皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米国の債務の上限の引き上げ問題が、マーケットを揺さぶっています。バイデン米大統領は合意に対して楽観的な見方を示し、野党共和党のマッカーシー下院議長は難色を示しており、合意に至るか否かで株価は乱高下しています。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは下降相場の入口である第3ステージを維持しています。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下回ってくれば下降期である第4ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ逆行します。
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
債務の上限の引き上げを巡り、バイデン米大統領と野党共和党のマッカーシー下院議長との会談の行方に注目が集まっています。共和党は歳出削減を条件にしており、折り合うのは難しく、与野党の主張に隔たりが大きく、過去の債務上限を巡る与野党対立よりも、リスクは大きいといった市場関係者の声もあるようです。そして、米メディアは共和党がバイデン政権との交渉を一時的に停止したと報じ、債務上限問題が暗礁に乗り上げたことが懸念されました。米メディアによると、マッカーシー下院議長(野党共和党)は「ホワイトハウス側の動きがない」と不満をもらしました。さらに、「昨年の支出よりも減らさなくてはいけない」と強調しました。債務上限が引き上げられなければ、6月1日にも米国がデフォルト(債務不履行)に陥る可能性が高まります。その場合、景気後退につながる恐れがあります。ただ、市場関係者の間では、共和党は来年の大統領選をにらんでポーズを取っているだけで、どこかのタイミングで民主、共和両党が合意するとの楽観論も依然として残っていることから、不安定な展開が続きそうです。
ニューヨーク連邦準備銀行が発表した5月のニューヨーク州製造業景況指数はマイナス31.8と前月から大幅に低下し、市場予想も大きく下回りました。新規受注や出荷など主要項目が軒並みマイナスに転じました。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが景気の逆風となる中、銀行業界の混乱による貸出条件の厳格化が、景気減速を後押しすると景気後退懸念が強まりました。
中国の小売売上高と鉱工業生産が市場予想を下回り、経済回復が鈍化しているとの認識が広がりました。中国での売上比率が高い企業にとっては逆風となりました。
米連邦準備制度理事会(FRB)高官らは、利上げに積極的な「タカ派」姿勢を明確にする発言が相次ぎ、利上げ継続への警戒感が高まりました。FRB高官らの発言の背景には、インフレが長期化するとの予想があります。米ミシガン大が12日に公表した消費者調査によると、5年先期待インフレ率が約12年ぶりに高水準となりました。市場関係者の間では、FRBが消費者のインフレ心理を制御できていないため、厳しくコントロールするというメッセージが送られたと受け止められました。ただ、高官らは発言で市場がどう反応するか見ている段階に過ぎず、5月の利上げが最後との見方が依然として根強いようです。
開設はこちら(無料)
ほぼ即時口座開設が可能
(メンテナンス時間除く)
取引サイトへ
取引時間AM8:30〜翌AM6:00(夏時間AM5:00)日本の祝日も取引可能!
取引口座へ入金(振替)
平日14:30までの振替指示なら
翌営業日の取引開始前に完了!
週間の概況
注目イベント
5月24日(水)15:00(英国)4月消費者物価指数
5月24日(水)17:00(独国)5月IFO企業景況感指数
5月24日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
5月24日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
5月25日(木)15:00(独国)1-3月期GDP
5月25日(木)21:30(米国)1-3月期四半期実質GDP
5月25日(木)21:30(米国)1-3月期四半期GDP個人消費
5月25日(木)21:30(米国)1-3月期四半期コアPCE
5月25日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月25日(木)23:00(米国)4月住宅販売保留指数
5月26日(金)08:30(日本)5月東京都区部消費者物価指数
5月26日(金)08:50(日本)4月企業向けサービス価格指数
5月26日(金)21:30(米国)4月個人所得
5月26日(金)21:30(米国)4月個人消費支出
5月26日(金)21:30(米国)4月耐久財受注
5月26日(金)23:00(米国)5月ミシガン大学消費者態度指数
5月29日(月)米国祝日(メモリアルデー)
5月29日(月)英国休場(スプリング・バンク・ホリデー)
5月29日(月)14:00(日本)3月景気先行指数・3月景気一致指数
5月30日(火)08:30(日本)4月失業率、4月有効求人倍率
5月30日(火)18:00(ユーロ圏)5月消費者信頼感
5月30日(火)18:00(ユーロ圏)5月経済信頼感
5月30日(火)22:00(米国)1-3月期四半期住宅価格指数
5月30日(火)22:00(米国)3月住宅価格指数
5月30日(火)22:00(米国)3月ケース・シラー米住宅価格指数
5月30日(火)23:00(米国)5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
*今週は米国のFOMC議事要旨と米国のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値31,500円 安値28,712円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,423ドル 安値31,454ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値14,000ドル 安値12,874ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値2,826円 安値2,077円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週もローソク足をしっかりと学んでいきましょう。
ローソク足は「実体」と「ヒゲ」で構成されているということを先週お伝えしましたが、このローソク足には4つの情報が入っています。
1日の値動きをローソク足にする場合には、その日の「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの情報が必要です。
この情報があれば、ローソク足を記入することができます。そのときに、始値と終値がどうなっているかによって、3つのパターンに分けることができます。
一つは、始値から終値にかけて価格が高くなったケースです。このローソク足は「陽線」といい、始値から終値の間を白抜きの実体で描きます。
二つ目は、始値から終値にかけて価格が安くなったケースです。このローソク足は「陰線」といい、始値から終値の間を黒塗りの実体で描きます。
三つ目は、始値と終値が同じだったケースです。このローソク足は「寄引同時線」といい、横線を一本描きます。また、この線は「寄引同事線」と書くこともありますが、意味は同じです。
そして、それぞれの実体に高値、安値のところまで「ヒゲ」を描きます。
これがローソク足の基本となります。来週はこのローソク足の種類を見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。