【豪ドル円が再び96円台の上値圏に接近】
ボラティリティの低下が続く為替市場では、多くの通貨ペアがレンジ相場を形成中。4月以降の豪ドル円も、年初から数円ほど上昇した価格帯での取引が続いている。このレンジ相場を詳細に見直すと、5月に一度93円割れ寸前にまで下落したレベルから下値が切り上がり、逆ヘッド&ショルダーのフォーメーションを形成中。
(図1:豪ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
レンジ上値圏は96.50。ここを上抜ければ、更なる上昇も予想される。
(図2:豪ドル円 2時間足)
(出所:ブルームバーグ)
過去1年間の豪ドル円は、レンジを形成しては下値を切り上げる上昇パターンを繰り返しており、今回もこの後の展開が注目される。
(図3:豪ドル円 日足)
(出所:ブルームバーグ)
オーストラリア最大の貿易相手国の中国の株価指数である上海総合指数は、週明け28日には先週末比+2.4%の大幅高となった。豪ドル買いの材料となった。
(図4:中国上海総合指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
また、豪ドル円を取引する上で把握しておく必要があるのが株価指数の変化。特に米国時間は、米国株価指数との相関性が高く、豪ドル円の取引には必ず検討したい。
(図5:ミニS&P指数物・・・白、豪ドル円・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)