【ユーロ売りに連動するようにドル円は再び109円台に】
9月に入ってからのドル急騰の反動から修正局面突入かと思われた円相場は、昨日のユーロの対ドル下落に影響された部分もあって再び円売りとなった。あっさり109円台まで上昇したが、このまま先週末止められた109.50を上抜ければ上昇に弾みもつきそう。
(図1:ドル円 10分足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルは、1.2800ドルの大台を下回り、14ヵ月ぶりの安値に下落。ドイツのIFO景況感指数が予想を下回る結果となり、ECBの更なる景気刺激対策への期待も高まり、ユーロは売られやすくなった。
(図2:ユーロドル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロドルは先週末から上値を切り下げるチャート形状から、さらに下値を狙う気配だったが、サポートラインを下抜きストップを巻き込みながらの急落となった。
(図3:ユーロドル 10分足)
(出所:ブルームバーグ)
ドルは最初に対ユーロでの上昇を見せ、遅れて対円での買いがスタートしていることが確認できる。
(図4:ドル円・・・白、ドルユーロ・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
また、この日のユーロ相場で要チェックなのが、欧州金利。欧州金利はユーロドルに先行して早い時間から低下。独10年債利回りは再び1%割れまで低下する局面もあった。24日は欧州金利⇒ユーロドル⇒ドル円の順で変動する展開となった。
(図5:独10年債利回り・・・白、ユーロドル・・・オレンジ、西10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)