皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
週末21日のニューヨーク市場で政府・日銀による9月22日以来のドル売り・円買い為替介入がありました。円は短時間で151円台から147円台半ばに急伸しました。今後も神経質な展開が続きそうです。
NASDAQ-100は下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ移行します。
NYダウは下降期である第4ステージから上昇相場の入り口である第6ステージへ移行してきました。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を上回ってくれば上昇期である第1ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ逆行します。
日経225は下降期である第4ステージから下降相場の終焉である第5ステージへ移行してきました。このまま短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇相場の入り口である第6ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯を下回れば下降期である第4ステージへ逆行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
ハント英財務相が、大型減税を柱とするトラス政権の経済対策をほぼ全て撤回すると表明しました。世界の金融市場に混乱をもたらした政策が撤回され、投資家の間で安心感が広がりました。
市場関係者の間では、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ抑制のために積極的な利上げを続けることに伴う景気悪化懸念が根強くあり、こうした懸念を背景に、株価も不安定な値動きを示しています。
ダウ構成銘柄のトラベラーズとプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の四半期決算は市場予想を上回る内容となり、株式市場の上昇に繋がりました。米コンピューターサービス大手IBMは市場予想を上回る決算を公表しました。同社など一部好決算を受けて米企業業績の先行きに楽観的な見方が広がりました。米企業の7〜9月期決算が底堅い内容となっていることも、株価を下支えしました。調査会社ファクトセットによれば、米主要500社のうち2割が決算発表を終え、このうち72%の企業が市場予想を上回る1株当たり利益を計上しました。5年平均の77%は下回っているものの、前週末の69%から改善しました。
9月の住宅着工件数は前月比8.1%減少し、住宅市場の冷え込みを示す内容となりましたが、相場への影響は限定的でした。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、FRBが11月の金融政策会合で0.75%の大幅利上げを決めると同時に、次回12月の会合での利上げ幅縮小の可否についても、11月会合で議論する可能性があると報じました。サンフランシスコ連銀のデイリー総裁はこの日利上げペース減速について「まだその段階ではない」としながらも、議論を始める必要があるとの見方を示しました。FRBが大幅利上げを続けることで米国が景気後退に陥ることへの懸念が市場では根強かったものの、利上げペース鈍化の可能性に触れた報道や発言によって投資家心理が改善しました。
米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利上げに対する警戒感が根強い中、ニューヨーク市場でも政府・日銀による市場介入への警戒感があったものの下げ止まらず、152円台が目前となりました。しかし、政府・日銀による9月以来のドル売り・円買い介入を受け、円は短時間で151円台から147円台半ばに急伸しました。市場関係者の間では、来週の日銀金融政策決定会合を控えたこの時点で、政府・日銀が動いたことで新たな円安対策を講じないのではないかとの見方もあるようです。米国の金利次第ではありますが、神経質な展開が続きそうです。
開設はこちら(無料)
ほぼ即時口座開設が可能
(メンテナンス時間除く)
取引サイトへ
取引時間AM8:30〜翌AM6:00(夏時間AM5:00)日本の祝日も取引可能!
取引口座へ入金(振替)
平日14:30までの振替指示なら
翌営業日の取引開始前に完了!
週間の概況
注目イベント
10月26日(水)08:50(日本)9月企業向けサービス価格指数
10月26日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
10月26日(水)23:00(米国)9月新築住宅販売件数
10月27日(木)21:15(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
10月27日(木)21:30(米国)7-9月期四半期実質GDP
10月27日(木)21:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費
10月27日(木)21:30(米国)7-9月期四半期コアPCE
10月27日(木)21:30(米国)9月耐久財受注
10月27日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月27日(木)21:45(ユーロ圏)ラガルドECB総裁、定例記者会見
10月28日(金)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
10月28日(金)未定(日本)日銀展望レポート
10月28日(金)08:30(日本)10月東京都区部消費者物価指数
10月28日(金)08:30(日本)9月失業率、9月有効求人倍率
10月28日(金)14:30(仏国)7-9月期GDP
10月28日(金)15:30(日本)黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
10月28日(金)18:00(ユーロ圏)10月経済信頼感
10月28日(金)18:00(ユーロ圏)10月消費者信頼感
10月28日(金)21:30(米国)7-9月期四半期雇用コスト指数
10月28日(金)21:30(米国)9月個人所得
10月28日(金)21:30(米国)9月個人消費支出
10月28日(金)23:00(米国)9月住宅販売保留指数
10月28日(金)23:00(米国)10月ミシガン大学消費者態度指数
10月31日(月)08:50(日本)9月小売業販売額
10月31日(月)08:50(日本)9月鉱工業生産
10月31日(月)14:00(日本)9月新設住宅着工戸数
10月31日(月)14:00(日本)10月消費者態度指数
10月31日(月)19:00(ユーロ圏)10月消費者物価指数
10月31日(月)19:00(ユーロ圏)7-9月期四半期GDP
10月31日(月)19:00(日本)外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
10月31日(月)22:45(米国)10月シカゴ購買部協会景気指数
11月1日(火)22:45(米国)10月製造業購買担当者景気指数
11月1日(火)23:00(米国)10月ISM製造業景況指数
*今週は日欧の金融政策と欧米のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第5ステージ
第5ステージは下降相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値29,191円 安値25,594円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入り口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値32,687ドル 安値26,090ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値12,897ドル 安値10,419ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値3,165円 安値2,497円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週も大循環MACDについて解説していきます。
先週お伝えした3つのMACDを確認していきます。MACDを(上)、(中)、(下)と3つに分けて、MACDがどのEMAとどのEMAの間隔を見ているかを示します。
MACD(上)
5日EMA(短期線)と20日EMA(中期線)の間隔を見る
MACD(中)
5日EMA(短期線)と40日EMA(長期線)の間隔を見る
MACD(下)
20日EMA(中期線)と40日EMA(長期線)の間隔を見る
そして、最後のパラメーターは9、シグナルを計算するときの標準的パラメーターです。
シグナル=MACD線の9日EMA
ここまで3つのMACDとそれぞれのシグナルについて見てきました。来週はなぜ3つのMACDを付けるのかという意味や役割を見ていこうと思います。移動平均線とMACDの関係を正しく理解してMACDの達人になっていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。