お知らせ
2015/8/5よりマーケットトピックスがリニューアルとなりました。
引き続き、投資の際の参考資料としてご活用ください!
前営業日トピックス
ドル円・クロス円は、先週末の海外市場の軟調な流れが一服し、東京市場では小動きながら序盤から堅調な動きとなった。夏季休暇に入っている市場参加者も多く、薄商いの中序盤は全般的に小動きの展開が続いた。そして、午後には株価が堅調な動きとなったことや、本邦輸入企業によるドル買い・円売りなどから、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。また、米国が早期に利上げに踏み切るとの観測を背景に、ドル/円は堅調な動きとなった。ただ、海外市場では、新規材料に乏しい中、対ドルでのポジション調整の動きなどから、ドルは大半の主要通貨に対して下落する動きとなり、堅調な株価動向もあり、ドル/円もやや軟調な動きとなった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)フィッシャーFRB副議長が、「米物価は、依然とても低い水準にある」と発言したことを受けて、FRBが利上げを遅らせるとの思惑が広がり、ドルが売られる。
(2)NY市場では、序盤からドルが主要通貨に対して売られ、また経済指標が前回から低下したこともあり、ドルは軟調な動きが続いた。
(3)午後には、ロックハート・アトランタ連銀総裁が「初回利上げのタイミングは近い」、「9月利上げの可能性はなお十分にある」と発言したことからドルが買い戻される動きも見られた。
本日のトピックス
欧州市場では、ドイツや欧州の8月ZEW景況感調査、NY市場では2Q労働生産性の結果に注目したい。また、昨日も米当局者の発言を受けて為替相場に動きが出たことから、引き続き要人発言などには注意したい。また、今週は、米国の国債入札が実施されることになっており、本日は3年債の入札が予定されていることから、こちらの結果にも注目したい。
8/11の注目材料
時間 | 経済指標・イベント | 予想 | 前回 |
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23:00 |
2Q非農業部門労働生産性
農業部門を除いた労働者一人当たりの生産高を示した経済指標で、企業景況や個人消費への影響が大きく、景気動向を判断する指標として注目されている。
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1.6% | -3.1% |
昨年10-12月期、今年1-3月期と2四半期連続でマイナスとなっており、昨年1-3月期以来の大きなマイナスとなった。4-6月期はプラスに改善すること予想されており、結果には注目したい。特に、給与の伸びが続いていることから、継続して伸びが拡大するのかにも注目したい。 |
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート1時間足
ユーロ/円は、やや上値の重い動きとなっており、ここからの動きに注目したい。現状では、高値圏でコマ足の連続となっており、投資家心理は迷いである。このことから、目先は動き出した方向に流れが向く可能性が考えられる。オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅が縮小しており、クロス間近であることから、注目したい。クロスする場合には、軟調な動きも予測できる。その場合には、トレンドライン(136.78〜136.29 8時〜21時)近辺が下値のポイントとなり、トレンドラインを下抜けるようなら一段の上昇も想定しておきたい。一方、上値のポイントは、直近高値の137.41、ここを上抜ければ一段の上昇を想定しておきたい。
気まぐれ投資コラム
相場の方向性を見極める(1)
※出所:FX総合分析チャート
トレードの際には、まず相場の方向性を見極める必要がある。相場が上昇しているのか、下降しているのか、横ばいなのかをまず確認する。そして、トレンドラインを引いて、相場の転換点を予測する。トレンドラインを下抜ける(上抜ける)場合には、相場の方向性が変わる可能性があることから注目したい。最近では、これらのポイントをトレードポイントとしている投資家も多く見られる。