皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米連邦準備制度理事会(FRB)が金融引き締め政策を加速させるとの思惑が引き続き強まっています。それに伴い長期金利が上昇しており、特にハイテク株の重石になっています。
NASDAQ-100は下降相場の入り口である第3ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がれば下降トレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージから下降相場の入り口である第3ステージに移行してきました。中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けると下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
日経225は下降相場の入り口である第3ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がれば下降トレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
原油ETFは上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくれば上昇トレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇期の終焉である第2ステージに移行します。
中国での新型コロナウイルス感染拡大に伴い、エネルギー需要が減るとの見方やドル相場上昇による割高感から原油価格が約1カ月半ぶりの安値を付けました。
3月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比8.5%の上昇となり、40年ぶりの高い伸びを記録しました。ただ、市場予想にほぼ沿った内容であり、コアCPIは6.5%の上昇と、予想を下回る結果となったことで、インフレをめぐる過度の警戒感が後退しました。
しかし、3月の米卸売物価指数は前年同月比11.2%の上昇と過去最大を更新し、コアも9.2%上昇と高い伸びを記録したことで、インフレの高止まりを示す内容だったことから長期金利が上昇しました。
ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は14日午前、米メディアに出演し、0.5%の大幅利上げを「非常に合理的な選択肢」との認識を示しました。そのうえで、量的緩和で膨らんだ資産の圧縮に取り組む必要性も強調しました。債券市場では、高インフレを抑制するため、FRBが急速に金融引き締め政策を進めるとの見方が強まり、長期金利が上昇しました。
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週間の概況
注目イベント
4月20日(水)08:50(日本)3月貿易統計
4月20日(水)15:00(独国)3月生産者物価指数
4月20日(水)18:00(ユーロ圏)2月貿易収支
4月20日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
4月20日(水)23:00(米国)3月中古住宅販売件数
4月20日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
4月21日(木)18:00(ユーロ圏)3月消費者物価指数
4月21日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
4月21日(木)21:30(米国)4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
4月21日(木)23:00(米国)3月景気先行指標総合指数
4月21日(木)23:00(ユーロ圏)4月消費者信頼感
4月22日(金)08:30(日本)3月全国消費者物価指数
4月22日(金)15:00(英国)3月小売売上高
4月22日(金)17:00(ユーロ圏)4月製造業購買担当者景気指数
4月22日(金)17:00(ユーロ圏)4月サービス部門購買担当者景気指数
4月22日(金)17:30(英国)4月製造業購買担当者景気指数
4月22日(金)17:30(英国)4月サービス部門購買担当者景気指数
4月22日(金)22:45(米国)4月製造業購買担当者景気指数
4月22日(金)22:45(米国)4月サービス部門購買担当者景気指数
4月22日(金)22:45(米国)4月総合購買担当者景気指数
4月25日(月)08:50(日本)3月企業向けサービス価格指数
4月25日(月)14:00(日本)2月景気先行指数(CI)・2月景気一致指数(CI)
4月26日(火)08:30(日本)3月失業率、3月有効求人倍率
4月26日(火)21:30(米国)3月耐久財受注
4月26日(火)22:00(米国)2月住宅価格指数
4月26日(火)22:00(米国)2月ケース・シラー米住宅価格指数
4月26日(火)23:00(米国)4月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
4月26日(火)23:00(米国)4月リッチモンド連銀製造業指数
4月26日(火)23:00(米国)3月新築住宅販売件数
*今週は日本の雇用統計や日欧の消費者物価指数に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
重要な価格
高値29,423円 安値24,625円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入り口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値35,899ドル 安値32,319ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
重要な価格
高値15,280ドル 安値13,024ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値3,053円 安値2,076円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は、適正リスクについて解説しましたが、その中で制限速度こそが、適正リスクということをお話しました。
リスクを過剰に抑えるという間違った考え方は、高速道路を時速30キロで走ったり、一般道路を時速10キロで走ったりすることに似ています。それではなかなか目的地に着きません。
トレードの世界も同じです。限度を超えるリスクを取ると、あっという間に破産してしまいます。だからといってリスクを抑え過ぎると、利益は僅かになりますから、目標の達成自体が困難です。それではトレードをする意味がありません。
したがって、破産しない制限速度を守り、その中で最大限のリスク(=リターン)を取ることがリスク管理の目的となるのです。その為には自分の適性リスクを知り、トレードの最中は自分のリスク量を常に把握しておく必要があります。
リスクをスピードに置き換えるなら、今、自分が取っているリスクのパーセンテージはスピードメーターです。トレードをしながら自分のリスク量を知らないのは、スピードメーターを見ずに自動車を運転しているのと同じです。
自分は今、投資用資金の何パーセントのリスクを取っているのか。常にこの問いに答えられる必要があります。それこそがリスク管理のスタートです。
では、具体的にリスク管理を行う方法をお伝えしましょう。
基本的にはリスクを管理するためにはロスカットラインを設定しなければいけません。ロスカットラインとは、相場が自分の予想とは逆に動いた場合に、あらかじめ決めておいた限度額以上の損失を被らないように、損切りをする水準のことをいいます。
トレードに際しては、建玉と同時にロスカットラインを設定して、逆指値注文を出すことを徹底しましょう。相場が逆に動いてからロスカット注文をだすのではワンテンポ遅くなります。その分だけ、損失が広がるおそれがあります。
ロスカットラインを設定する基本的な考え方は、次の二つになります。
(1)一時的に下がってもトレンドが継続しているならロスカットせずに我慢する。
(2)トレンドが終了したならいち早く決済する。
これを意識することが大事なこととなりますので、来週はここの部分を深堀していきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。