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2024-03-28 22:15:49

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年3月30日

マーケットトピックス 2020年3月30日

前営業日トピックス

前日の海外市場では、米国の景気後退への懸念に加え、パウエルFRB議長が追加金融緩和の可能性に言及したことからドル売り・円買いが優勢となった流れを引き継ぎ、東京市場の序盤からドル円・クロス円は軟調な動きとなった。さらに、序盤に700円超の上昇となった日経平均株価が500円以上上げ幅を縮小したことも圧迫要因となった。ただ、午後には再び日経平均株価が堅調となったこともあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。

米国市場では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で米国の経済活動の停滞が長期化するとの懸念を背景に、ドルは序盤から主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、ミシガン大学消費者信頼感指数が大幅低下となったこともドルの圧迫要因となった。ドル/円は107.76まで下落し、3/18以来の安値となった。一方、ユーロやポンドは対ドルで上昇したこともあり、対円でも底固い動きが続いた。その中で、米議会下院が総額2兆ドル規模の経済対策法案を可決したが、相場への影響は限定的だった。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤から軟調な動きとなり、一時前日比1082ドル安まで下落した。その後、224ドル安まで下げ幅を縮小したものの、終盤には再び下げ幅が拡大して915ドル安で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは、295ポイント安で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の海外市場の流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から軟調な動きとなった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で世界最大の経済規模である米国が景気後退に陥るとの懸念を背景に、円を買う動きが優勢となった。日経平均株価が一時前日比701円高まで上昇したものの、その後167円高まで上げ幅を縮小したこともドル円・クロス円も圧迫要因となった。さらに、仲値公示にかけては、年度末を控えた本邦企業の円買い・ドル売りも観測された。

(2)午後に入ると株価が底固い動きとなったこともあり、ドル円・クロス円も底固い動きとなった。ただ、日経平均株価が終盤に前日比720円超の上昇となったものの、マーケットの反応は限定的だった。欧州市場では、序盤円売りが先行したものの、欧州主要株価が下落して始まり、下げ幅を拡大したこともあり、ドル円・クロス円は上値の重い動きとなった。

(3)米国の新型コロナウイルスの感染者数が世界最多となり、感染拡大の影響で経済活動の停滞が長期化し、米景気が悪化するとの懸念を背景に、ドルは序盤から主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、序盤に発表されたミシガン大学消費者信頼感指数が大幅低下となり、2016年10月以来の低水準となったこともドルの圧迫要因となった。流動性不安からドルを調達する動きが一服したこともあり、ドルは対ユーロで3/17以来、対ポンドで3/13以来の安値となった。一方、米国債の逃避買いが優勢となったことで、米国債利回りが低下したこともあり、ドル/円は107.76まで下落し、3/18以来の安値となった。終盤には、米下院が総額2兆ドル規模の経済対策法案を可決したが、相場への影響は限定的だった。ユーロやポンドは対ドルで上昇したこともあり、対円でも底固い動きが続いた。

なお、米国市場の取引終了後に、トランプ米大統領が上下両院で可決した2兆ドル規模の景気対策法案に署名、法案が成立した。さらに、格付け会社のフィッチが英国を「AA-」に格下げ、見通しを「ネガティブ」にした。一方、格付け会社のムーディーズは、南アフリカの格付けをジャンク級に格下げ、見通しを「ネガティブ」にしたと発表した。

本日のトピックス

米国の新型コロナウイルスの感染者数が世界最多となり、感染拡大の影響で米景気が悪化するとの懸念を背景に、先週末にドルは主要通貨に対して軟調な動きとなった。さらに、流動性不安からドルを調達する動きが一服したこともドル下落基調の一因とされる。その中で、英国や南アが格下げされるなど、世界的な景気悪化懸念が拡大しており、今後リスク回避の動きが強まる可能性も考えられる。

先週発表された米新規失業保険申請件数が歴史的な悪化となり、米国の景気後退への懸念が高まっている。世界最大の経済規模である米国が景気後退に陥る場合には、世界経済にも大きな影響を与える可能性もあり、それを判断する上で、ここから発表される米国の経済指標の結果が注目される。特に、今週は週末に米雇用統計の発表が予定されるなど、重要度の高い経済指標の発表が続くことから、指標結果やそれを受けたマーケットの動きが注目される。

本日は、2月中古住宅販売仮契約の発表が予定されている。重要度の高い経済指標ではないものの、結果に敏感に反応する可能性も考えられることから注目したい。

3/30の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
23:00 米国

2月中古住宅販売仮契約(前月比)

中古住宅販売仮契約は、全米不動産業者協会が発表する中古住宅販売の仮契約を指数化したもの。2001年を100として表す。仮契約は通常1-2ヵ月以内に本契約に移行するため、仮契約指数は中古住宅市場の先行指数とされる。
-1.8% 5.2%
前回は市場予想を上回り、2010年10月以来の高水準となった。昨年12月に2010年5月以来の低水準から大きく上昇し、住宅市場の堅調さが示された。今回は2月の結果であることから、新型コロナウイルスの感染拡大の影響は限定的と考えられるが、前月の反動からマイナスへの低下が予想されている。

本日のトレードポイント

※出所:FX総合分析チャート 

ドル/円は、高値圏から失速となり、一段の下落となっています。ここからさらに下げ幅を拡大するのか、一旦下げ止まりを見せて底固い動きとなるのか注目されます。

オシレーターのMACDでは、両線の乖離幅の縮小が続いており、両線のクロスが間近となっています。両線のクロス、さらに両線がゼロポイントを下抜ける場合には、一段の下げとなる可能性も考えられます。

下値のポイントとなる101.21から111.72までの上昇に対する38.2%押しの107.71近辺まで下落しており、ここを下抜ける場合には、半値押しの106.47、61.8%押しの105.22が下値の目安となります。加えて、一目均衡表の基準線(106.463で14日まで横ばい)も重要なポイントと考えられます。
一方、38.2%押しのポイント近辺で底固い動きとなり、値を戻す動きとなる場合には、①107.98 ②109.07 ③110.08 がポイントと考えられます。

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