【イエレン議長の議会証言に上下に反応】
15日の為替市場は、注目のイエレン議長の議会証言を受けた直後に米ドルが下落。しかし早期の利上げの可能性も匂わせたことで一転反転上昇。証言直後の短時間にこの日の安値と高値を付けた。議会証言自体は、概ねハト派寄りの内容と受け止められて米ドル売りと金利低下反応を見せたが、質疑応答で経済指標の内容次第で早期利上げの可能性があることを示唆したために米ドルが買戻された。
(図1:米ドル/円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
米10年債利回りも米ドル/円と同様に議会証言が始まって直ぐの反応は下げ、その後、反発上昇となる展開。
(図2:米10年債利回り 日足)
(出所:ブルームバーグ)
【英ポンド、6年ぶりの高値へ】
予想を上回る6月のCPI結果からポンドが急上昇。対ドルで6年ぶりの高値更新となった。
(図3:ポンド/米ドル 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
月初に上値を更新していたポンド/米ドルは、その後上値が重くなっていたが、15日再度急上昇となった。
(図4:ポンド/米ドル 30分足)
(出所:ブルームバーグ)
日足チャートは、高値圏でのもみ合いの中、上ひげをつけて値を戻している形状を示している。今週中に再び上昇がなければ下落リスクが高そうだ。
(図5:ポンド/米ドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)