【米FOMC前の様子見相場】
2012年9月に開始されたQE3の終了が予想される今回のFOMCは、29日夜に結果の発表があるが、この注目イベントを前にして市場は明確な方向性を打ち出しづらくなっている。寄り付きこそ108円台だった円相場だが、その後は終日107円後半で推移する展開となる。
(図1:ドル円・・・白、ミニS&P指数先物・・・オレンジ、米10年債利回り・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)
金融市場27日のトピックスとして注目されたのはブラジル大統領選挙。現職のルセフ大統領の再選にブラジル売りの反応。ブラジルレアルは対ドルで9年ぶりの安値レベルに下落。ブラジル株価指数も前営業日比で-2.8%下落。
(図2:米ドルブラジルレアル 日足)
(出所:ブルームバーグ)
このブラジルレアルと非常に相関が高い通貨なのが豪ドル。図3は対米ドルでのブラジルレアルと豪ドルの動きを重ねたチャート。27日のブラジルレアルの下落が方向観の薄れた豪ドル米ドル相場の新しい指針となるか注目。
(図3:ブラジルレアル米ドル・・・白、豪ドル米ドル・・・黄)
(出所:ブルームバーグ)