2019/10/1
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」9月30日号より抜粋
先行きの株価には楽観視
■ 9月の株式市場は日本が米国を凌ぐ
9月の世界株式市場は総じて堅調、本邦は久々に米国より好調でした。その日本では10月より消費税が引き上げの予定です。市場関係者の間では、消費減速を打ち返す財政出動期待が株価下支え、との見方が支配的な様です。
■ トランプ政権、景気後退という2つの懸念
一方米国では今、2つの懸念に支配され市場には膠着感が漂います。まずはトランプ政権への懸念、対中通商協議に加え弾劾調査も加わりました。そして景気後退懸念、9月の消費者信頼感は軟化、消費の視界を曇らせています。
米FRB(連邦準備理事会)は追加金融緩和をちらつかせるも市場は冷ややかです。(利下げで)景気下支えはできても、(懸念払拭には)量的金融緩和策の再開等の大なたが必要と言っているかの様です。やはり、最大の懸案である米中通商協議に光明が差す事が必要でしょう。
■ 11月APECでの米中首脳会談に期待
ではその光明はいつ差すか?注目は、11月APEC(アジア太平洋経済協力会議:16-17日)首脳会議です。来年11月の米大統領選に向け民主党候補ら(来夏一本化)に支持率で劣勢に立つトランプ大統領、対中外交での自責点を避けるため、中国とは早めに「手打ち」したいでしょう。米中首脳が会談を開催と発表されれば、投資家には少し早いクリスマスギフトになるとみています。(徳岡)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
9/30(月) |
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10/1(火) |
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10/2(水) |
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10/3(木) |
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10/4(金) |
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注)(日)日本、(米)米国、(欧)ユーロ圏、(独)ドイツ、(豪)オーストラリア、(中)中国、を指します。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EMは現地通貨、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2019年9月20日対比。
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2019年9月27日時点。
出所)Bloombergより当社経済調査室作成
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