前営業日トピックス
東京市場では、序盤に日本の消費者物価指数や雇用統計の発表があったものの、反応は限定的となった。また、英国や豪州など、海外の一部市場がクリスマス休暇となり、さらに年末年始を控えて市場参加者も少なかったことから、限定的な動きが続いた。米国市場では、序盤に発表された米経済指標がいずれも市場予想を上回る結果となったことから、ドル買い・円売りが優勢となり、ドル円・クロス円は小動きながら堅調な動きとなった。ただ、薄商いとなったこともあり、終盤まで狭いレンジ内の動きとなった。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)海外市場の休場後だったが、比較的堅調な動きとなった。序盤に、日本の消費者物価指数や失業率の発表があり、弱さが目立ったものの、為替市場への影響は限定的だった。一方で、仲値公示にかけて実需筋のドル買い・円売りも見られ、ドル/円は堅調な動きとなった。なお、豪州、香港、ロンドン市場は休場であった。
(2)仲値公示後は、一部市場のクリスマス休暇、年末年始を控えて市場参加者が少なく、材料も少ないことから、軟調な動きが続いた。
(3)欧州株が比較的堅調な動きとなったことなどから、円売りが優勢となった。そして、米経済指標が軒並み予想を上回る結果となったことを受けて、堅調な動きが続いた。
(4)市場参加者が少なく、売買が一段と減少し、終盤まで小動きの展開が続いた。
本日のトピックス
主要市場のクリスマス休暇が終了したものの、年末年始を控えて、市場参加者も少なくなる上、薄商いが予想されることから、東京市場では、限定的な動きが考えられる。ただ、実需や短期筋の売買が出る場合も考えられることから、仲値公示や引け近辺の動きには注意したい。また、米国市場でも限定的な動きが予想されるが、米ダウ平均株価が大台の2万ドル台乗せとなる場合(昨日終値19945.04)や、米債券利回りに動きが出る場合には、為替市場にも影響する可能性もあるだろう。
本日のトレードポイント
※出所:FX総合分析チャート 1時間足
豪ドル/円は、一目均衡表の雲の中の展開が続いており、目先雲上限ラインを上抜けて一段の上昇となるのか、雲下限ラインを下抜けて一段の下げとなるのか見極めたい。雲上限ライン、レジスタンスの84.61を上抜ける場合には、84.92、85.35が次の上値のポイントとなる。一方、雲下限ラインを下抜ける場合には、サポートの83.96が次のポイントとなる。