米9月雇用統計 (非農業部門雇用者数前月比/失業率 等) |
発表時間 |
10/7(金)21:30(日本時間)
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前回値 |
+15.1万人 / 4.9% |
事前予想 |
+17.0万人 / 4.9% |
9月FOMCでは現状維持を決めたことに加え、年内利上げを巡りFRB内部の見解は全体的にハト派で、穏やかな利上げペースも今後の経済データ次第との結果でした・・・
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前回発表時(9/2)の米ドル/円の動きをチャートで振り返る
米ドル/円
- ※出所:FX総合分析チャート
過去2ヵ月間、雇用統計の結果は予想を下回ったものの、ドル円は就業者数の3ヵ月平均の20万人超を確認したことから年内利上げに前向きな反応を示し、10年債利回りは1.6%へ上昇、ドル円は102円80銭を下値に104円32銭まで反発しました。
前回 8月非農業部門雇用統計のまとめ
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7月値修正 |
8月予想値 |
8月結果 |
---|---|---|---|
非農業部門雇用者数 |
25.5万人⇒27.5万人 |
18.0万人 |
15.1万人 |
失業率 |
4.9% |
4.8% |
4.9% |
米時間給賃金 前月比 |
0.3% |
0.2% |
0.1% |
※出所:SBIリクイディティ・マーケット提供
前回の8月雇用統計のポイントは次の5点でした。
(1)就業者数(非農業部門)が予想を下回るものの、3ヵ月平均は23万人超
(2)時間給賃金も前月の+0.1%(前日比)へ低下
(3)総労働時間も減少し、総労働所得は前月比-0.1%と6ヵ月ぶり減少
(4)9月FOMCでの利上げ観測が後退したが、年内利上げには合格点
(5)米10年債利回りは1.54%から1.60%台を回復、NY株式市場も3指数そろって上昇
雇用統計直前予想レポート
今回の市場予想と3つの注目ポイント
|
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月市場予想 |
---|---|---|---|---|---|---|
非農業部門雇用者数(万人) |
14.4 |
2.4 |
27.1 |
27.5 |
15.1 |
17.0万人 |
失業率(%) |
5.0 |
4.7 |
4.9 |
4.9 |
4.9 |
4.90% |
米時間給賃金 前月比(%) |
0.4 |
0.2 |
0.1 |
0.3 |
0.1 |
0.30% |
※出所:SBIリクイディティ・マーケット提供
今回の9月雇用統計の注目ポイントは次の3点になります。
(1)就業者数(非農業部門)の3ヵ月平均が20万人超となるか (結果が17.4万人超となる必要がある)
(2)年内利上げ観測を後押しする結果となるか
(3)8/23以来のドル円の100円割れ回避を継続できるか
米年内利上げ観測やドル円100円割れを巡る今回9月雇用統計の位置付け
9月雇用統計前の米国注目指標
|
前月(期) |
予想値 |
結果 |
---|---|---|---|
9月ISM製造業景況指数 |
49.4 |
50.3 |
51.5 |
ADP雇用統計 (就業者数) |
17.7 万人 |
17.0 万人 |
10/5(水) 21:15頃発表 |
9月ISM非製造業景況指数 (雇用指数) |
50.7 |
- |
10/5(水) 23:00頃発表 |
9月企業人員削減数 (前年比) |
-21.8% |
- |
10/6(木) 20:30頃発表 |
※出所:SBIリクイディティ・マーケット提供
9月FOMCでは現状維持を決めたことに加え、年内利上げを巡りFRB内部の見解は全体的にハト派で、穏やかな利上げペースも今後の経済データ次第との結果でした。
10/3(月)に発表された9月ISM製造業景況指数では予想を上回る51.5と、前月の49.4から改善したほか、今年に入り上位4番目の値となったことで8月の49.4の減速が一時的だったことが確認できました。
また、経済データもさることながら11/8(火)の大統領選挙を控え、民主・共和両候補が依然として決定打を欠いている状況なだけ10/9(日)、10/19(水)に予定されているTV討論の行方についても見守る必要がありそうです。