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2024-04-19 12:23:32

マーケット > レポート > マーケットトピックス 2020年7月1日

マーケットトピックス 2020年7月1日

前営業日トピックス

東京市場では、前日の海外市場の株高を背景に、日経平均株価が序盤から大きく上昇するなど、アジアの株高を背景にドル円・クロス円は堅調な動きとなった。さらに、月末・四半期末、海外勢の半期末にあたることもあり、仲値公示にかけて実需のドル買い・円売りが観測されたことも下支え要因となった。その中で、オーストラリアのビクトリア州がロックダウン措置との報道を受けて、豪ドルが主要通貨に対して下落した。さらに、日経平均株価が終盤に上げ幅を縮小したことや、米株価先物がマイナス圏まで下落したこと、英国の経済指標の悪化もあり、ポンドやユーロもドルや円に対して下落した。

米国市場では、6月の消費者信頼感指数が市場予想を大きく上回ったことや、米主要株価指数が堅調な動きとなったことが影響し、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。さらに、パウエルFRB議長が議会証言で、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ米景気が底打ちした可能性があるとの見方を示したことから、景気回復への期待感が高まり、主要株価指数が上げ幅を拡大し、ドル円・クロス円も底固い動きとなった。ドル/円は終盤に107.98まで上昇し、6/9以来の高値をつけた。

米株式市場では、ダウ平均株価が序盤に前日比120ドル安まで下落したものの、その後は底固い動きとなり、終盤には一時309ドル高まで上昇した。ただ、引けにかけて上げ幅を縮小し、217ドル高(+0.85%)で終了した。一方、ハイテク株中心のナスダックは184ポイント高(+1.87%)で終了した。

米ドル/円

※出所:FX総合分析チャート10分足

(1)前日の米国市場終盤のやや軟調な流れが一服し、ドル円・クロス円は序盤から底固い動きとなった。日経平均株価が序盤から堅調な動きとなり、一時前日比453円高まで上昇したことや、仲値公示にかけての実需のドル買い・円売りが観測されたこともあり、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。さらに、中国の経済指標が改善したことも好感された。

(2)ドル/円は、午後に入り一時107.79まで上昇したものの、海外市場で付けた高値の107.88が意識され、上値の重い動きが続いた。一方、オーストラリアのビクトリア州が4週間のロックダウン措置との報道を受けて、豪ドルは主要通貨に対して下落となり、リスク回避の動きから米株価先物が下落するなど、クロス円も軟調な動きとなった。さらに、英国のGDP確報値や個人消費、設備投資などが下方修正され、ポンドはドルや円に対して下落となり、ユーロなども連れ安となった。

(3)欧州勢が円売りを先行させたとの見方もあり、ドル円・クロス円は底固い動きとなった。ドルはユーロやポンドなどに対して堅調な動きとなり、対円でも上昇した。

(4)米国市場では、序盤に発表されたシカゴ購買部協会景気指数が市場予想を下回る結果となったこともあり、ドル/円は107.52まで下落した。しかし、6月の消費者信頼感指数が市場予想を大きく上回ったことや、米主要株価指数が堅調な動きとなったことも影響し、ドル円・クロス円は堅調な動きとなった。さらに、月末・期末のロンドンフィキシングに向けて円売りが観測されたこともドル円・クロス円の押し上げ要因となった。

(5)パウエルFRB議長が議会証言で、新型コロナウイルス感染拡大で落ち込んだ米景気が底打ちした可能性があるとの見方を示したことや、ムニューシン米財務長官が中小企業支援制度で新型コロナウイルスの感染拡大の影響で飲食や宿泊など打撃が大きい業種への支援できると指摘したことを受けて、景気回復への期待感が高まり、主要株価指数が上げ幅を拡大し、ドル円・クロス円も底固い動きとなった。さらに、米10年債利回りが0.616%から0.662%まで上昇したことも加わり、ドル/円は107.98まで上昇して6/9以来の高値をつけた。

本日のトピックス

本日の東京市場では、前日の海外市場の堅調な流れを引き継ぎ、ドル円・クロス円は序盤から底固い動きとなり、ドル/円は3週間ぶりに108円台乗せとなった。大台乗せ後はやや上値の重い動きとなっているが、ここから108円台を維持できるのか、または上値が抑えられる動きとなるのか注目したい。

経済指標では、欧州時間にドイツの雇用統計、ドイツやユーロ圏の製造業PMIの発表が予定されており、結果が注目される。一方、米国市場では6月の米ADP雇用統計、6月のISM製造業景況指数の発表が予定されている。ADP雇用統計は、ここまで3ヵ月連続のマイナスとなり、今年の累計は-2226.6万人となっている。今回は、増加が予想されており、どこまでマイナス分の穴埋めができるのか注目されている。一方、ISM製造業景況指数は、3ヵ月連続で景気の判断基準となる50を下回っており、今回50を回復できるかどうかが注目されている。ここまで地区連銀の製造業指数は大半が改善していることから、節目を回復すれば楽観的な見方が広がる可能性もあるだろう。

7/1の注目材料

時間 国・地域 経済指標・イベント 予想 前回
21:15 米国

6月ADP雇用統計

ADP雇用統計は、民間の給与計算代行サービス会社であるADP(Automatic Data Processing)社のデータを用いて、マクロエコノミック・アドバイザーズ社が発表している雇用統計。2200万人の支払い給与の動向に基づき算出、通常米国雇用統計が発表される2営業日前に発表されるため、米国雇用統計の結果を予想する上でよく参考にされる。
295.0万人 -276.0万人
前回は市場予想より小幅な減少に留まり、4月の大幅マイナスからマイナス幅が縮小した。しかし、3ヵ月連続の減少となり、依然として200万人を超える雇用消失となった。今回は、雇用者数の増加が予想されており、最悪期を脱した可能性が示されるのか注目されている。
23:00 米国

6月ISM製造業景況指数

ISM製造業景況指数は、全米供給管理協会(Institute for Supply Management=ISM)が発表する米国の製造業の景況感指数であり、製造業の購買・供給管理責任者に対するアンケートを集計した指数。50が景気の拡大・後退の判断基準であり、50を上回れば景気拡大、下回れば景気後退と判断する。
49.5 43.1
前回は市場予想を下回る結果となったものの、2009年4月以来の低水準となった4月の結果から改善した。経済活動の再開で改善が見られたものの、一部では懸念が残る内容だった。今回は、一段の改善が予想されているが、製造業の景気判断の基準となる50を超えられるのか注目されている。
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