SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を−

株価検索
  • ポートフォリオ
  • 取引
  • 口座管理
  • 入出金・振替

2024-03-29 01:46:07

マーケット > レポート > サキモノの『ココがPOINT!』 >  霧が晴れるまでは下値模索?想定は21,500円?

サキモノの『ココがPOINT!』

2018/10/15

霧が晴れるまでは下値模索?想定は21,500円?

先物・オプション口座開設先物・オプションお取引

1世界的な株安連鎖への懸念で大幅続落

先週の225先物は前週末比1,170円安の22,650円と大幅安となり2週連続で下落した。三連休明けとなった東京市場は、休場中の海外市場が軟調となったことを背景に大幅続落で始まった。その後は良好な米経済指標を映して米長期金利が約7年ぶりの高水準に急上昇したことが懸念要因となった。10日のNYダウが831ドル安と暴落し、11日の日経平均も一時1,000円超下落、アジア株や欧州株も値を崩し、リスクオフムードが強まった。2月のVIXショック時と同様、米長期金利の急上昇が相場の下落要因となっただけに、市場では「世界的な株安連鎖が再来するのではないかとの警戒感が不安心理を増幅させた」との声も。また、9日に東証がシステム障害を起こしたことによる先物売りも相場を冷やした要因の一つになったようだ。ただ、週末にかけては、東京市場では押し目を拾う動きが強まり、ひとまず株安連鎖に対する過度な懸念は後退して週を終えた。

10月5日時点の裁定残高は、ネットベースで2兆652億円の買い越し(前週は2兆1,834億円の買い越し)と減少した。一方、株数ベースでは、9億1,474万株の買い越しと9月28日時点(9億4,541万株の買い越し)比で減少している。

日経225と裁定残(10月5日時点)

海外投機筋の売りに日銀のETF買いの構図か

225先物の手口では、週を通じてコンスタントに売りをこなしたCSが売り方トップになったほか、JPモルガン、ドイツ、バークレイなどの海外勢が売り方上位に名を連ねた。CS、JPモルガンは海外ヘッジファンドからの注文が多いとみられ、海外投機筋の売りが相場を崩したようだ。一方、買い方上位は野村、みずほ証券、大和といった国内勢だった。また、TOPIX先物の手口では、9日に発生した東証のシステム障害を引き起こした原因とされる大量の電文不正送信を行ったと報じられているメリルが週初の9日、10日に大量の売りを出し売り方トップになったほか、バークレイ、GSといった海外勢が売り方上位になった。一方、裁定取引業者であるソジェンが買い方トップになったほか、日銀によるETF買いの注文を受けるとされる大和の買いが目立つ。

日経225先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

TOPIX先物手口(期近) 週間累計上位15社(売り買い差し引き)

  • ※各取引所より発表される売り買い上位20社のデータをもとに、売り買いの差し引き週間累計の上位順に表示してあるため、日々ベースで上位となっている証券会社でも表示されていないケースがあります。また日々発表される手口は20位以下が未発表であるため、差し引きが実際とは異なる(大きく傾いて表示される)場合があります。日々の手口は限月間スプレッドを含み、イブニング、立会外及びSGXは含んでいませんが、推定建玉はイブニング、立会外の分も加味しています。尚、推定建玉は週初一回のみ各取引所より発表される建玉残に日々の売り買い差し引き枚数を加減算した推計値となっています。

2日経VIは株安警戒感から3週連続の上昇

日経平均ボラティリティ・インデックス(VI)は、前週末比7.37pt(+40.83%)高の25.42ptと3週連続して上昇。米長期金利の急上昇を嫌気して米国株価が大幅に下落した。これが2月のVIXショックの再来につながるのではないかとの警戒感から、VIは危険水域である20ptを大きく上抜けた。週末にかけては、株安連鎖への警戒感がひとまず和らいだものの、20pt超えの水準はキープしている。

ボラティリティ

NT倍率(先物)は上昇、13.4倍前に足踏み

NT倍率(先物)は上昇。週明け9日に日経平均がマドをあけて下落すると、NT倍率は5日の終値13.28倍を若干下回る13.25倍でスタートした。その後はTOPIXが相対的に下げ幅を拡大し、一時13.36倍まで上昇した。週を通じて荒い値動きが続くなか、NT倍率も13.22〜13.36倍と比較的広いレンジでの推移が続いた。

3霧が晴れるまでは下値模索?想定は21,500円?

