前営業日トピックス
祝日の振替休日により日本の主要市場が休場となり、市場参加者が少ない上、新規材料に乏しい中、アジア市場では小動きの展開が続いた。
米国市場では、一部の米政府機関の閉鎖が継続していることや、米主要株価の大幅下落を受けて、投資家のリスク回避の動きが強まり、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。また、米行政管理予算局長が、一部の米政府機関の閉鎖は年明けの新議会まで持ち越しとなる可能性が高いとの見方を示したことがドルを圧迫し、ドルは大半の主要に対して下落した。
米ドル/円
※出所:FX総合分析チャート10分足
(1)アジア市場では、東京市場が休場となり、新規材料に乏しい中、序盤から狭いレンジ内の動きが続いた。
(2)米国市場では、12/22から一部の米政府機関が閉鎖されていることや、マティス国防長官の退任をめぐるトランプ政権の混乱を背景に、米主要株価が序盤から下落となり、投資家のリスク回避の動きが強まったことから、ドル円・クロス円は軟調な動きとなった。
(3)ドルは、一時値を戻したものの、一部でトランプ米大統領がパウエルFRB議長の更迭を検討しているとの報道に加え、マルバニー・米行政管理予算局長が、一部の米政府機関の閉鎖は年明けの新議会まで持ち越しとなる可能性が高いとの見方を示したことも圧迫要因となった。ドルは大半の主要通貨に対して下落した。
本日のトピックス
東京市場では、前日の海外市場での株価の大幅下落を受けて、日経平均株価も大きく下落しており、これを受けてドル円・クロス円は上値の重い動きが続いている。東京市場では、株価の下落が落ち着けば、休み明けで新規材料に乏しいことや、市場参加者が少ないこと、さらにドイツ、英国、米国市場など多くの海外市場がクリスマスで休場となることから、限定的な動きが続く可能性が考えられる。