【ギリシャがデフォルトに陥るとの懸念が強まるも、現段階で過剰な反応は見られない】
昨晩は、ユーロ圏の複数の高官からギリシャのデフォルトを意識する発言があったことで、欧州市場の早朝から、ユーロ売り・ドル買いの流れが強まった。また、目立った反応はなかったものの、ギリシャ政府が地方政府の手元資金を中央銀行へ移管させる政府令を発したことが今後の注目にも。
(図1 白・・・米ドル円、オレンジ・・・米ドルユーロ、黄・・・米ドル豪ドル)
(出所:ブルームバーグ)
金価格は上昇、恐怖指数(VIX指数)は下落している事が確認できる。ギリシャ関連の報道は、今のところ冷静に受け止められている。
(図2 白・・・VIX指数、黄・・・米国10年債利回り、緑・・・金価格)
(出所:ブルームバーグ)
原油価格は、節目とされていた54ドル前半を抜けてからはレンジを形成している。
(図3 WTI原油価格)
(出所:ブルームバーグ)
先週末に中国は追加緩和を決定したにも関わらず、中国株式市場は下落した。
(図4 上海総合指数 日足)
(出所:ブルームバーグ)
中国情勢に敏感に反応するとされている銅価格も、今のところ目立った反応は見せていない。
今後の市場の反応が気になる。
(図5 銅価格 3分足)
(出所:ブルームバーグ)