3:「iシェアーズ MSCI 米国 ESG セレクト ETF」の組入れ銘柄

銘柄(コード)

業種

組入れ比率(%)

マイクロソフト(MSFT)

情報技術

5.14

スリーエム(MMM)

資本財・サービス

4.76

アップル(AAPL)

情報技術

3.77

アクセンチュア A(ACN)

情報技術

3.75

エコラブ(ECL)

素材

3.60

ロックウェル コリンズ(COL)

資本財・サービス

2.62

ブラックロック A(BLK)

金融

2.44

アルファベット A(GOOGL)

情報技術

2.41

カミンズ(CMI)

資本財・サービス

2.33

ヘンリー シャイン(HSIC)

ヘルスケア

2.16

注:2017/10/17時点です。
※ブラックロック社資料をもとにSBI証券が作成

図表4:「iシェアーズ MSCI 米国 ESG セレクト ETF」の値動き

※BloombergデータをもとにSBI証券が作成

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

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