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2024-04-20 15:08:11

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2019年8月22日

マーケットトピックス 2019年8月22日

前営業日トピックス

海外市場でのやや上値の重い動きが一服し、東京市場のドル/円は日経平均株価が下げ幅を縮小したことから106.55まで上昇するなど序盤から堅調な動きとなった。その後、米国債利回りの上昇を背景に、ドル買い・円売りが優勢となり、一時106.60まで上昇したものの、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演を控えて、様子見ムードもあり、やや上値は限定的だった。米国市場では、英国の合意なきEU離脱がメインシナリオとの報道を受けて、合意なき離脱への警戒感が高まったことからポンド/円が下落した流れに連れて、ドル/円も106.35まで下落した。ただ、米中古住宅販売件数が予想を上回る結果となったことや、米主要株価が軒並み上昇したことから底固い動きとなり、ドル/円は106.58まで反発した。その後のFOMCの議事要旨では、複数の当局者が0.50%の利下げを支持したことが明らかにされたことを受けて、ドル/円は106.42まで下落する場面もあったが、7月の利下げはサイクル半ばの調整と大半の当局者が判断していたことが示されたことや、米景気拡大を引き続き確信していることも明らかにされたことでドルは堅調な動きとなり、ドル/円は終盤に106.64まで上昇した。米株式市場では、ダウ平均株価が序盤に前日比305ドル高まで上昇したが、その後上げ幅を縮小し240ドル高で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは71ポイント高で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)序盤に前日比194円安まで下落した日経平均株価が下げ幅を縮小したことや、時間外取引の米10年債利回りが1.555%から1.5791%まで上昇したこともあり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。ドル/円は、朝方の106.24から106.55まで上昇したが、米ワイオミング州ジャクソンホールで開催される経済シンポジウムでのパウエルFRB議長の講演を控えて様子見ムードが強まっており、値動きは限定的だった。

(2)新規材料に乏しい中、米10年債利回りが1.6063%まで一段の上昇となったことに合わせ、ドル買い・円売りとなり、ドル/円は106.60まで上昇した。一方、ポンドが対ドルで軟調な動きが続いたこともあり、ポンド/円は軟調な動きとなった。

(3)ドイツのメルケル首相が、英国の秩序だったEU離脱が望ましいとの見方を示す一方、合意なき離脱に備えていると発言したことや、フランス政府関係者の話として、英国の合意なきEU離脱がメインシナリオとの報道も加わり、合意なき離脱への警戒感が高まり、ポンド売りが優勢となった。ポンド/円が下落した流れに連れて、ドル/円も一時106.35まで下落した。ただ、米中古住宅販売件数が2月以来の高水準となったこともあり、ドル/円の下値は限定的だった。その後、ダウ平均株価が300ドル超の上昇となるなど、主要株価指数の上昇を背景にドル/円は106.58まで反発した。

(4)FOMCの議事要旨では、複数の当局者が0.50%の利下げを支持したことが明らかにされたことから、ドル/円は106.42まで下落する場面もあったが、7月の利下げはサイクル半ばの調整と大半の当局者が判断していたことが示されたことや、米景気拡大を引き続き確信していることも明らかにされたことでドルは堅調な動きとなり、ドル/円は終盤に106.64まで上昇した。

本日のトピックス

ジャクソンホールでの年次経済シンポジウムでのパウエルFRB議長の講演を控えて、様子見ムードが一段と強まる可能性も考えられる。その中で、欧州市場ではドイツやユーロ圏の製造業PMIの発表が予定されており、結果を受けてユーロが敏感に反応する可能性も考えられることから、結果には注目したい。一方、米国市場では、米国の経済指標の発表が予定されているが、パウエルFRB議長の講演を控えていることもあり、予想の範囲内の結果なら反応は限定的と考えられる。ドル/円は、先週末から105円台に近づくと底固い動きとなり、107円台に近づくと上値が重くなる展開が続いており、パウエルFRB議長の講演までは引き続きこのレンジ内の動きが続く可能性が考えられる。

