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2024-03-28 20:03:02

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2019年12月19日

マーケットトピックス 2019年12月19日

前営業日トピックス

東京市場では、日経平均株価が序盤から軟調な動きとなったこともあり、やや上値の重い動きとなった。さらに、英国のEU離脱問題を巡り、ジョンソン首相が移行期間の延長を阻止する法案成立を目指すとの姿勢が引き続き材料視され、ポンド/円が軟調な動きとなったことから、ドル/円やポンド以外のクロス円にも影響した。
米国市場では、新規材料に乏しい中、ドルが欧州通貨に対して堅調な動きとなったことや、米国債利回りの上昇もあり、ドル/円は底固い動きとなった。ただ、ポンドは上昇地合いが終了して軟調な動きが続いており、引き続き上値の重い動きが続いた。
米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から堅調な動きとなり、一時前日比56ドル高まで上昇した。その後は上値の重い動きが続き27ドル安で終了し、6営業日ぶりに反落となった。一方、ハイテク株中心のナスダックは、4ポイント高で終了して6営業日続伸、さらに取引時間中、終値ベースの最高値も更新した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場の軟調な動きが一服し、序盤からドル円・クロス円は底固い動きとなった。日経平均株価が軟調な展開で始まったものの、米国債利回りが上昇したこともあり、ドル/円は109.56まで上昇した。一方、ジョンソン英首相が移行期間の延長を阻止する法案の成立を目指すと表明したことが引き続き材料視され、ポンドは軟調な動きとなった。

(2)軟調な展開で始まった日経平均株価が下げ幅を拡大したことを受けて、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。さらに、米10年債利回りが1.887%から1.869%まで低下したことや、ポンド/円が序盤から約80銭の下落となったことも、ドル/円やその他のクロス円の圧迫要因となった。

(3)ドルがユーロやポンドなどの欧州通貨に対して堅調な動きとなったことや、米国債利回りの上昇もあり、ドル/円は底固い動きとなった。一方、11月の英消費者物価指数が2016年11月以来の低水準で横ばいとなったことで、翌日に英中銀の金融政策発表を控えて思惑が交錯し、ポンドは上値の重い動きが続いた。

(4)米国市場では、米国の主要な経済指標がなく新規材料に乏しい中、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。その中で、米10年債利回りが1.881%〜1.932%まで上昇したこともあり、ドルは底固い動きとなった。一方、カナダの消費者物価指数が市場予想を上回ったことでカナダの10年債利回りが上昇となり、カナダ・ドルは米ドルや円に対して堅調な動きとなった。なお、複数の米金融当局者の発言があったものの、反応は限定的だった。

主な当局者の発言
シカゴ連銀総裁
・短期政策金利の引き下げを一時停止するところまで来た
・金利の現行水準はわれわれの目的にとてもかなうと考えられるものだ
・雇用の伸びは月間10万人程度に減速へ
・個人的にはインフレ率が低過ぎると懸念している、それを2%まで上昇させる必要があると思う

リッチモンド連銀総裁
・米金融当局の政策はなお緩和的
・第1段階貿易合意が不確実性和らげる可能性
・信用の質劣化の兆候は見られない

ニューヨーク連銀総裁
・金融政策は適切な状況にある
・失業率が非常に低いにもかかわらず、インフレ圧力は本格的に高まり始めてはいない
・失業率が幾分か低下した場合でも、強い労働市場という観点で非常に良いことだと考える

本日のトピックス

本日、午後に日銀の金融政策決定会合の結果発表が予定されており、政策の現状維持が見込まれている。そのため、目立った動きは考えにくいものの、その後の黒田日銀総裁の会見での発言内容は一応注目したい。
欧州時間には、英中銀MPC(金融政策委員会)の結果発表も予定されている。前回、メンバー2人が予想外に利下げを支持したことや、カーニー英中銀総裁は会見で中銀の景気見通しへのリスクは下方向に傾いているとし、次の動きが利下げとなる可能性を示唆したこともあり、ポンド下落につながった経緯がある。今回は、政策の現状維持が予想されているが、利下げを支持するメンバーが前回から増えるのかどうかが注目されている。特に、昨日発表された英国の消費者物価指数が約3年ぶりの低水準で横ばいとなったことで、ハト派委員の追い風となるとの見方もある。
米国市場では、中古住宅販売件数、景気先行指数など主要な経済指標の発表が予定されている。今週発表された米経済指標が比較的良好な結果が続いていることから、本日の結果も注目されている。

