【2期連続のマイナス成長で円高】
17日に発表された日本の7-9月期GDP速報値は、-1.6%のネガティブサプライズ。これで日本経済は一般的な定義では景気後退局面入りとなる。
(図1:日本実質GDP推移)
(出所:ブルームバーグ)
GDP発表を受けたドル円相場の反応は円買い。発表直後こそ一時的にドル買いとなる場面もあったが、その後は東京市場の午前中はじりじり円買いとなった。
(図2:ドル円 1分足)
(出所:ブルームバーグ)
GDP発表後のドル円相場下落要因は日経平均の大幅下落。株式市場は寄付後、弱いGDPに反応して売り反応。終値では500円を超える下落幅で17,000円台を割り込んだ。この株売りにつれてドル円も下落となった。
(図3:ドル円・・・白、日経225先物・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)
欧州市場に入ってからは、株価指数の回復とともにドル円相場にも買いが入り、値を戻す展開となる。18日の東京市場の株式市場ではギャップを開けて寄り付く可能性が高い。株寄付時の為替市場の反応には備えたい。
(図4:ドル円・・・白、日経225先物・・・オレンジ)
(出所:ブルームバーグ)