皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%の上昇となりましたが、市場予想を下回りました。インフレの鈍化が示され、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月の金融政策会合で利上げを見送るとの観測が強まりました。
NASDAQ-100は上昇相場の終焉である第2ステージから下降相場の入口である第3ステージに移行してきました。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下回れば下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。
日経225は下降相場の入口である第3ステージを継続しています。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下回れば下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いができます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は7日付の米紙のインタビューで、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレの継続的な鈍化を確認できれば、「来年に名目金利を引き下げることが自然だ」と指摘しました。金融引き締め策の転換と受け取れる内容に好感が広がりました。フィラデルフィア連邦準備銀行のハーカー総裁は、9月半ばまで「驚くべき指標」がなければ、利上げを「打ち止め」にする可能性があると発言しました。
米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスは7日、米中小銀10行の格付けを1段階引き下げたほか、大手銀6行も格下げ方向で見直すと公表しました。これを受け、今年春の一連の米銀経営破綻で強まった銀行経営を巡る懸念が再浮上しました。
米労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.2%上昇と、13カ月ぶりに前月から加速に転じたものの、市場予想は下回りました。インフレの鈍化が示され、FRBが9月の金融政策会合で利上げを見送るとの観測が強まったことが相場を押し上げました。一方で、7月の米卸売物価指数(PPI)の伸びは前月比、前年同月比ともに市場予想を上回り、前年比で加速しました。PPIを受けてインフレ鈍化期待が後退し、米連邦準備制度理事会(FRB)による追加利上げへの警戒感が高まりました。
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週間の概況
注目イベント
8月16日(水)15:00(英国)7月消費者物価指数
8月16日(水)18:00(ユーロ圏)4-6月期四半期GDP
8月16日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
8月16日(水)21:30(米国)7月住宅着工件数
8月16日(水)21:30(米国)7月建設許可件数
8月16日(水)22:15(米国)7月鉱工業生産
8月16日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
8月17日(木)08:50(日本)7月貿易統計
8月17日(木)18:00(ユーロ圏)6月貿易収支
8月17日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月17日(木)21:30(米国)8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
8月17日(木)23:00(米国)7月景気先行指標総合指数
8月18日(金)08:01(英国)8月GFK消費者信頼感調査
8月18日(金)08:30(日本)7月全国消費者物価指数
8月18日(金)15:00(英国)7月小売売上高
8月18日(金)18:00(ユーロ圏)7月消費者物価指数
8月21日(月)15:00(独国)7月生産者物価指数
8月22日(火)17:00(ユーロ圏)6月経常収支
8月22日(火)23:00(米国)7月中古住宅販売件数
8月22日(火)23:00(米国)8月リッチモンド連銀製造業指数
*今週はFOMC議事要旨に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,500円 安値29,191円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値36,000ドル 安値33,621ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値16,000ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,000円 安値2,590円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週からはローソク足の組み合わせについてみていきましょう。
大陽線や大陰線、連続陽線、連続陰線も、それぞれ意味がありましたが、ローソク足の組み合わせによっても様々な意味合いがあります。
まずは、2本のローソク足の組み合わせで、転換の暗示とされる「包み線」と「はらみ線」についてみていきましょう。
包み線は、その名前の通り、前日のローソク足の実体を当日のローソク足の実体で包んでいる線の組み合わせです。
この包み線の性質は、高値圏で陽線を陰線で包む組み合わせは弱気暗示となります。また、安値圏で陰線を陽線で包む組み合わせは強気暗示となります。
はらみ線は、前日のローソク足の実体の中に当日のローソク足がはらんでいる状態の組み合わせです。
はらみ線の性質は前日が陽線なら上昇の勢い、陰線であれば下降の勢いが強かったのを当日のローソク足でその勢いを打ち消す動きになっており、これも転換暗示となっています。
では、これらの組み合わせがなぜ転換暗示となるのかというところを来週は深堀していきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。