【欧米市場では104円が天井となった円相場】
ドル円相場は、104円を挟んだレンジ相場が続いているが、欧州時間に入ってからのドル売りで上値の104円が重くなってしまった。
(図1:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
先週のイエレンFRB議長の講演以降に、104円台に乗せたドル円相場は、ここまで更なる上昇とはならず、徐々に上値が切り下がる展開。
(図2:ドル円 10分足)
(出所:ブルームバーグ)
先週以降のドル円、米株価指数、米金利の動向をチェックすると、ドル円と米株価指数は、上昇後もその水準を維持しているが、米金利は低下傾向にある。ドル円にとっての売りの材料として意識される。
(図3:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
27日の外国為替市場で目立った動きを見せたのは、ユーロドル相場。欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測の高まりで売られていたが、昨日になって来週の理事会で緩和に動くことはないだろうとの報道もあって買戻しが入った。
(図4:ユーロドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
当然、ユーロ円も上昇、136円台から137円台へと上昇。
(図5:ユーロ円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
このユーロ円の反発を受けてドル円にも買戻しが入り、この日の安値レベルから値を戻した。
(図6:ドル円・・・白、ユーロ円・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)