【FOMCを目前に控えドル円はレンジ内の動きに終始、ユーロはポジション調整と見られる買戻しも、狭いレンジに収束】
米住宅着工件数の昨年1月以来となる低水準結果を受け、ドル円は一時121円11銭まで下落するも、FOMCを控えのレンジ内の動きに終始。米国エコノミック・サプライズ指数のマイナス値拡大が示す通り、最近の米経済指標が総じて冴えない結果となっている。そのため、米国債買いが優勢となり、10年債利回りは2.05%まで低下。
(図1 白・・・ドル円、黄色・・・米国10年債利回り、オレンジ・・・S&P株価指数)
(出所:ブルームバーグ)
(図2 米国エコノミック・サプライズ指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
ユーロは欧州主要国の長期金利の反転から一旦下げ止まり、FOMCを控えポジション調整と思われる買戻しが優勢となり、一時1.0651ドルまで反発したものの、中盤からはイベントを待つ膠着相場となった。
(図3 白・・・ユーロドル、オレンジ・・・独10年債利回り、黄色・・・仏10年債利回り、緑・・・イタリア10年債利回り)
(出所:ブルームバーグ)
中国は昨年後半から人民元安と株高が同時進行しており、上海株は3500元の大台に乗せ、2009年8月以来の高値を付けた。
(図4 白・・・上海総合株価指数 オレンジ・・・ドル人民元)
(出所:ブルームバーグ)