【日本政府債務格付けの引き下げでドル円下落も、他通貨との相関は維持】
先週27日の感謝祭以降、ドル円の上昇が持続している。
一方で、米国10年債利回りは下落。相関を見せる時間帯が多いドル円と米国10年債利回りの間にギャップが見られ始めた。
(図1 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
ドルインデックスとの比較でも、ドルの対円、ユーロの値動きに相関が見て取れる。
(図2 白・・・ドル円、オレンジ・・・ドルユーロ、黄・・・ドルインデックス)
(出所:ブルームバーグ)
米国10年債利回り、S&P、ドル円との間の相関は失われている。
特筆すべき点として、米国10年債利回りの急激な上昇が挙げられる。
(図3 白・・・ドル円、黄・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P)
(出所:ブルームバーグ)
原油は、昨日64ドル/バレルを割る場面もあったが、そのレベルからは反発した。
(図4 原油(ドル建て)/5分足)
(出所:ブルームバーグ)
金や資源国通貨(豪ドル)には、相関が確認できる。
(図5 白・・・原油(ドル建て)、黄・・・豪ドル米ドル、オレンジ・・・金(ドル建て))
(出所:ブルームバーグ)
2014年通年の金価格推移を見ても、昨日の反発の大きさがわかる。
(図6 金(ドル建て)/日足)
(出所:ブルームバーグ)