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豪州政策金利
発表時間 |
2/4(火)12:30(日本時間) |
事前予想 |
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前回結果 |
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発表予定 |
2/4(火)12:30(日本時間) |
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2/4(火)12:30(日本時間) |
事前予想 |
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2014/1/30
提供:SBIリクイディティ・マーケット社
2/4(火)12:30(日本時間)予定 豪 金融政策発表 事前予想は?
前回12月3日のオーストラリア準備銀行(RBA)理事会は、市場予想通り政策金利の据え置きを決定しました。声明文は、概ね11月理事会の時と同じ内容となっており、RBAの方針にも変化は見られず金融政策は中立姿勢を維持しています。前々回から引き続いて豪ドルについて「依然として不快なほど高い」と指摘しており、豪ドル高に対する警戒感を露わにしています。12月17日に公表された議事要旨にも「バランスの取れた成長を達成するには更なる豪ドル安が必要とされる」と記しています。前回、前々回と続けて豪ドルが高過ぎることへの強い不快感が示されたのは、昨年5月の利下げ以降、8月に至る間の豪ドルの下落があまりにも順調だったことで当局の手綱が緩み、夏以降に豪ドルが反騰する隙を与えたことが教訓になっていると思われます。これが12月の理事会前の1ヶ月間の豪ドルにある程度の下落があったことを認めながらも、豪ドルが依然として不快なほど高いとの見解に繋がった背景のようです。
さて前回から2ヶ月経過して迎える2月4日の理事会ですが、過去2回の理事会からは豪州経済や周辺経済にも変化が見られ、前回、前々回の声明からは変化が見られそうです。1月23日に発表された中国のHSBC製造業PMIが50を割り込む発表があって以降、中国経済の先行き不安とともに新興国・資源国市場に懸念が広がっています。また豪州国内では、1月22日に発表された第4・四半期の消費者物価指数が市場予想を大きく上回り、前年比2.7%上昇する結果を見せました。豪ドルの下落と低金利が、輸出側の交易改善に寄与、国内住宅関連セクターにも貢献しているのは明白なのですが、一方で消費者物価指数の大幅な伸びにも見られるように、基調インフレ率がRBAの想定よりも高めになってきていることは懸念しているはずです。これらの点から、2014年のいずれかの時期での利下げの可能性は残ると思われますが、今回の会合では政策金利が据え置かれることになりそうです。問題は、昨年の12月12日の11月の豪雇用統計発表後に雇用者数の増加を背景に豪ドルが0.90米ドル台へ上昇した際に、スティーブンスRBA総裁がすかさず豪ドルの適正水準は0.85ドルだと発言したものの、足元で再び懸念されている新興国・資源国市場の先行きや中国経済にも不透明感がある中で、さらなる口先介入を続けるかどうかについては意見が分かれるところです。1月24日のリドアウトRBA理事による「豪ドルの適正水準は0.80ドル」との発言への対応も気になります。会合での豪ドルの水準に対する反応が、今後の豪ドルの方向感を示すと同時に金融政策自体の行方にも影響を与えることになりそうです。
「豪 金融政策発表」とは
豪 金融政策発表とは、中央銀行であるRBA(オーストラリア準備銀行)が、原則として毎月第1火曜日に「金融政策委員会」を実施し、そのときの経済状況から、政策金利をはじめとする「金融政策」を決定し、発表することです。大きな変更があった場合には、マーケットに与える影響が大きいので注目されています。
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