皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
2月に入り、労働市場の逼迫や物価高止まりなどを示す経済指標が相次ぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの懸念が強まっています。市場関係者の間では、6月まで利上げが続くとの見方が大勢となってきています。
NASDAQ-100は上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージへ逆行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
日経225は上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージへ逆行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは下降相場の終焉である第5ステージから上昇期である第1ステージへ移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
1月の耐久財受注額は前月比4.5%減と、市場予想を下回ったものの、航空機を除く非国防資本財受注は0.8%増と、予想を上回りました。また、1月の中古住宅販売仮契約指数は前月比8.1%上昇と、予想を大きく上回りました。
米民間有力調査機関コンファレンス・ボードが28日発表した2月の消費者景気信頼感指数は102.9と低下し、市場予想も大きく下回りました。インフレ抑制を目指すFRBには、前向きの材料となりました。
米サプライ管理協会(ISM)の2月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)によると、PMIを構成する価格指数が大幅に上昇しました。インフレ懸念が強まり、米長期金利の指標である10年物国債利回りが心理的な節目の4%に乗せたので嫌気されました。
中国国家統計局が発表した2月の製造業PMIが2カ月連続で景気の拡大・縮小を判断する節目の50を上回っており、中国の景気回復に伴う世界的な経済活動の活性化への期待感が底堅い値動きにつながりました。
新規失業保険申請件数は2週連続で改善し、市場予想より少なかったほか、昨年10〜12月期の労働コストは市場予想を上回りました。
米サプライ管理協会(ISM)が発表した2月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)は55.1となり、市場予想を上回りました。金融引き締め政策が続く中でも、堅調さを維持しました。緩やかな景気後退にとどまる可能性を示唆したと受け止められ、景気を維持しながら、インフレを抑制する「ソフトランディング」への期待が高まりました。
ジェファーソンFRB理事は27日の講演で、金融引き締めのやり過ぎを避けるためにFRBの物価目標を現行の2%から引き上げる議論について、物価安定の取り組みに疑義を生じさせるリスクをはらむとして否定しました。一方、アトランタ連銀のボスティック総裁は、0.25%の利上げ幅を支持すると述べたほか、FRBが今夏にも利上げを停止するとの見方を示し、ハト派的な発言を行いました。市場関係者の間では、6月まで利上げが続くとの見方が大勢となっています。
また、3月の利上げ幅が、再び0.5%に拡大するとの見方も出ています。さらに、ディスインフレ(インフレ低下)は基調的な動きではない可能性があるとの見方も浮上してきています。
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週間の概況
注目イベント
3月8日(水)08:50(日本)1月国際収支・経常収支・貿易収支
3月8日(水)14:00(日本)1月景気先行指数・1月景気一致指数
3月8日(水)14:00(日本)2月景気ウオッチャー調査
3月8日(水)19:00(ユーロ圏)10-12月期四半期GDP
3月8日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
3月8日(水)22:15(米国)2月ADP雇用統計
3月8日(水)22:30(米国)1月貿易収支
3月9日(木)08:50(日本)2月マネーストックM2
3月9日(木)08:50(日本)10-12月期四半期実質GDP
3月9日(木)21:30(米国)2月チャレンジャー人員削減数
3月9日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
3月10日(金)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
3月10日(金)08:30(日本)1月全世帯家計調査・消費支出
3月10日(金)08:50(日本)2月国内企業物価指数
3月10日(金)15:30(日本)黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
3月10日(金)16:00(独国)2月消費者物価指数
3月10日(金)16:00(英国)1月貿易収支
3月10日(金)22:30(米国)2月非農業部門雇用者数変化
3月10日(金)22:30(米国)2月失業率
3月10日(金)22:30(米国)2月平均時給
3月13日(月)08:50(日本)1-3月期四半期法人企業景気予測調査
3月14日(火)16:00(英国)2月失業保険申請件数、2月失業率
3月14日(火)21:30(米国)2月消費者物価指数
*今週は日欧のGDP、日銀金融政策、米雇用統計に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値28,499円 安値27,012円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値34,744ドル 安値32,519ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値12,897ドル 安値10,658ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値2,826円 安値2,378円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は、MACDの動きを見ることで、移動平均線大循環分析よりも早い仕掛けが可能になるということを確認しました。
今週は早仕掛けと試し玉について解説していきます。
上記の図を拡大したのが下の図です。
早仕掛けは第5ステージで行います。第5ステージは短期 EMA がまだ帯の中にある状態です。そのため第5ステージの早仕掛けでは「3つの MACD が上昇していること」が条件となります。
試し玉は第4ステージです。ただし第5ステージの早仕掛け同様、3つの MACD が安定的に上昇していることの確認が必須となります。第4ステージでは短期 EMA が帯で跳ね返されるパターンが少なくありません。試し玉をするとしたら、失敗してもよいくらいの気持ちで少ない量を建玉します。ただ、あまりお勧めは出来ません。
仕掛けるとすれば、少なくとも短期 EMA が帯に突入してからが、買いポジションを建てる最初のタイミングです。この仕掛けはトレンド転換時の仕掛けです。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。