皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
NASDAQ-100は下降期である第4ステージから下降相場の終焉である第5ステージへ移行してきました。このまま短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇相場の入り口である第6ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯を下抜ければ下降期である第4ステージに逆行します。
NYダウは下降期である第4ステージから上昇相場の入り口である第6ステージへと移行しています。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージへと移行します。一方で、短期移動平均線が帯を下抜けてくれば下降相場の終焉である第5ステージに逆行します。
日経225は下降期である第4ステージから上昇相場の入り口である第6ステージへと移行しています。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージへと移行します。一方で、短期移動平均線が帯を下抜けてくれば下降相場の終焉である第5ステージに逆行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきていますが、短期移動平均線が帯に接近しています。このまま短期移動平均線が帯を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が再び上向きになれば上昇トレンドの勢いが戻ってきます。
サリバン米大統領補佐官が中国の外交トップと会談しました。ロシアのウクライナ侵攻をめぐって会談しましたが、サリバン氏は中国が対ロ支援をした場合は「代償」を負わせると警告したとみられています。
中国では、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に一部地域でロックダウン(都市封鎖)が導入され、原油需要が減退するとの見方が台頭しました。ウクライナ情勢を受けて高騰していた原油相場は急落しました。その原油急落を眺めて、米連邦準備制度理事会(FRB)の急速なペースの利上げや個人消費への悪影響をめぐる警戒感が緩和しました。
2月の卸売物価指数(PPI)は前年比10%の上昇でしたが、前月比では0.8%上昇と、市場予想を下回りました。
米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利を0.25%引き上げることを決定しました。FRBは記録的な物価高に対処するため、2年間続けてきた事実上のゼロ金利の解除に踏み切りました。同時に公表したFOMC参加者による政策金利見通しは、年内の利上げについて、1回0.25%なら今回を含め7回を想定しており、昨年12月時点の3回から大幅に増えました。その後のパウエルFRB議長の記者会見で米経済が利上げに耐えることができるとの見方を示したほか、リセッション(景気後退)の可能性が「特段高まっているとは言えない」と発言したことが好感されました。
ロシアがドル建て国債の利払いを実施し、デフォルト(債務不履行)を当面回避したもようだとの報道が出て地合いが強まりました。
2月の住宅着工件数は前月比6.8%増の176万9,000戸と、市場予想の169万戸を大きく上回りました。
バイデン米大統領は、ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、ロシアと友好関係にある中国の習近平国家主席とテレビ電話で会談しました。バイデン大統領が米中関係の改善を呼び掛けたことが好感されました。
まだまだ不確定要素が多く、マーケットは不安定な状態が続いていますので、チャートの動向に注目して見ていきましょう。
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週間の概況
注目イベント
3月23日(水)16:00(英国)2月消費者物価指数
3月23日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
3月23日(水)23:00(米国)2月新築住宅販売件数
3月23日(水)24:00(ユーロ圏)3月消費者信頼感
3月24日(木)18:00(ユーロ圏)3月製造業購買担当者景気指数
3月24日(木)18:00(ユーロ圏)3月サービス部門購買担当者景気指数
3月24日(木)18:30(英国)3月製造業購買担当者景気指数
3月24日(木)18:30(英国)3月サービス部門購買担当者景気指数
3月24日(木)21:30(米国)2月耐久財受注
3月24日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
3月24日(木)22:45(米国)3月製造業購買担当者景気指数
3月24日(木)22:45(米国)3月サービス部門購買担当者景気指数
3月24日(木)22:45(米国)3月総合購買担当者景気指数
3月25日(金)08:30(日本)3月東京都区部消費者物価指数
3月25日(金)18:00(独国)3月IFO企業景況感指数
3月25日(金)23:00(米国)2月住宅販売保留指数
3月25日(金)23:00(米国)3月ミシガン大学消費者態度指数
3月29日(火)08:30(日本)2月失業率、2月有効求人倍率
3月29日(火)22:00(米国)1月住宅価格指数
3月29日(火)22:00(米国)1月ケース・シラー米住宅価格指数
3月29日(火)23:00(米国)3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
*今週は日本の雇用統計に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入り口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値27,957円 安値24,625円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入り口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値35,899ドル 安値32,319ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第5ステージ
第5ステージは下降相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値15,273ドル 安値13,024ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値3,053円 安値2,076円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
では、今週も資金管理についてしっかりと学んでいきましょう。
先週は「ユニット」という言葉が出てきましたが、具体的な導き方を見ていきましょう。ユニットを導き出すには「自己資金量」と「ATR」が必要になります。ATRとは「平均的な1日あたりの値動き」ですね。
では、ユニットの計算方法を見ていきましょう。
投資用資金の1%を求める。
投資用資金×0.01=A
その銘柄の最小単位をトレードした時の1日のリスクを計算する。
取引単位×ATR=B
ユニットはA÷B(*取引単位によって四捨五入します。)
では、実際のユニットを計算してみましょう。
投資用資金1,000万円のトレーダーで計算します。
A=1,000万円×0.01=100,000円
このトレーダーはくりっく株365の「NYダウリセット付証拠金取引」を取引しています。そのときのATRが500ポイントとします。
B=10倍(1枚=10倍)×500円=5,000円
これを公式に当てはめると、ユニットは「A÷B」で算出できます。
100,000円÷5,000円=20枚
結論からいうと、投資用資金1,000万円のトレーダーが、ATRが500ポイントの時にNYダウリセット付き証拠金取引をトレードするとしたら、1ユニットは20枚となります。つまり、タートルズなら1回のトレードにつき、20枚単位で取引することになります。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。