債務不履行(デフォルト)が懸念されているギリシャ債務問題は、臨時に開催された協議で合意への期待が広がったとして、株高と安全資産売りが進んだ。
ユーロ圏財務相会合の議長を務めるデイセルブルム・オランダ財務相は、「週内に合意に達する機会であり、われわれはそれに向けて作業をする」と述べた。
(図1 白・・・S&P株価指数、黄・・・米国10年債利回り、緑・・・金価格)
(出所:ブルームバーグ)
週末を控えた19日は、欧州時間とNY時間にかけて各国の株価は下落したが、ギリシャ問題妥結に期待が広がった週明けは、各国の株価ともに上昇した。
(図2 白・・・S&P株価指数、黄・・・ドイツDAX指数、緑・・・CME日経平均先物指数)
(出所:ブルームバーグ)
株高が先行し、為替が追いかけて上昇する場面が確認できる。
今後、この流れが継続するのか注目。
(図3 白・・・ドル円、黄・・・日経平均先物指数)
(出所:ブルームバーグ)
ブルームバーグの調査では、先週の米原油在庫が150万バレル減少し、過去7年間で最長となる8週連続減少になると予想されている。ギリシャ問題の進展や原油需要に変化が確認できる場合、原油価格が上昇する可能性がある。
(図4 WTI原油)
(出所:ブルームバーグ)