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2020年 年頭のご挨拶
あけましておめでとうございます。
旧年中は格別のご高配を賜りまして、誠にありがとうございました。
昨年は、米中貿易摩擦や英国によるEU離脱問題の動向に一喜一憂する展開が続きましたが、米国政策金利の利下げが連続して実施されたため、NYダウ・NASDAQ・S&P500主要3指数が過去最高値を更新した影響を受け、12月には日経平均株価が1年2カ月ぶりに2万4千円台を回復しました。投資家の皆さまにおかれましても、実りの多い一年だったのではないかと存じます。
このような中、弊社は、総合口座数ではオンライン総合証券として競合他社を圧倒する490万口座を突破いたしました。これもひとえに多くのお客さまのご愛顧の賜物と感謝申し上げます。
さて、金融業界は近年、大きなうねりの中にあります。キャッシュレス決済分野の競争が激化するなどさまざまなフィンテック企業が台頭する一方、既存の金融機関はデジタル技術の活用に取り組み、新たなビジネスモデルへの転換が進んでいます。また、「人生100年時代」という言葉が定着し、政府も「貯蓄から資産形成へ」を推進するべく諸制度の整備を進めており、老後に向けた資産形成のため国民の自助努力が求められる時代となっています。
このような中、証券業界においては、米国の大手ネット証券の動きを受けて、日本においても「手数料無料化」の波が到来しました。
弊社においては、手数料無料化および改定の施策を以下のとおり発表しております。
- ※キャッシュバックについてはシステム対応後、完全無料化することを予定しております。
■ 現物取引・信用取引
- 2019年12月23日(月)から、1日の約定代金合計額に対して手数料がかかる「アクティブプラン」において、1日の約定代金合計額を「50万円まで無料」に
■ 国内ETF
- 2020年1月14日(火)から、国内ETF(103銘柄)の取引手数料を全額キャッシュバック
■ 米国ETF
- 2020年1月2日(木)から、米国ETF(9銘柄)の買付手数料を全額キャッシュバック
■ 信用取引(対象:ETF・REIT・ETN・インフラファンド)
- 2019年12月16日(月)から、取引手数料を全額キャッシュバック
■ 一般信用取引「日計り信用」
- 2020年1月中旬から、取引手数料を全額キャッシュバック、買方金利(年率)2.80%→1.80%、貸株金利(年率)2.00%→1.80%への引き下げ
- 買方金利・貸株料が0%になる約定金額の条件を300万円→100万円に引き下げ
■ 投資信託
- 2019年12月16日(月)から、販売手数料の完全無料化(ブルベア型ファンドを含む2,700本のすべての投資信託)
■ 夜間PTS取引
- 2019年12月16日(月)から、PTS取引のナイトタイムセッション(夜間取引/17:00〜23:59)の手数料を全額キャッシュバック
この他にも、弊社は「顧客中心主義」の経営理念のもと、以下のとおり分かりやすい情報提供と魅力あるサービスの拡充に努めてまいりました。
- 国内株式取引の注文方法に特殊注文として「OCO注文」、「IFD注文」、「IFDOCO注文」を追加
- 「かんたん積立 アプリ」の提供
- PTS信用取引の開始
- SBIグループとバンガードとの共同ブランドファンド「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の取扱い開始
- 「MINKABU PRESSニュース」配信開始
本年も、お客さまの最善の利益を追求しながら、金融イノベーターとして経済環境の変化に柔軟に適応し、資本市場の担い手として社会に貢献するべく、革新的なサービスを提供してまいります。
新元号「令和」も2年目を迎え、東京オリンピックも開催される記念すべき本年には、昨年改正された金融商品取引法の施行や次世代移動通信「5G」の実装などが予定されており、フィンテックの存在感はさらに大きなものになるでしょう。
皆さまの資産形成のお役に立てるよう、社員一丸となって尽力してまいりますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
本年が皆さまにとって幸多き年となることを祈念いたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。
令和2年 元旦
株式会社SBI証券
代表取締役社長