皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米連邦預金保険公社(FDIC)は1日、米地銀ファースト・リパブリック・バンク(FRC)が経営破綻し、公的管理下に置いたと発表しました。同時に米銀最大手JPモルガン・チェースがFRCのすべての預金と資産を買収するとも発表しました。金融システムに対する懸念はあるものの、株式市場への影響は限定的のようです。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行しています。このまま短期移動平均線が帯を下抜けていけば下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。
米地銀ファースト・リパブリック・バンク(FRC)は24日、3月末時点の預金残高が1045億ドルとなり、昨年末から4割減少したと報告しました。3月のシリコンバレー銀行など米中堅2行破綻による金融不安で「空前の預金流出」に見舞われました。その後、米連邦預金保険公社(FDIC)は1日、米地銀ファースト・リパブリック・バンク(FRC)が経営破綻し、公的管理下に置いたと発表しました。同時に米銀最大手JPモルガン・チェースがFRCのすべての預金と資産を買収するとも発表しました。これを受けて銀行システムに対する投資家の不安が再び台頭しました。
米有力調査機関コンファレンス・ボードが発表した4月の消費者景気信頼感指数は、101.3と、前月の104.0から低下しました。また、市場予想も下回ったことで株式市場の売り材料となりました。米商務省が発表した3月の耐久財受注額では、製造業の出荷が市場予想を下回りました。景気動向に敏感とされるエネルギーや資源関連の銘柄が売られました。商務省が発表した23年1〜3月期の実質GDP(国内総生産)は、年率換算で前期比1.1%増となり、伸びが鈍化しました。ただ、市場予想を下回ったものの、ハイテク関連株への買いがGDPのマイナス要因を打ち消しました。
メタが27日に発表した2023年1〜3月期は1年ぶりに増収を確保しました。米メディアによると、市場予想も上回ったことで、業績回復が好感されました。また、この好決算を受けて他のIT関連銘柄にも波及しハイテク株の上昇に繋がりました。さらに、大規模の預金流出が判明し、急落していたファースト・リパブリック・バンク(FRC)が反発し、JPモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなどの金融株が上昇したことで、金融不安による景気後退懸念が和らぎました。
インテルは27日の決算発表で、2023年後半に業績が改善する見通しを公表したことで大幅に上昇しました。石油大手シェブロンも28日発表した決算内容が市場予想を上回り、積極的に買われました。今週はマイクロソフトやメタ(旧フェイスブック)などの好決算が相次ぎ、市場心理が高い状態が続きました。
CMEのフェドウオッチによると、8割以上の確率で0.25%の利上げを決める可能性が既に織り込まれていますが、次回の連邦公開市場委員会(FOMC)の動向に注視していきましょう。
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週間の概況
注目イベント
5月3日(水)日本祝日(憲法記念日)
5月3日(水)18:00(ユーロ圏)3月失業率
5月3日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
5月3日(水)21:15(米国)4月ADP雇用統計
5月3日(水)22:45(米国)4月サービス部門購買担当者景気指数
5月3日(水)22:45(米国)4月総合購買担当者景気指数
5月3日(水)23:00(米国)4月ISM非製造業景況指数
5月3日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)
5月3日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
5月4日(木)日本祝日(みどりの日)
5月4日(木)17:00(ユーロ圏)4月サービス部門購買担当者景気指数
5月4日(木)17:30(英国)4月サービス部門購買担当者景気指数
5月4日(木)18:00(ユーロ圏)3月卸売物価指数
5月4日(木)20:30(米国)4月チャレンジャー人員削減数
5月4日(木)21:15(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
5月4日(木)21:30(米国)3月貿易収支
5月4日(木)21:30(米国)4-6月期四半期非農業部門労働生産性
5月4日(木)21:30(米国)4-6月期四半期単位労働コスト
5月4日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月4日(木)21:45(ユーロ圏)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
5月5日(金)日本祝日(こどもの日)
5月5日(金)18:00(ユーロ圏)3月小売売上高
5月5日(金)21:30(米国)4月非農業部門雇用者数変化
5月5日(金)21:30(米国)4月失業率
5月5日(金)21:30(米国)4月平均時給
5月8日(月)英国休場
5月8日(月)23:00(米国)3月卸売売上高
5月9日(火)08:30(日本)3月毎月勤労統計調査
5月9日(火)08:30(日本)3月全世帯家計調査・消費支出
*今週は米欧の金融政策と米雇用統計に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値29,423円 安値26,508円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,423ドル 安値31,454ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値13,704ドル 安値11,681ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値2,826円 安値2,077円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週もダイバージェンスでの具体的な戦い方について解説していきます。
先週、解説したことは以下の通りでした。ダイバージェンスが発生した時点で仕掛けの準備をします。そして、移動平均線大循環分析のステージで仕掛けていきます。
このときは、ダイバージェンスが2回、3回、発生することもあり、その都度仕掛けるというものでした。
では、もう一つの仕掛けについて解説していきます。それは、ダイバージェンスが発生した後に、実際に価格が高値更新しなくなったことを確認してから仕掛けるというものです。
ダイバージェンスが発生した時には、変化の予兆と捉えます。ダイバージェンスは価格とMACDの動きが逆行することでした。そこでは仕掛けずに、その変化の予兆がトレンド転換に繋がるのであれば、価格とMACDの動きが順行していきます。
そこで、初めて仕掛けをしていくのです。そうすることで、ダイバージェンスが2回、3回発生した時にはダマシを回避することができるのです。
これによって、精度を上げることができるようになります。これがメリットではありますが、デメリットとしては、ダイバージェンスという変化の予兆のサインが出ているにもかかわらず、実際の変化まで待っていれば、仕掛けるタイミングが遅くなることがあります。
大事なことは、どちらが正解ということでは無く、どちらも正解で、ご自身のトレードスタイルやトレードルールに合わせていくことが大事になります。しっかりと、ルールを構築していきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。