2020/3/17
提供:三菱UFJ国際投信
「投資環境ウィークリー」3月16日号より抜粋
新型ウイルスの世界的流行に終息の兆しは?
■ 新型ウイルス感染の拡大に怯える株式市場
新型コロナ・ウイルスの世界的流行(パンデミック)を受け市場の不安心理が台頭、世界的な株安に歯止めがかかりません。ひとまず国内感染拡大の動きが一巡し、株価底打ちの兆しを見せた中国でも週末に株価が急落するなど、落ち着きどころが読めない状況が続いています。
■ 欧米感染者数鈍化が株価反転攻勢の第一歩か
米欧で相次ぐ利下げや緊急経済対策発表を受け、株価は時折反発の兆しを見せるも定着できずにいます。同ウイルスによる世界経済成長への影響を計りかねるなか、株価底固めにはまず中国同様、米欧でも感染拡大ペースが鈍るなど目に見える動きが必要と考えます(上図)。
■ 米国は大丈夫か?3月指標悪化リスクに注意
今後は主要国の景気指標悪化を悪材料視する展開も想定されます。中国では1-3月期の景気失速が濃厚、その流れが先進国にも及ぶ公算は高いとみます。特に、2月に予想以上の強さを見せた米国の景気指標が、3月に一転悪化となれば、株価反発が遅れる懸念もあります。(瀧澤)
今週の主要経済指標と政治スケジュール
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3/17(火) |
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3/20(金) |
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注)(日)日本、(米)米国、(独)ドイツ、
(豪)オーストラリア、(中)中国、
(伯)ブラジル、(他)その他、を指します。
日程および内容は変更される可能性があります。
出所) 各種情報、Bloombergより当社経済調査室作成
注)MSCI WORLD、MSCI EM、S&P先進国REIT指数は米ドルベース。
原油は1バレル当たり、金は1オンス当たりの価格。
騰落幅、騰落率ともに2020年3月6日対比。
出所) MSCI、Bloombergより当社経済調査室作成
注)上記3図の直近値は2020年3月13日時点。
出所)Bloombergより当社経済調査室作成
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