皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で、0.75%の利上げを決定しました。これにより米欧が積極的な金融引き締めを行うことで景気後退懸念が強まっています。
NASDAQ-100は下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
日経225は下降相場の入り口である第3ステージから上昇期である第1ステージへ移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
米サプライ管理協会(ISM)が発表した8月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は56.9と、前月から0.2ポイント上昇し市場予想を上回りました。
6日には米長期金利が急伸し、指標である10年物米国債利回りが約3カ月ぶりの高水準となる3.35%台を付けましたが、7日は一時3.25%まで低下し上昇が一服しました。金利上昇によってハイテク株や成長株の魅力が薄れるため、金利低下は特にこれらの銘柄の追い風となりました。また、7日に原油相場は急落し約8カ月ぶりの安値を更新し、インフレへの懸念がやや和らいだことで株価の追い風となりました。
ECBは8日の理事会で、0.75%の利上げを決定しました。声明では「今後複数回の会合で、さらなる利上げを行う」と表明しました。米欧の積極的な金融引き締めによる景気後退懸念が強まっています。
FRBのパウエル議長はオンライン会合で、高インフレに対し、「強力な手段を講じ、落ち着くまで続ける必要がある」と強調し、利上げを継続する姿勢を改めて示しました。さらに、セントルイス連銀のブラード総裁はメディアインタビューで、今月の会合での0.75%利上げを支持する方向に「より一層傾いている」と発言しました。
また、ウォラーFRB理事も講演で、同会合での大幅利上げを支持すると明言しました。市場関係者の間では、20、21両日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、3会合連続となる0.75%の大幅利上げを決めるとの観測が強まっています。
米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利上げ継続が景気後退を招くことへの懸念が根強く、株価は8月半ば以降、下落基調をたどってきました。ただ、売られ過ぎとの見方も広がる中で買い戻しが入り、主要株価指数は3日続伸。ダウ平均は週間では4週ぶりに上昇しました。
FRBが20、21日に開く金融政策会合で、3会合連続となる0.75%の大幅利上げを決めることを市場はほぼ織り込み済みで、市場関係者の間では、利上げに対する投資家の備えができてきたと指摘しました。ただ、FRBによる利上げの終了時期や政策金利の到達点が依然不透明なことなどを背景に、株価は目先、下落基調が続くとの指摘も上がっています。
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週間の概況
注目イベント
9月14日(水)13:30(日本)7月鉱工業生産
9月14日(水)15:00(英国)8月消費者物価指数
9月14日(水)18:00(ユーロ圏)7月鉱工業生産
9月14日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
9月14日(水)21:30(米国)8月卸売物価指数
9月15日(木)08:50(日本)8月貿易統計
9月15日(木)18:00(ユーロ圏)7月貿易収支
9月15日(木)21:30(米国)9月ニューヨーク連銀製造業景気指数
9月15日(木)21:30(米国)8月小売売上高
9月15日(木)21:30(米国)9月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
9月15日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月15日(木)22:15(米国)8月鉱工業生産
9月16日(金)18:00(ユーロ圏)8月消費者物価指数
9月16日(金)23:00(米国)9月ミシガン大学消費者態度指数
9月19日(月)日本祝日(敬老の日)
9月19日(月)23:00(米国)9月NAHB住宅市場指数
9月20日(火)08:30(日本)8月全国消費者物価指数
9月20日(火)10:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、金融政策会合議事要旨公表
9月20日(火)21:30(米国)8月住宅着工件数
9月20日(火)21:30(米国)8月建設許可件数
*今週は日本の消費者物価指数に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値29,191円 安値27,338円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値34,260ドル 安値31,063ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値13,704ドル 安値11,890ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値3,165円 安値2,703円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は、「ダマシが多いヒストグラムをあえてチャートに表示しているのはなぜでしょうか?」という質問を皆さんに投げかけて終わりました。
皆さんはこのヒストグラムの役割をどのように考えているのでしょうか。
では、ここからは一般的なトレーダーがどのように売買しているのかを考えてみましょう。初心者トレーダーの方は移動平均線の売買サインを参考にしているか、もしくは、ネットニュースになった銘柄を買っているかもしれません。
中級者のトレーダーはどうでしょう。移動平均線の売買サインではなく、MACD線とシグナルの売買サインを参考にして移動平均線の売買サインよりも早い売買を行っているでしょう。
では、上級者はどうやっているのでしょうか。それは、ヒストグラムの動きを確認し、ヒストグラムのサインが出れば、トレードをするのではなく、トレードの準備をするのです。そして、MACD線とシグナルに売買サインが出ればどのように対応するかを事前に準備しておくのです。この準備をする時間を事前に用意することでMACD線とシグナルの売買サインが出現した時に、慌てることなくトレードすることができるのです。
このことを理解できれば皆さんはMACDの使い手になることができます。
さて、MACDの仕組みはよく理解できたと思います。理論的な事はここまでとして、ここからは小次郎講師流の「MACDを使った仕掛けと仕切りのテクニック」について、買いを例に具体的に紹介します。
まずは、試し玉です。
この試し玉については、初心者の方が行うとダマシが多いためにロスカットだらけになってしまいます。よって、試し玉に関しては慎重な対応が求められることを事前に申し上げておきます。
ヒストグラムのボトムアウトから上昇への転換は、トレードの準備期間となります。ですから、ヒストグラムを利用して仕掛けても、信頼性に欠けます。トレーダーの早く仕掛けたい気持ちは分かりますが、仮にヒストグラムを根拠に買いを仕掛けるなら、試し玉のレベルで留めておき、ダマシに合ってもあきらめがつく程度にしておきましょう。
では、来週はいよいよ本仕掛けと増し玉について解説していきますので楽しみにしていてください。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。