皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇と、2021年3月以来約2年ぶりに4%台を割り込む低水準となりました。市場関係者の間では、年内の追加利上げは今月の金融政策会合で終了するとの見方が台頭しました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇相場の終焉である第2ステージを維持しています。このまま短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージへ逆行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いができます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
中国は10日、不動産の金融支援策の一部を延長すると公表しました。これを受けて、11日の欧州株式市場は軒並み上昇し、米市場もこの流れを引き継ぎ、金融などの景気敏感株に買いが入りました。
米労働省が12日公表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇と、2021年3月以来約2年ぶりに4%台を割り込む低水準となりました。変動の激しい食品やエネルギーを除いたコア指数は4.8%上昇し、依然としてインフレが根強いものの、鈍化が確認されたことで、市場関係者の間では、年内の追加利上げは今月の金融政策会合で終了するとの見方が台頭しました。FRBはインフレ退治に向け、年内2回の追加利上げを想定しています。今月の政策会合で0.25%の利上げに踏み切るとみられており、CMEグループのフェドウオッチによると、市場は12日時点で92.4%が0.25%の政策金利の引き上げを織り込んでいます。一方、9月の追加利上げを想定しているのは12.9%と、前日から10ポイントほど低下しました。
6月の卸売物価指数(PPI)とコア指数は市場予想を下回る小幅な伸びにとどまりました。前日公表の消費者物価指数(CPI)だけでなく、物価上昇圧力の鈍化が確認されたため、連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ局面が近く終わるとの期待が高まりました。最新週の新規失業保険申請件数は2週ぶりの改善となり、労働市場の底堅さが示されました。米ミシガン大学が発表した消費者調査では、7月の景況感指数が前月から大幅に上昇したことで相場の下支えとなりました。
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週間の概況
注目イベント
7月19日(水)15:00(英国)6月消費者物価指数
7月19日(水)18:00(ユーロ圏)6月消費者物価指数
7月19日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
7月19日(水)21:30(米国)6月住宅着工件数
7月19日(水)21:30(米国)6月建設許可件数
7月20日(木)08:50(日本)6月貿易統計
7月20日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
7月20日(木)21:30(米国)7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
7月20日(木)23:00(米国)6月中古住宅販売件数
7月20日(木)23:00(米国)6月景気先行指標総合指数
7月20日(木)23:00(ユーロ圏)7月消費者信頼感
7月21日(金)08:30(日本)6月全国消費者物価指数
7月24日(月)17:00(ユーロ圏)7月製造業購買担当者景気指数
7月24日(月)17:00(ユーロ圏)7月サービス部門購買担当者景気指数
7月24日(月)17:30(英国)7月製造業購買担当者景気指数
7月24日(月)17:30(英国)7月サービス部門購買担当者景気指数
7月24日(月)22:45(米国)7月製造業購買担当者景気指数
7月24日(月)22:45(米国)7月サービス部門購買担当者景気指数
7月24日(月)22:45(米国)7月総合購買担当者景気指数
7月25日(火)17:00(独国)7月IFO企業景況感指数
7月25日(火)22:00(米国)5月住宅価格指数
7月25日(火)22:00(米国)5月ケース・シラー米住宅価格指数
7月25日(火)23:00(米国)7月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
7月25日(火)23:00(米国)7月リッチモンド連銀製造業指数
*今週は日英欧の消費者物価指数に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,500円 安値29,191円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,557ドル 安値32,568ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値16,000ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値2,702円 安値2,077円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週もローソク足について学んでいきましょう。
先週は大陰線で下げ相場が終わるケースについて学びました。
マーケットに買い方がいなくなり、売り手仕舞いするための売り注文が無くなったことで、その大陰線の出現によって買い方の敗北宣言となりました。では、今マーケットにいるのは売り方だけです。そのとき、売り方は何をするかというと、相場が下げて生じた分の利益を確定しようとします。そうすると、マーケットに売り方の決済となる買戻しが出てきます。下げの利益を確定するには、売り方は買い戻すしかないからです。すると、売り方の買い注文によって、相場は底打ちして反転上昇に向かいます。これが、大陰線で下降相場が終わる理屈です。
チャートの読解力が身につけば、下降トレンドの始まりを示す大陰線、底打ちを示す大陰線、上昇トレンドの始まりを示す大陽線、天井を示す大陽線の違いが分かるようになるはずです。初心者トレーダーには難しく感じると思いますが、さまざまなチャートを研究して読解力を身に付けていきましょう。
では次に、天井圏の長い上ヒゲと底値圏の長い下ヒゲを探します。
天井圏での長い上ヒゲや底値圏での長い下ヒゲはその場所での「買い」または、「売り」の終わりを示唆します。
では、なぜそれぞれの終わりを示唆するのかについては、来週、解説していきます。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。