皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
米連邦準備理事会(FRB)は20日開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を2会合ぶりに据え置きとしました。同時に公表した参加者による経済見通しでは19人中12人が年内の追加利上げを予想し、高インフレの沈静化について楽観視しない姿勢を明確にしたことで、金融引き締めの長期化懸念から株式市場にとって逆風となりました。
NASDAQ-100は上昇相場の終焉である第2ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
NYダウは下降相場の入口である第3ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
日経225は上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。このまま短期移動平均線が帯を下抜けてくれば下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。
原油ETFは上昇期である第1ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いができます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
FOMCでは政策金利の据え置きがほぼ確実視されています。一方、FOMC参加者が示す今後の金利見通しやパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見で、利下げ開始時期の後ろ倒しが示唆されることへの警戒感が高まっています。利上げ長期化への懸念や原油高を背景に、米長期金利が2007年以来16年ぶりの高水準圏にまで上昇しました。
20日に開催されたFOMCでは政策金利を2会合ぶりに据え置きとし、政策金利の指標であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は5.25〜5.50%のままとしました。同時に公表した参加者による経済見通しでは19人中12人が年内の追加利上げを予想し、高インフレの沈静化について楽観視しない姿勢を明確にしました。パウエル議長は会合後の記者会見で、政策金利が適切な水準に達したという説得力のある証拠をみたいと説明し、時間をかけて経済データを見極める考えを示しました。また、適切であればさらに利上げする用意があるとも改めて明言しました。
大幅な変更になったのが24年末の予想で、中央値は5.1%と前回の4.6%から引き上げられました。前回見通しで計1%とみていた24年中の利下げ幅は0.5%に縮小しました。背景には依然として強い米経済があります。FRBは声明文で景気認識を「堅調なペースで拡大している」と上方修正したうえで10〜12月期の実質経済成長率(前年同期比)について予想の中央値を前回の1.0%から2.1%に切り上げました。労働市場はまだ長く続いた人手不足が緩和し始めた程度で、同時期の失業率の予想も4.1%から3.8%に低下しました。パウエル氏は失業率が低いままインフレ率が低下している足元の状況について歓迎したうえで「経済の軟着陸(ソフトランディング)は妥当な結果であり、道筋はある」と強調しました。
20日にFOMCで示された金利見通しでは、2024年の利下げ回数の予測が従来の4回から2回に修正されました。金利が高い水準のまま維持される観測が強まり、米長期金利が大幅に上昇し、株式市場はほぼ全面安の展開となりました。
FRBのボウマン理事は22日の講演で、インフレが根強いことを踏まえ、「追加利上げが必要となる公算が大きいと引き続き予想している」と発言しました。ただ、FRBが20日の金融政策会合で年内の追加利上げの可能性を維持したため、「新しさがない」として、市場関係者の間での反応は薄かったようです。
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週間の概況
注目イベント
9月27日(水)14:00(日本)7月景気一致指数・7月景気先行指数
9月27日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
9月27日(水)21:30(米国)8月耐久財受注
9月28日(木)18:00(ユーロ圏)9月消費者信頼感
9月28日(木)18:00(ユーロ圏)9月経済信頼感
9月28日(木)21:00(独国)9月消費者物価指数
9月28日(木)21:30(米国)4-6月期四半期実質GDP
9月28日(木)21:30(米国)4-6月期四半期GDP個人消費
9月28日(木)21:30(米国)4-6月期四半期コアPCE
9月28日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月28日(木)23:00(米国)8月住宅販売保留指数
9月29日(金)08:30(日本)9月東京都区部消費者物価指数
9月29日(金)08:30(日本)8月失業率、8月有効求人倍率
9月29日(金)08:50(日本)8月小売業販売額
9月29日(金)08:50(日本)8月鉱工業生産
9月29日(金)14:00(日本)9月消費者態度指数・一般世帯
9月29日(金)14:00(日本)8月新設住宅着工戸数
9月29日(金)15:00(英国)4-6月期四半期GDP
9月29日(金)16:55(独国)9月失業者数・9月失業率
9月29日(金)18:00(ユーロ圏)9月消費者物価指数
9月29日(金)21:30(米国)8月個人所得
9月29日(金)21:30(米国)8月個人消費支出
9月29日(金)22:45(米国)9月シカゴ購買部協会景気指数
9月29日(金)23:00(米国)9月ミシガン大学消費者態度指数
10月2日(月)08:50(日本)7-9月期日銀短観
10月2日(月)17:00(ユーロ圏)9月製造業購買担当者景気指数
10月2日(月)17:30(英国)9月製造業購買担当者景気指数
10月2日(月)18:00(ユーロ圏)8月失業率
10月2日(月)22:45(米国)9月製造業購買担当者景気指数
10月2日(月)23:00(米国)9月ISM製造業景況指数
10月3日(火)08:50(日本)9月マネタリーベース
10月3日(火)23:00(米国)8月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
*今週は日本の雇用統計と米英のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値34,500円 安値31,246円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値36,000ドル 安値33,621ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値16,000ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,400円 安値2,590円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週も「あて首線」「入り首線」「差し込み線」「切り込み線」を見ていきましょう。
先週、宿題を出しましたが、その答え合わせの前に、まだ確認していなかった「差し込み線」と「切り込み線」についてみていきましょう。
まず、「差し込み線」は、「入り首線」よりももう少し大きな陽線となります。ただ、前日陰線の実体の中心は上回っていない線となります。
一方で、「切り込み線」は前日の大陰線を寄りよりも安値で始まった大陽線で切り込んだ形となります。
では、次に、先週の宿題の答え合わせを下記の図でしていきましょう。
「あて首線」・「入り首線」・「差し込み線」は、陰線の実体が大きくそれぞれ弱気暗示であることがわかります。
また、ヒゲの長さによって、「あて首線」よりは「入り首線」、それよりは「差し込み線」のほうが徐々に弱気暗示ながらも切り返しが大きくなっています。
そして、「切り込み線」では、下ヒゲのほうが実体よりも長くなっており、陽転の暗示となっていることがわかります。
このように、似たような線でも、位置付けによって意味合いが変わってくるということを理解していきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。