金・プラチナ > 金・プラチナ取引とは(金・プラチナの特徴) > 金・プラチナについてもっと知ろう!「金・プラチナの豆知識」 > いま改めてプラチナについて知る
いま改めてプラチナについて知る
提供:SBIゴールド
みなさんは、プラチナが何に使われているかご存知ですか?この質問は、簡単な質問ですが、この質問への解答は、プラチナの需要と供給に関わる重要なものといえます。
今回はプラチナの需要について考えて行きたいと思います。
プラチナの需要
プラチナが利用されているセグメントは主に4つあります。
出所:WPIC(World Platinum Investment Council)のフローチャートをもとにSBIゴールドが作成
自動車の排ガス浄化の触媒利用はやはり高い割合を占めています。WPIC(World Platinum Investment Council)も言及しているように水素自動車が将来的に増えた場合、こちらの割合が増えることが予想されます。ただし、以前にも述べたように次世代自動車使用触媒の標準の問題はまだどう展開されるか読めないところです。そしてやはり宝石を用いた装飾品における需要が多いことはみなさん納得されるのではないでしょうか。カルティエやティファニーなど女性のあこがれである宝石入り装飾品もやはりプラチナの需要を大きく支えています。
工業製品への利用もプラチナ需要を支える重要なセグメントです。こちらも、排ガス浄化の触媒と同じように必要とされる技術が開発された場合、やはり大きく伸びる可能性を持っています。
最後は、やはり投資における需要です。これもやはりWPIC(World Platinum Investment Council)が言及しているようにいくつかの投資方法があります。地金の購入だけでなく、日本ではプラチナ積み立て、欧米では地金に対する機関投資家などの投資、また米加における個人退職年金勘定(IRA)などの投資においてもプラチナの需要は高いものがあります。その他プラチナETFなどが運用されているところもあります。
今後のプラチナ需要の行方
20億年前に隕石の衝突をひとつの要因として、長い年月をかけて形成されたプラチナ。それはまだメジャーな存在とは言えないかもしれませんが、私たちの社会の中でその存在意義を高めてきました。
そして今後も、科学技術や経済発展と社会の豊かさの向上とともにその存在意義、需要は、常に変化していくと思われます。一方で供給が限られたプラチナは、投資対象としても、注目される存在であり続けることでしょう。
みなさんの身の回りを見渡して、プラチナの需要と供給を考え、改めてプラチナを知ることもよいのではないでしょうか?それが、みなさんの今後の投資戦略と成果に結実していくかもしれません。
【参考資料】
WPICの「The Drivers of Demand」の図式は日本語訳されていませんが、大変わかりやすくプラチナの需要を表現しており、プラチナを理解する上では大変よい資料です。
https://www.platinuminvestment.com/supply-and-demand/demand-drivers
金・プラチナについてもっと知ろう!
当コラムに関してご留意頂きたい事項
- 当コラムは投資判断の参考となる情報提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客さまご自身の判断でなさるようお願いいたします。
- 当資料に示す意見等は、特に断りのない限り当資料作成日現在のSBIゴールド(株)の見解です。当資料に示されたコメント等は、当資料作成日現在の見解であり、事前の連絡なしに変更されることがあります。
- 本資料は当社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、完全性等について保証・約束するものではありません。
ご注意事項
- 買付時の手数料は、売買代金の2.16%(税込)、売却時の手数料は無料です。
- 本取引は金・プラチナの価格変動により、投資元本を割り込むことがあります。
- 本取引は、政治・経済情勢の変化および各国政府の貴金属地金取引への規制等による影響を受けるリスクがあります。
また、かかるリスクが顕在化した場合、当社の提供するサービスの全部、または一部が変更、停止されるリスクがあります。 - 本取引は為替相場の変動により損失を被ることがあります。
- 本取引は、システム機器、通信機器等の故障等、不測の事態による取引の制限が生じるリスクがあります。
- 本取引は売値(Bid:お客様が売ることの出来る値段)と買値(Ask:お客様の買うことのできる値段)の差(スプレッド)があります。
- スプレッドは固定されるものではなく、需給バランスや、政治・経済情勢の変化にともない、当社の任意で変更いたします。