今週の225先物は外部環境を睨みながらの展開となりそうだ。前週末の米国株は反発し、世界的な株安連鎖への懸念はひとまず後退し、週初は戻りを試すと見込まれる。ただ、米国では今週、9月の小売売上高や住宅関連といった金利上昇に繋がりかねない経済指標の発表が相次ぐ。これら経済指標を受けて、米金融市場が再び不安定な動きになれば、225先物も調整は不可避だろう。

また、米国株の下落の背景には強硬な通商政策による世界景気の悪化に対する警戒感が底流にある。米中貿易摩擦の激化により、中国経済にどの程度悪影響を与えているかの見極めも重要になるだろう。19日には中国の7-9月期実質GDPなど主要経済指標が発表されることから、貿易問題を受けたマクロ景気の動向を注視する必要がありそうだ。

一方、10月に入ってからの大幅な下落で、値ごろ感が意識されやすいのも確かだ。NYダウの予想PERは16.39倍、日経平均株価のPERは13.05倍となっている。先週から決算シーズン入りしており、業績発表により一株当たり利益が上昇したりするようだと割安感が台頭して買い優勢になることも想定されるため、これまで以上に注目が集まるだろう。海外市場が落ち着きを取り戻した場合は、自律反発局面も期待でき、下値を固める展開になることも想定されよう。

14日に実施された南部バイエルン州の議会選挙で、メルケル政権を支える保守与党、キリスト教社会同盟(CSU)が歴史的な大敗となった。バイエルン州での与党敗北は不安定なメルケル首相の政権基盤を大きく揺さぶる。今回の選挙結果に対する混乱がメルケル政権全体に広がる可能性があり、マーケットにどういった影響を及ぼすのか、注視する必要がある。

今回の急落を2月のVIXショックによる株価調整になぞらえる向きがあるが、企業業績は着実に向上しており、ここからの下値は限られるのではないか。

テクニカル的に大きな調整となった場合でも、企業業績の悪化を伴わなければ、75週移動平均の21,500円前後が下値目処と考える。75週移動平均までの下落は、2018年の日経平均最安値20,347円49銭で下げ止まったのと同水準で、悲観の行き過ぎもこの辺りが限度と想定。不安心理が改善が見られれば、企業業績に注目が集まり、中長期的に株価は上昇に向かうものと考えている。今週の予想レンジは、22,000-22,800円とする。

経済スケジュール(10月15日〜10月19日)

