皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米企業の決算報告で好決算が相次いだこともあり、21日には優良株で構成するダウ工業株30種平均が2017年8月以来、約5年11か月ぶりの10営業日続伸となりました。
6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.0%上昇と、2021年3月以来約2年ぶりに4%台を割り込む低水準となりました。市場関係者の間では、年内の追加利上げは今月の金融政策会合で終了するとの見方が台頭しました。
NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は上昇相場の終焉である第2ステージを維持しています。このまま短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージへ逆行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いができます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
7月のニューヨーク州製造業景況指数は2カ月ぶりに低下しましたが、市場予想を上回ったことで相場への影響は限定的となりました。最新週の新規失業保険申請件数は前週比9,000件減の22万8,000件と、2週連続の改善となりました。米経済指標の改善を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ局面が近く終わるとの期待感が引き続き、投資家心理の下支え要因となりました。
米企業決算が本格化してきました。米銀行大手バンク・オブ・アメリカが公表した4〜6月期の決算は、利益が市場予想を上回るなど好調を維持しました。一方、米金融大手モルガン・スタンレーの決算は増収減益だったものの、利益が市場予想を上回ったことが好感され株価は上昇しました。
また、シチズンズ・ファイナンシャル・グループ、M&Tバンク、ファースト・ホライゾン銀行、USバンコープといった地銀が決算を報告し、今年初めの銀行危機では地銀の預金流出が引き金となりましたが、いずれも預金残高は安定しており、市場に安心感を与えました。しかし、ゴールドマン・サックスの4〜6月期決算は減収減益となりました。ただ、「業績は底入れした」との見方が広がりました。J&Jの4〜6月期決算は増収増益となり、通期の利益見通しが上方修正されました。
クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスが発表した4〜6月期決算は増収増益でしたが、売上高が市場予想を下回ったことが嫌気され反落となりました。そんな中、21日には優良株で構成するダウ工業株30種平均が2017年8月以来、約5年11か月ぶりの10営業日続伸となりました。
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週間の概況
注目イベント
7月26日(水)14:00(日本)5月景気一致指数・5月景気先行指数
7月26日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
7月26日(水)23:00(米国)6月新築住宅販売件数
7月26日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
7月26日(水)27:30(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
7月27日(木)21:15(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
7月27日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
7月27日(木)21:30(米国)4-6月期四半期実質GDP
7月27日(木)21:30(米国)4-6月期四半期GDP個人消費
7月27日(木)21:30(米国)4-6月期四半期コアPCE
7月27日(木)21:30(米国)6月耐久財受注
7月27日(木)21:45(ユーロ圏)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
7月28日(金)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
7月28日(金)未定(日本)日銀展望レポート
7月28日(金)08:30(日本)7月東京都区部消費者物価指数
7月28日(金)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
7月28日(金)18:00(ユーロ圏)7月消費者信頼感
7月28日(金)18:00(ユーロ圏)7月経済信頼感
7月28日(金)21:30(米国)4-6月期四半期雇用コスト指数
7月28日(金)21:30(米国)6月個人所得
7月28日(金)21:30(米国)6月個人消費支出
7月28日(金)23:00(米国)7月ミシガン大学消費者態度指数
7月31日(月)08:50(日本)6月小売業販売額
7月31日(月)08:50(日本)6月鉱工業生産
7月31日(月)14:00(日本)7月消費者態度指数
7月31日(月)14:00(日本)6月新設住宅着工戸数
7月31日(月)17:00(独国)4-6月期GDP
7月31日(月)18:00(ユーロ圏)4-6月期四半期GDP
7月31日(月)18:00(ユーロ圏)7月消費者物価指数
7月31日(月)19:00(日本)外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
7月31日(月)22:45(米国)7月シカゴ購買部協会景気指数
8月1日(火)08:30(日本)6月失業率、6月有効求人倍率
8月1日(火)16:55(独国)7月失業者数、7月失業率
8月1日(火)18:00(ユーロ圏)6月失業率
8月1日(火)22:45(米国)7月製造業購買担当者景気指数
8月1日(火)23:00(米国)7月ISM製造業景況指数
8月1日(火)23:00(米国)6月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
*今週は日米欧の金融政策に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,500円 安値29,191円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値35,500ドル 安値32,568ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値16,000ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値2,702円 安値2,077円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は、天井圏の長い上ヒゲと底値圏の長い下ヒゲを探しましょうとお伝えしました。
天井圏での長い上ひげや底値圏での長い下ヒゲはその場所での「買い」または、「売り」の終わりを示唆します。また、長いヒゲはトレンド転換の目安にもなります。上昇トレンドの最後の局面で長い上ヒゲが出た後、もしくは、下降トレンドの最後の局面で長い下ヒゲが出た後で、それぞれ天井と底打ちになっていることをもう一度チャートで確認しましょう。
では、この長いヒゲというものがどういったものかをかみ砕いてみていきましょう。上ヒゲを例にしてお話します。
しばらく上昇トレンドがありました。買い方が有利に相場を展開していますので陽線が多くなります。そして、トレンドがしばらく続くと天井懸念を抱く投資家も出てきます。上昇を期待する買い方と下降を期待する売り方の攻防が激しくなります。そして、買い方が優勢で上昇するも、その後、形勢逆転して売り方が有利になると長い上ひげが出現します。それが、天井圏で確認されるとトレンド転換の予兆となります。
では、天井圏で長い上ヒゲが出現したらそれは、天井のサインとなるでしょうか。皆さんも考えてみてください。
答えは「NO」です。大事なのは、上ひげが出現した後に流れを変える陰線が出現するとか、窓を空けて下降するような動きが出現することが大事になります。
つまり、天井圏の長い上ヒゲ、底値圏での長い下ヒゲの後のローソク足がどう出てくるかが大事になります。長い上ヒゲの後に、更に陽線が出て上昇トレンド継続となり、長い上ヒゲがだましになることもあるということを知っておきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。