12/19の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
22:30 米国

12月フィラデルフィア連銀景況指数

フィラデルフィア連銀製造業景況指数は、フィラデルフィア連銀の管轄であるニュージャージー、ペンシルバニア、デラウエアの製造業の景況感などを指数化した経済指標で、最も早く公表される製造業の景況指数の一つである。製造業に関連した新規受注・雇用・在庫など、指数化された数値が発表される。数値はゼロが景況の判断の基準となる。
8.0 10.4
前回は市場予想を上回り、4ヵ月ぶりに上昇となった。新規受注や雇用などが低下したものの、6ヵ月先の予想が軒並み上昇したことが好感された。今回は、前回結果から低下すると予想されており、先に発表されたNY連銀指数も低下していることから、引き続き製造業の先行きに懸念が残る結果となるのか注目したい。
0:00 米国

11月景気先行指数(前月比)

米景気先行指数は、米国の民間調査機関のコンファレンスボードが発表する指標で、株価や金利、企業業績、マネー・サプライなど景気に先行して動く10種類の経済指標を指数化した経済指標。景気の方向性や転換点を判断する上で参考にされる。
0.1% -0.1%
前回は市場予想と一致し、2018年12月以来の大きなマイナスから改善したものの、3ヵ月連続でマイナスとなった。ISM新規受注や失業保険申請件数、週間労働時間の寄与度がマイナスとなったことが影響した。今回は、4ヵ月ぶりのプラス改善が予想されており、改善の兆しがみられるのか注目したい。
0:00 米国

11月中古住宅販売件数

中古住宅販売件数は、所有権が移転した中古住宅の販売件数であり、米国の景気動向を見る上で重要視されている経済指標の一つである。所得やローン金利の動向に影響を受けることから、ローン金利動向やローン申請件数と関係も深い。
544万件 546万件
前回は、市場予想を下回ったものの、9月の結果からは上昇した。住宅ローン金利の低下などもあり、住宅市場の堅調さが続いていることが示された。北東部、西部が若干低下したものの、南部や西部が増加した。今回は、前月から若干の低下が予想されているが、今週ここまで発表された住宅関連の指標が良好な結果となったこともあり、予想外の結果を期待する向きもある。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 日足

ポンド/円は、高値からの下落が続いており、一目均衡表の基準線を下回る動きとなっています。ここから底固い動きとなるのか、約1ヵ月半続いたもみ合いレンジ近辺まで下げるのか注目されています。

相場の方向性を示すとされる一目均衡表の基準線は、27日まで143.635での横ばいが続きますが、30日から上昇となります。ただ、現状では基準線を下抜けていることから、価格との乖離は望ましくありません。一方、オシレーターのMACDでは、両線がクロスしており、軟調を示唆する形状となっています。

上値のポイント
(1)143.64 (2)143.90 (3)144.20

下値のポイント
(1)142.76 (2)142.37 (3)141.56

気まぐれ投資コラム

ここ数日でポンド/円は往復10円以上の動き

英国の総選挙では、与党・保守党は365議席、野党・労働党は203議席となり、保守党が過半数(定数650議席)を上回る勝利となり、投票後の出口調査とほぼ結果は一致しました。英総選挙の出口調査発表で、与党・保守党の優勢を受けて、英国のEU離脱をめぐる不透明感の解消期待が高まったことから、ポンドは主要通貨に対して上昇となり、対ドルで2018年5月以来の高値を付けました。ポンド/円は、英総選挙の出口調査発表前の安値である142.49から147.96まで大幅上昇となりました。その後は利益確定の動きなどもあり、やや上値の重い動きが続きました。

2020年1月末の英国のEU離脱が現実的となったことで、2020年末まで設けられる「移行期間」に関して、ジョンソン首相がEU離脱後の移行期間延長を回避する法改正を目指すとしました。法改正されれば、来年1月末の離脱後から英国はEUと約1年弱で自由貿易協定(FTA)をまとめる必要があり、これまでの交渉の経緯を考えれば、1年弱で合意に達するのは難しいとの懸念が高まっています。そして、合意できなければ、移行期間終了後に「合意なき離脱」のような混乱となるとの懸念が高まり、ポンドは大きく下落しました。ポンドは、総選挙を受けて上昇した上げ幅の大半を消しており、ここ数日でポンド/円は往復10円以上の動きとなっています。

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