皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
7月25日から26日に開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨が公開されました。政策金利は全会一致で引き上げられましたが、利上げの必要性を巡り当局者の意見が分かれたことが明らかになりました。ただ、まださらなる金融引き締めが必要となる可能性があるとの見方もありマーケットは不安定な動きになっています。
NASDAQ-100は下降相場の入口である第3ステージを維持しています。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下回れば下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
NYダウは上昇期である第1ステージから下降相場の入口である第3ステージへ移行してきました。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を下回れば下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。
日経225は下降相場の入口である第3ステージから下降期である第4ステージへ移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いができます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
中国が発表した小売売上高などの経済指標は、伸びが前月から鈍化し、市場予想を下回りました。景気減速懸念から、エネルギー株などが売られました。また、格付け大手フィッチ・レーティングスが、米銀大手のJPモルガン・チェースを含む約70行の信用格付け引き下げの可能性を警告したことから、銀行株が軒並み下がりました。フィッチのアナリストは15日、テレビインタビューで、銀行業界の事業環境に関する評価を「ダブルAマイナス」から「Aプラス」に下げた場合、70行の評価を見直さざるを得ないと指摘しました。米利上げの先行きが不透明で事業環境を圧迫しかねないことなどを理由に、6月には「ダブルA」から「ダブルAマイナス」に引き下げていました。
米連邦準備理事会(FRB)は16日公表した7月25日から26日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、利上げの必要性を巡り当局者の意見が分かれたことが明らかになりました。「大部分の」政策当局者はインフレとの戦いを引き続き優先するとした一方、「一部の」当局者は過度な利上げによる経済へのリスクを指摘しました。FRBは25日から26日に開いたFOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、5.25から5.50%としました。決定は全会一致でした。議事要旨は「参加者はインフレ率を目標の2%まで低下させるというコミットメントに対し断固とした姿勢を崩さなかった」とした上で、「大部分の参加者はインフレには大きな上振れリスクがあり、さらなる金融引き締めが必要となる可能性があると引き続き見ている」と記していました。
直近の米経済指標でインフレの根強さが示され、FRBによる金融引き締めが長期化するとの見方がくすぶる中、長期金利の指標である10年債利回りが一時4.3%台に跳ね上がり、金利上昇局面で割高感が増したことでハイテク株が売られました。
経営再建中の中国恒大集団は17日、米国で連邦破産法15条の適用を申請しました。不動産などで運用し、個人や企業が投資目的で保有する信託商品の一部では償還停止が表面化したことで、不動産不況を発火点に金融システムへの不安が広がりました。中国景気への懸念を背景に、中国事業の占める割合が比較的高い銘柄などは軟調な動きとなりました。
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週間の概況
注目イベント
8月23日(水)17:00(ユーロ圏)8月製造業購買担当者景気指数
8月23日(水)17:00(ユーロ圏)8月サービス部門購買担当者景気指数
8月23日(水)17:30(英国)8月製造業購買担当者景気指数
8月23日(水)17:30(英国)8月サービス部門購買担当者景気指数
8月23日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
8月23日(水)22:45(米国)8月製造業購買担当者景気指数
8月23日(水)22:45(米国)8月サービス部門購買担当者景気指数
8月23日(水)22:45(米国)8月総合購買担当者景気指数
8月23日(水)23:00(米国)7月新築住宅販売件数
8月23日(水)23:00(ユーロ圏)8月消費者信頼感
8月24日(木)15:45(仏国)8月企業景況感指数
8月24日(木)21:30(米国)7月耐久財受注
8月24日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月25日(金)08:30(日本)8月東京都区部消費者物価指数
8月25日(金)08:50(日本)7月企業向けサービス価格指数
8月25日(金)15:00(独国)4-6月期GDP
8月25日(金)17:00(独国)8月IFO企業景況感指数
8月25日(金)23:00(米国)8月ミシガン大学消費者態度指数
8月28日(月)英国休場(サマーバンクホリデー)
8月28日(月)14:00(日本)6月景気一致指数・6月景気先行指数
8月29日(火)08:30(日本)7月失業率、7月有効求人倍率
8月29日(火)22:00(米国)4-6月期四半期住宅価格指数
8月29日(火)22:00(米国)6月ケース・シラー米住宅価格指数
8月29日(火)23:00(米国)7月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
8月29日(火)23:00(米国)8月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
*今週は日本の雇用統計に注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がっていきます。
重要な価格
高値34,500円 安値29,191円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値36,000ドル 安値33,621ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
重要な価格
高値16,000ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,000円 安値2,590円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
では、今週は包み線を深堀していこうと思います。
包み線は、前日のローソク足の実体を当日のローソク足の実体で包んでいる線の組み合わせでした。今回は(A)と(B)の動きを細かく見ていきます。
(A)は陽線を次の陰線で包んでいます。この形が高値圏で出現すれば弱気暗示となります。ではなぜそうなるのかを値動きから確認してみましょう。
高値圏で出現するということは、それまで上昇トレンドが続いていたということです。上昇トレンドというのは当然ですが、上昇していますので基本は高値や安値が切り上がっていきます。
そういったときに、この包み線が出現すると、上昇した後に最初の陽線の始値を次のローソク足の終値が下回っています。ということは、安値が切り上がりの動きから切り下がりの動きになったということを示しています。
つまり、小さな動きではありますが、上昇トレンドの流れが破綻したことを、この2本のローソク足の動きが示しています。勿論、この小さな変化だけでは上昇トレンドが破綻したと決めつけるのは早まった判断となることがあります。よって、その後の値動きも確認する必要はありますが、トレンド転換の予兆になっているということは判断できます。
また、(B)の安値圏で陰線を陽線で包む組み合わせは強気暗示となりますが、これは先ほどの逆の値動きだということを考えればご理解いただけると思います。
このように、2本合わせてどういった値動きになっているかを確認することで、その2本のローソク足の意味というのが見えてきますね。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。