日付 曜日 国内 海外 時間 内容
10月15日 国内 13:30 鉱工業生産指数確定値(8月)
ローソン銀行が営業開始
海外 15:30 印・卸売物価(9月)
16:00 トルコ・失業率(7月)
20:25 ブ・週次景気動向調査
21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(10月)
21:30 米・小売売上高(9月)
23:00 米・企業在庫(8月)
27:00 ブ・貿易収支(週次)(10月14日まで1カ月間)
印・貿易収支(9月)
米・財務省の半年次為替報告書の議会への提出期限
パプアニューギニア・APEC財務相会合・関連会合(17日まで)
中・資金調達総額(9月、15日までに)
中・マネーサプライ(9月、15日までに)
中・元建て新規貸出残高(9月、15日までに)
決算発表 BofA
10月16日 国内 13:00 首都圏マンション発売(9月)
CEATEC JAPAN(19日まで)
安倍首相がアジア欧州会議(ASEM)首脳会議などへの出席のため、欧州訪問に出発(20日まで)
海外 06:45 NZ・消費者物価指数(7-9月)
10:30 中・消費者物価指数(9月)
10:30 中・生産者物価指数(9月)
17:30 英・失業率(9月)
17:30 英・ILO失業率(3カ月)(8月)
18:00 欧・貿易収支(8月)
18:00 欧・ZEW期待指数(10月)
18:00 独・ZEW期待指数(10月)
20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(10月15日まで1カ月間)
21:00 ブ・IBGEサービス部門売上高(8月)
22:15 米・鉱工業生産指数(9月)
22:15 米・設備稼働率(9月)
23:00 米・JOLT求人件数(8月)
23:00 米・NAHB住宅市場指数(10月)
29:00 米・対米証券投資収支(ネット長期TICフロー)(8月)
決算発表 IBM、ブラックロック、J&J、モルガンS、ゴールドマン、ネットフリックス
10月17日 国内 国債買い入れオペ(残存3-5年、残存1-3年、残存5-10年)(日本銀行)
海外 15:00 欧・ユーロ圏欧州新車販売台数 (9月)
17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(週次)(10月15日まで1カ月間)
17:30 英・消費者物価コア指数(9月)
17:30 英・生産者物価産出コア指数(9月)
18:00 欧・ユーロ圏CPI改定値(9月)
20:00 ブ・FGVインフレ率IGP-10(10月)
20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)
20:30 ブ・経済活動(8月)
21:30 米・住宅着工件数(9月)
21:30 米・住宅建設許可件数(9月)
米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(9月25-26日分)
米・ブレイナードFRB理事が講演
加・大麻合法化
ベルギー・欧首脳会議・夕食会
香港・株式市場は祝日のため休場( 重陽デー)
決算発表 アルコア、ASMLホールディング
10月18日 国内 08:50 貿易収支(9月)
08:50 対外・対内証券投資(先週)
黒田日銀総裁が定例支店長会議であいさつ
地域経済報告(10月、日本銀行)
プリントネットがジャスダックに新規上場(公開価格:1400円)
海外 09:30 豪・失業率(9月)
21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(10月)
21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)
23:00 米・景気先行指数(9月)
23:00 米・中古住宅販売件数(9月)
米・セントルイス連銀総裁が講演
米・クオールズFRB副議長が講演
ベルギー・欧首脳会議
韓国・中央銀行が政策金利発表
印・株式市場は祝日のため休場(ダサラ)
決算発表 TSMC、SAP、ノバルティス、ブラックストーン、アメックス、ペイパル
10月19日 国内 08:30 消費者物価コア指数(9月)
10:00 銅電線出荷統計(9月)
15:35 黒田日銀総裁があいさつ
国債買い入れオペ(残存25年超、残存10-25年)(日本銀行)
ギフトが東証マザーズに新規上場(公開価格:2090円)
ディ・アイ・システムがジャスダックに新規上場(公開価格:1280円)
海外 11:00 中・固定資産投資(都市部)(9月)
11:00 中・GDP(7-9月)
11:00 中・鉱工業生産指数(9月)
11:00 中・小売売上高(9月)
20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、2次プレビュー)(10月)
23:00 米・中古住宅販売件数 (9月)
米・ダラス連銀総裁が講演
米・アトランタ連銀総裁が講演
伊・イタリア銀行(中央銀行)が四半期経済報告
英・イングランド銀行(英中央銀行)総裁が講演
決算発表 ボルボ、P&G
  • 提供:フィスコ社
先物・オプション口座開設先物・オプションお取引

少ない資金で大きな利益を狙いたくありませんか?そんな方はこちらを確認!

先物・オプションの関連コンテンツ

サキモノのココがPOINT!

