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2018-09-25 23:34:53

マーケット > レポート >  特集レポート >  2013年振り返り(その1)〜東京株式市場〜

2013年振り返り(その1)〜東京株式市場〜

2013/12/2
投資調査部 藤本 誠之

2013年も残り1ヶ月少々を残すだけとなりました。今回の特集コンテンツは、少し早いですが2013年のマーケットを振り返ります。第1回は、東京株式市場です。日経平均株価は、昨年末から50%以上も上げる大幅上昇の年となりました。
アベノミクス相場といわれるこの大相場を振り返って見ましょう。
またこの大相場の中でも、大活躍した時価総額500億円以上の銘柄で、時価総額の増加率TOP5の銘柄に対して、今年の株価高騰の理由を紐解くとともに、今後相場へのヒントをご紹介いたします。

日経平均 日足チャート

日経平均月足データ

今年活躍した銘柄のキーワード 「ガラケーさようなら、スマホこんにちは」

時価総額増加ベスト5をご紹介(ガンホーなど)

日経平均 日足チャート

図1:日経平均 日足チャート

今年の日経平均株価は、昨年末終値10,395円より、11月28日の年初来高値15,727円まで、51.3%の急騰となっています。この上昇相場を4つ段階に分けてみました。

(1)第一次上昇相場

昨年末の安倍政権誕生から、アベノミクス3本の矢と呼ばれる金融緩和・財政出動・成長戦略への期待によって、日経平均株価は1万円の大台を超えて、昨年末の終値をつけていました。新年に入って、白川前日銀総裁によるインフレ目標2%、大幅な金融緩和によって、日経平均株価は堅調を維持し、右肩上がりの上昇相場が続きました。

(2)第二次上昇相場

黒田日銀総裁の「黒田バズーカ砲」異次元の量的・質的金融緩和により、上昇相場の2段ロケットに点火、更に5月下旬まで急ピッチでの上昇相場が続きました。

(3)反落・三角保ち合い相場

しかし、上昇ピッチが急で高値警戒感があったときに、米バーナンキFRB議長の発言から米金融緩和縮小(テーパリング)への懸念から、円高となり、株式も急激な調整を行いました。その後反発しましたが、上値を切り下げ、下値を切り上げるいわゆる三角保ち合いとなりました。

(4)掉尾の一振り 第三次上昇相場

企業の第二四半期の決算発表で、トヨタが営業利益2.2兆円に上方修正、また三井住友FGなどのメガバンクが相次いで上方修正をおこなったことにより(図2参照)、日経平均株価採用銘柄の1株当たり利益が、それまでの横ばいから急上昇したことなどから、株価は急進。保ち合い放れとなり、終値ベースでの年初来高値を更新する動きとなっています。

図2:日経平均(日足)と予想EPSの推移

  • 日経平均株価公表データをもとにSBI証券が作成。

日経平均 月足データ

表1:日経平均 月足データ (11月は、28日終値データまで)

 

始値

高値

安値

終値

前月比

月間
騰落率

1日あたりの
平均出来高(株)

1月

10688.11

11138.66

10486.99

11138.66

743.48

7.2%

3,545,390,530

2月

11191.34

11662.52

11046.92

11559.36

420.70

3.8%

3,757,786,450

3月

11606.38

12635.69

11606.38

12397.91

838.55

7.3%

3,234,828,700

4月

12135.02

13926.08

12003.43

13860.86

1462.95

11.8%

4,313,335,710

5月

13799.35

15627.26

13589.03

13774.54

-86.32

-0.6%

4,665,363,810

6月

13261.82

13677.32

12445.38

13677.32

-97.22

-0.7%

3,325,394,030

7月

13852.50

14808.50

13661.13

13668.32

-9.00

-0.1%

2,713,512,670

8月

14005.77

14466.16

13338.46

13388.86

-279.46

-2.0%

2,062,330,450

9月

13572.92

14799.12

13572.92

14455.80

1066.94

8.0%

2,987,163,680

10月

14484.72

14713.25

13853.32

14327.94

-127.86

-0.9%

2,428,956,820

11月

14201.57

15619.13

14086.80

15727.12

1399.18

9.8%

2,561,145,600

月足データでみますと、現時点で6勝5敗ですが、下落率は最大でも2.0%と小さく、上昇率は最大11.8%と非常に大きくなっています。

  • 4月までは連続で上昇相場が続き、4月に二桁の急騰となりました。
  • 5月も一時大きく上昇しましたが急落、前月比小幅安となっていました。
  • 6月・7月も上下に動きましたが、月末にかけては戻り、前月比小幅安となっています。
  • 8月に月末に掛けて少し下げ幅を拡大して終わっています。
  • 9月は、例年株価が調整しやすい月ですが、2020年東京五輪決定などの好材料もあり、大幅上昇しています。
  • 10月は、再度小動きとなっていました。
  • 11月に入って、三角保ち合いを上放れ、年初来高値を更新しています。