8/22の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:30 米国

新規失業保険申請件数

新規失業保険申請件数は、労働省が失業保険を申請した人(失業者)の数を毎週発表する経済指標。毎週(木曜日)発表されるため、雇用情勢の速報性に優れており、雇用統計の先行指標として注目されている。ただ、米国の祝祭日や天候などの影響を受けやすいという点もある。
21.6万件 22.0万件
前回は、市場予想を上回り、6/28の週以来の高水準に悪化した。ここまで22万件台以下で推移していたものの、1ヵ月半ぶりに22万件台となったが、今回は再び21万件台への改善が予想されている。前週の悪化が一時的だったことが示され、再び低位安定が続くのか注目したい。
23:00 米国

7月景気先行指標総合指数

米景気先行指数は、米国の民間調査機関のコンファレンスボードが発表する指標で、株価や金利、企業業績、マネー・サプライなど景気に先行して動く10種類の経済指標を指数化した経済指標。景気の方向性や転換点を判断する上で参考にされる。
0.2% -0.3%
前回は、市場予想を大きく下回り、2016年1月以来の大幅なマイナスとなった。失業保険申請件数、ISM新規受注、住宅着工許可件数の寄与度がマイナスとなったことが影響した。今回は、改善が予想されており、特に前回寄与度が低下した失業保険申請件数、ISM新規受注は依然低迷が予想されるが、住宅着工許可件数は+8.4%と2年ぶりの増加となったことが指数に寄与すると見られる。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ドル/円は、105.05のボトムからの戻りを見せた後、相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線が横ばいとなっていることに合わせてもみ合いが続いており、目先上下どちらに動き出すのか注目されます。

オシレーターのMACDでは、両線がクロスした後乖離幅の拡大が続いており、目先堅調な展開を示唆する形状となっています。目先の上値のポイントは、ボトムからの戻り高値である106.976、次に基準線の107.184となります。これらをクリアすれば、一目均衡表の雲下限ラインの108.00近辺を目指す展開も考えられます。

一方、上値のポイントを上抜けられない場合には再び軟調な動きとなる可能性もあり、現時点で9/5まで横ばいが続く基準線は、9/6には下落となることから、それまでに基準線を上抜けることができるのか注目です。下値のポイントは、レンジ下限の105.655、次に105.050となります。

気まぐれ投資コラム

パウエルFRB議長、ハト派、タカ派かどちらの見解を示すか?

8/22-24までカンザスシティ連銀主催のジャクソンホールでの経済シンポジウムが予定されています。今年のシンポジウムのテーマは「金融政策の挑戦」。その中で、日本時間8/23の23時にパウエル米FRB議長の講演が予定されており、注目が集まっています。

マーケットでは、9月のFOMC(9/17-18)での利下げがほぼ織り込まれていますが、米国の労働市場、個人消費など堅調な結果が見られるものの、米中貿易摩擦に対する懸念に加え、米国の債券市場では、2007年6月以来12年ぶりに10年債利回りが2年債利回りを下回る逆イールド(長短金利の逆転現象・景気後退の兆候)となり、世界的な景気後退への懸念が強まったこともあり、「予防的な利下げ」を含めた利下げ幅となるのかがポイントとなっています。さらに、トランプ米大統領がFRBに利下げ大幅な利下げを迫る発言を繰り返す中、パウエルFRB議長がどのような見解を示すのか、また利下げ幅を予想する上でのヒントがあるのかどうかが注目されています。

ハト派的な見解を示すなら、初動は米国債利回りの低下、ドル下落、株価下落が予想されます。ただ、株価上昇となれば、円売りとなる可能性もあり、その後ドル/円は底固い動きとなるか。一方、タカ派的な見解を示すなら、初動は米国債利回りの上昇、ドル上昇、株価下落、その後株価下落となれば円が買われてドル/円は上値の重い動きか。また、目先の政策運営に関するヒントを示さない可能性も。

金利先物市場では、9月のFOMCでの利下げ予想確率は100%となっており、0.25%の利下げ予想確率が82%、0.50%の利下げ予想確率が1%となっています。

※出所:データを基にSBILMが作成

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