先物・オプション口座開設先物・オプションお取引

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社、および情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製、または販売等を行うことは固く禁じます。
  • 必要証拠金額は当社SPAN証拠金(発注済の注文等を加味したSPAN証拠金×100%)−ネット・オプション価値(Net Option Value)の総額となります。
  • 当社SPAN証拠金、およびネット・オプション価値(Net Option Value)の総額は発注・約定ごとに再計算されます。
  • SPAN証拠金に対する掛け目は、指数・有価証券価格の変動状況などを考慮のうえ、与信管理の観点から、当社の独自の判断により一律、、またはお客さまごとに変更することがあります。
  • 「HYPER先物コース」選択時の取引における建玉保有期限は新規建てしたセッションに限定されます。必要証拠金額はSPAN証拠金×50%〜90%の範囲で任意に設定が可能であり、また、自動的に決済を行う「ロスカット」機能が働く取引となります。
  • 先物・オプションのSPAN証拠金についてはこちら(日本証券クリアリング機構のWEBサイト)
  • 指数先物の価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。市場価格が予想とは反対の方向に変化したときには、比較的短期間のうちに証拠金の大部分、またはそのすべてを失うこともあります。その損失は証拠金の額だけに限定されません。また、指数先物取引は、少額の証拠金で多額の取引を行うことができることから、時として多額の損失を被る危険性を有しています。
  • 日経平均VI先物取引は、一般的な先物取引のリスクに加え、以下のような日経平均VIの変動の特性上、日経平均VI先物取引の売方には特有のリスクが存在し、その損失は株価指数先物取引と比較して非常に大きくなる可能性があります。資産・経験が十分でないお客さまが日経平均VI先物取引を行う際には、売建てを避けてください。
  • 日経平均VIは、相場の下落時に急上昇するという特徴があります。
  • 日経平均VIは、急上昇した後に数値が一定のレンジ(20〜30程度)に回帰するという特徴を持っています。
    日経平均VIは、短期間で急激に数値が変動するため、リアルタイムで価格情報を入手できない環境での取引は推奨されません。
  • 指数オプションの価格は、対象とする指数の変動等により上下しますので、これにより損失を被ることがあります。なお、オプションを行使できる期間には制限がありますので留意が必要です。買方が期日までに権利行使又は転売を行わない場合には、権利は消滅します。この場合、買方は投資資金の全額を失うことになります。売方は、市場価格が予想とは反対の方向に変化したときの損失が限定されていません。また、指数オプション取引は、市場価格が現実の指数に応じて変動しますので、その変動率は現実の指数に比べて大きくなる傾向があり、場合によっては大きな損失を被る危険性を有しています。
  • 未成年口座のお客さまは先物・オプション取引口座の開設は受付いたしておりません。
  • 「J-NETクロス取引」で取引所 立会市場の最良気配と同値でマッチングする場合、本サービスをご利用いただくお客さまには金銭的利益は生じないものの、SBI証券は取次ぎ手数料をSBIジャパンネクスト証券から受取ます。
  • J-NETクロス取引の詳細は適宜修正される可能性がありますのでご留意ください。
ユーザーネーム
パスワード

セキュリティキーボード

ログインにお困りの方

SBI マネーアシスタント

ご案内
・【よりスムーズな解決を実現!】お問い合わせ内容の事前入力サービス

よくあるお問合せ
・証券税制と確定申告について
・NISA関連のお問い合わせ
・パスワード関連のお問い合わせ

HYPER SBI 2 ダウンロード
  • オンラインセミナー
  • クレカ積立 上限金額UPでさらに便利に

SBI証券はお客様の声を大切にしています


ページトップへ

何かお困りですか?

今すぐ口座開設

お問い合わせ  |  投資情報の免責事項  |  決算公告  |  金融商品取引法等に係る表示  |  システム障害の備え

金融商品取引業者 株式会社SBI証券 関東財務局長(金商)第44号、商品先物取引業者
加入協会/日本証券業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 日本STO協会、日本商品先物取引協会
SBI証券(オンライン総合証券最大手)−オンライントレードで株式・投資信託・債券を− © SBI SECURITIES Co., Ltd. ALL Rights Reserved.