今年活躍した銘柄? 「ガラケーさようなら、スマホこんにちは」

今年活躍した銘柄を探るために、昨年末の時価総額と直近の時価総額を比較してみました。
東証・大証・名証の上場銘柄のうち、直近(11/28終値基準)で時価総額500億円以上の銘柄の昨年末と直近の時価総額を比較しました。

表2が、増加したベスト10、表3が減少したワースト5です。

藤本が斬る今年のキーワードは下記になるでしょう。

「ガラケーさようなら、スマホこんにちは」

増加した銘柄には、着せ替えアプリ『ココッパ』のユナイテッドがトップになったのを含め、『パズドラ』のガンホー・オンライン・エンターテイメント、『魔法使いと黒猫のウィズ』のコロプラなどスマホアプリ関連が上位に入っています。逆に減少した銘柄の1位・2位がガラケーでのソーシャルゲームで一世を風靡したディー・エヌ・エーやグリーとなっています。また、スマホになり画面サイズが大きくなったことから広告スペースが増加したアフィリエイト広告関連のアドウェイズやファンコミュニケーションズも上位にランクインしています。

また活躍した銘柄では、リストラ・第3者割当で大きく時価総額を増加させて、あと一息で『十倍返し』となった中山製鋼所やルネサスエレクトロニクスは、リベンジ・復活組といえるでしょう。株高メリットの日本取引所グループや、ミドリムシのユーグレナ、電解水素水の日本トリムなど、他に上場企業がないユニークな業態の銘柄も大きく時価総額を増やしました。

逆に減少した銘柄では、アルコール離れで居酒屋のワタミ、デジカメ不振のニコンなど、業界全体 の不振が大きく影響した銘柄が目立ちました。

表2:時価総額増加 ベスト10 (昨年末・直近(11月28日)比較)

NO.

コード

銘柄名

昨年末時価総額
(百万円)

直近(11/28終値)
時価総額(百万円)

変化率

一口コメント

1

2497

2,905

73,733

2438.2%

スマホアプリ

2

2489

5,878

73,143

1144.4%

アフィリエイト広告

3

5408

6,175

63,079

921.5%

リストラ・第三者割当

4

6723

126,806

1,165,320

819.0%

リストラ・第三者割当

5

3765

99,459

762,631

666.8%

スマホアプリ

6

3668

40,329

295,243

632.1%

スマホアプリ

7

6788

10,756

73,756

585.7%

電解水素水

8

8697

116,100

765,128

559.0%

取引所

9

2931

15,136

98,732

552.3%

ミドリムシ

10

2461

19,391

121,418

526.1%

アフィリエイト広告

表3:時価総額減少 ワースト5 (昨年末・直近(11月28日)比較)

NO.

コード

銘柄名

昨年末時価総額
(百万円)

直近(11/28終値)
時価総額(百万円)

変化率

一口コメント

1

2432

428,602

287,746

-32.9%

ソーシャルゲーム

2

3632

313,547

214,633

-31.5%

ソーシャルゲーム

3

7518

75,650

55,091

-27.2%

ネットワーク構築

4

7731

1,012,620

778,507

-23.1%

デジカメ

5

7522

71,576

59,195

-17.3%

居酒屋

株式市場の株価は、『恐怖と欲』で決まると藤本は考えます。故に本来あるべき価値で株価は決まるものではなく、上下どちらにも行き過ぎるものです。今年、好調だった銘柄に関しても、『欲』によって、『高成長しているからもっと上がるはずだ』『リストラで最悪期は脱した』など過大に株価を評価している可能性があります。逆に不調だった銘柄は、『株価がもっと下がるのでは』という『恐怖』によって、売りが売りを呼び、過小評価されてしまった可能性もあります。 来年に向けて、必ずしも今年好調だった銘柄が引き続き好調とは限りませんし、逆に不調だった銘柄が来年も不調であるとは限りません。しかし、どちらも株価が大きく動く可能性があります。株式投資には、『買い』と『売り』があります。株価が動きさえすれば、大きな収益チャンス(当然、リスクも)があります。今年活躍した(不調だった)銘柄は、今後大きな取引チャンスがあると言えそうです。

また、最も簡単な株の売り時を決める方法は、『買った理由が無くなった時が売り場』です。この好調だった10銘柄・不調だった5銘柄を保有している投資家を含め、すべての個人投資家の方は、年内で証券優遇税制が廃止されることもあり、ご自分の保有されている銘柄の『買った理由』を総点検して、今でもその理由があるか、なくなってしまったかを確認しましょう。その上で売るべき銘柄、保有し続ける銘柄に分けて、来年の株式相場への準備を行うことをオススメします。

極端な例でご紹介しますと、安定的で高配当銘柄という理由だけで、『電力株』を買っていた場合は、残念ながらその理由は既になくなってしまっているということです。スマホアプリの高成長を期待して買った場合、もう既にかなりの高成長をしてしまっている場合は、今後の成長余地は今までよりも、小さくなっていると言えるでしょう。

