皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
5月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月から33万9,000人増加しました。また、5月の平均時給の上昇率が前年同月比4.3%と、前月4.4%から鈍化しました。これにより、景気の先行きに対する懸念後退とインフレの低下という一番いい状態になりつつあるとの見方が市場関係者の間で広がりました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージへ移行してきました。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を上回ってくれば上昇期である第1ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ逆行します。
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
原油ETFは上昇相場の入口である第6ステージを維持しています。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を上回ってくれば上昇期である第1ステージへ移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへ逆行します。
バイデン大統領と野党共和党のマッカーシー下院議長は28日、債務上限の引き上げについて最終合意しました。次の焦点は合意を踏まえた法案が議会を通過するかですが、共和党が多数派を占める下院での審議は難航も予想され、市場参加者は警戒を強めました。また、債務上限引き上げに伴い「財務省が財源確保のため大量の短期国債を発行し、市場から資金が一気に吸い上げられるのではないか」という不安も広がりました。だが、下院で法案が可決されたことで、債務不履行(デフォルト)の可能性は低くなりました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のジェファーソン理事は、6月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ見送りを示唆し、株式市場の支援材料になりました。
米民間雇用サービス会社ADPの全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数が市場予想を上回る内容となりました。新規失業保険申請件数は悪化したものの市場予想を下回り、労働市場の堅調さが示されました。
米サプライ管理協会(ISM)の米製造業PMIは市場予想を下回り、景気減速が意識されたため、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送るとの見方が台頭しました。
米労働省が2日発表した5月の雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月から33万9,000人増加しました。伸びは前月の29万4,000人(改定値)から加速しました。市場予想を大幅に上回り、くすぶっていた景気後退懸念の払拭につながりました。また、5月の平均時給の上昇率が前年同月比4.3%と、前月4.4%から鈍化しました。これにより、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見送るとの観測が強まり、景気の先行きに対する懸念後退とインフレの低下という一番いい状態になりつつあるとの見方が市場関係者の間で広がりました。
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週間の概況
注目イベント
6月7日(水)14:00(日本)4月景気先行指数
6月7日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
6月7日(水)21:30(米国)4月貿易収支
6月8日(木)08:50(日本)1-3月期四半期実質GDP
6月8日(木)08:50(日本)4月国際収支・経常収支・貿易収支
6月8日(木)14:00(日本)5月景気ウオッチャー調査
6月8日(木)18:00(ユーロ圏)1-3月期四半期GDP
6月8日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
6月8日(木)23:00(米国)4月卸売売上高
6月9日(金)08:50(日本)5月マネーストックM2
6月12日(月)08:50(日本)5月国内企業物価指数
6月12日(月)27:00(米国)5月月次財政収支
6月13日(火)08:50(日本)4-6月期四半期法人企業景気予測調査
6月13日(火)15:00(独国)5月消費者物価指数
6月13日(火)15:00(英国)5月失業保険申請件数、5月失業率
6月13日(火)18:00(ユーロ圏)6月ZEW景況感調査
6月13日(火)21:30(米国)5月消費者物価指数
*今週は日欧のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値33,000円 安値28,712円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯をした抜けていきます。
重要な価格
高値34,423ドル 安値31,454ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値14,700ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値2,826円 安値2,077円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週はローソク足の陰線についてみていきましょう。
学び方は陽線と同じですが、ローソク足の型によって名称(呼び名)が違いますので、それを覚えましょう。
陰線においてもローソク足の型の違いによって、呼び名が変わり、当然ですが、呼び名が変わるとともに、その性質が変わります。また、ローソク足の呼び名には俗称もあります。
大陰線という呼び名ですごく弱い線の性質を持っている陰線、小陰線という呼び名で気迷いの性質を持っている陰線、下ヒゲ陰線という呼び名で天井・底値を示す性質を持っている陰線など、同じ陰線でも形状によって性質が大きく変わってきます。
また、陰線でも俗称があります。例えば大陰線などは丸坊主と言ったりします。陽線の丸坊主は「陽の丸坊主」、陰線の場合は「陰の丸坊主」という言い方をします。また小陰線はコマと言ったり、下ヒゲ陰線はカラカサと言ったりします。
ローソク足の呼び名を覚えて、その性質を理解することで、よりチャートを深く分析することができます。その為には、それぞれ、陽線であっても陰線であっても、始値から終値にかけてどういった値動きをしたかが大事になってきます。
来週以降は、徐々にそういった部分にも触れながら、より深くローソク足を学んでいきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。