時価総額増加 ベスト5をご紹介

銘柄コード

2497

銘柄名

市場

東証マザーズ

株価

3,240円

単元株数

100株

予想PER(連)

999.9倍

実績PBR(連)

13.97倍

時価総額

約737億円

ポイント

 ・ スマホの着せ替えアプリ『ココッパ』の大ヒットにより、株価は急騰したようです。

 ・ 7月17日に9,320円の高値をつけており、信用買い残は11月22日現在で286万超。高値の6ヶ月期日を1月中旬に迎えるため、目先は上値の重い展開が想定されそうです。逆に、そこまで現在の株価水準を維持できれば、反発の可能性もありそうです。

SBI証券投資調査部にて作成。株価・予想PER(連)・実績PBR(連)・時価総額は、2013/11/28/終値を基準に表示。

銘柄コード

2489

銘柄名

市場

東証マザーズ

株価

1,803円

単元株数

100株

予想PER(連)

182.8倍

実績PBR(連)

14.13倍

時価総額

約731億円

ポイント

 ・ 仮想通貨「LINEフリーコイン」の販売で代理店契約を結んでいるため、LINE関連銘柄として株式市場では評価されているようです。

 ・ 無料通話&メッセージアプリ「LINE」が全世界で3億ユーザーを突破、来年2014年にも、上場が噂されているため、株式市場で数少ない関連銘柄として、人気が集中しています。

 ・ 非常に株価変動の荒い相場ですが、直近上値抵抗線を上方向に抜けたところであり、11月12日安値1,474円を割り込むまでは、戻りを試す展開が続く可能性があります。

SBI証券投資調査部にて作成。株価・予想PER(連)・実績PBR(連)・時価総額は、2013/11/28/終値を基準に表示。

銘柄コード

5408

銘柄名

市場

東証1部

株価

100円

単元株数

1,000株

予想PER(連)

0.9倍

実績PBR(連)

1.2倍

時価総額

約631億円

ポイント

 ・ 老舗の鉄鋼メーカー、大リストラで化学事業から撤退。

 ・ 8月に約602億円の債権放棄、約90億円の第三者割当増資を行い、債務超過解消で疑義注記外れています。

 ・ 大手術によって何とか生きながらえた状況です。今後は、この大手術の結果、収益力が回復するかに注目でしょう。

SBI証券投資調査部にて作成。株価・予想PER(連)・実績PBR(連)・時価総額は、2013/11/28/終値を基準に表示。

銘柄コード

6723

銘柄名

市場

東証1部

株価

699円

単元株数

100株

予想PER(連)

-(赤字)

実績PBR(連)

5.58倍

時価総額

約1,165億円

ポイント

 ・ 経営再建中の半導体メーカー、NECエレクトロニクスとルネサステクノロジが2010年に合併、日立、三菱電機、NECの半導体事業を統合した会社

 ・ 国内の工場を集約、3千人超の希望退職を行うなど大リストラ中。営業利益・経常利益が黒字化しそうだが、リストラによると特別損失で最終赤字続きそうです。

 ・ 今年2013年9月に第三者割当増資12.5億株(120円)で行っています。

 ・ 「再編進み残存者利益を享受」との思惑で、直近新高値を更新しています。

SBI証券投資調査部にて作成。株価・予想PER(連)・実績PBR(連)・時価総額は、2013/11/28終値を基準に表示。

銘柄コード

3765

銘柄名

市場

東証マザーズ

株価

66,200円

単元株数

1株

予想PER(連)

13.6倍

実績PBR(連)

16.97倍

時価総額

約7,626億円

ポイント

 ・ スマホゲーム『パズル&ドラゴンズ』が記録的な大ヒット。

 ・ 7〜9月期決算で営業利益が4〜6月期比で12%減だったことで「パズル&ドラゴンズ」の成長は一服したとの見方などから、上値の重い展開が続いています。

SBI証券投資調査部にて作成。株価・予想PER(連)・実績PBR(連)・時価総額は、2013/11/28終値を基準に表示。

銘柄選定の根拠(基準や前提)

時価総額増加 ベスト10 (昨年末・直近(11月28日)比較)
2497 ユナイテッド
2489 アドウェイズ
5408 中山製鋼所
6723 ルネサスエレクトロニクス
3765 ガンホー・オンライン・エンターテイメント
3668 コロプラ
6788 日本トリム
8697 日本取引所グループ
2931 ユーグレナ
2461 ファンコミュニケーションズ

時価総額減少 ワースト5 (昨年末・直近(11月28日)比較)
2432 ディー・エヌ・エー
3632 グリー
7518 ネットワンシステムズ
7731 ニコン
7522 ワタミ

  • ※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

免責事項・注意事項

  • 本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客様が損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。

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