皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。
9月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で8月と同じ3.7%の上昇となり、市場予想を上回りました。年内の利上げ観測がやや高まり、株価を下押ししました。ただ、CPIの数字はそこまで深刻ではないとの見方から安値拾いの買いも入りました。
NASDAQ-100は下降期である第4ステージから上昇相場の入口である第6ステージに移行してきました。このまま中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けると上昇期である第1ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに逆行します。
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
日経225は下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯を上抜けてくれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。
原油ETFは上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージに逆行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへ移行します。
パレスチナのイスラム組織ハマスとイスラエル軍との戦闘で中東情勢を巡る懸念が広がり、リスク回避の動きが顕著となりました。
連邦準備制度理事会(FRB)高官らが9日に追加利上げに慎重な姿勢を示したことを受け、10日の長期金利は4.6%台に下がりました。ただ、FRBのウォラー理事が10日の講演で、インフレ率を2%に引き下げることが役割だと発言すると、長期金利がじわりと上昇し、米金融引き締めが長期化するとの観測が再浮上しました。
FRBの複数の高官は最近、長期金利の上昇により資金調達コストが上がったため、追加利上げの必要がなくなってきたと話しています。市場関係者の間では、FRBの方向性が一気に変わったとの声が出ています。
9月の米消費者物価指数(CPI)が発表されました。前年同月比は8月と同じ3.7%の上昇となり、市場予想を上回りました。インフレが十分に下がりきっていないことを示す内容だったとして、年内の利上げ観測がやや高まり、株価を下押ししました。また、30年物米国債の入札が低調だったことで長期金利が上昇したことも相場を圧迫しました。ただ、CPIの数字はそこまで深刻ではないとの見方から安値拾いの買いが入りました。
JPモルガン・チェースなど米金融大手の堅調な決算が相場を支えました。ところが、米ミシガン大が公表した消費者調査の内容悪化や、中東情勢への懸念も相まって、株価は反落となりました。また、決算を開示したJPモルガンのダイモン最高経営責任者(CEO)は、底堅い労働市場などが「インフレを高止まりさせ、さらなる金利上昇を招くリスクがある」と指摘しました。シティグループのフレーザーCEOは「支出が減速しており、消費者の警戒感が高まっている」との見解を示しました。
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週間の概況
注目イベント
10月18日(水)15:00(英国)9月消費者物価指数
10月18日(水)18:00(ユーロ圏)9月消費者物価指数
10月18日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
10月18日(水)21:30(米国)9月住宅着工件数
10月18日(水)21:30(米国)9月建設許可件数
10月18日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
10月19日(木)08:50(日本)9月貿易統計
10月19日(木)17:00(ユーロ圏)8月経常収支
10月19日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月19日(木)21:30(米国)10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
10月19日(木)23:00(米国)9月中古住宅販売件数
10月19日(木)23:00(米国)9月景気先行指標総合指数
10月20日(金)08:01(英国)10月GFK消費者信頼感調査
10月20日(金)08:30(日本)9月全国消費者物価指数
10月23日(月)23:00(ユーロ圏)10月消費者信頼感
10月24日(火)17:00(ユーロ圏)10月製造業購買担当者景気指数
10月24日(火)17:00(ユーロ圏)10月サービス部門購買担当者景気指数
10月24日(火)17:30(英国)10月製造業購買担当者景気指数
10月24日(火)17:30(英国)10月サービス部門購買担当者景気指数
10月24日(火)22:45(米国)10月製造業購買担当者景気指数
10月24日(火)22:45(米国)10月サービス部門購買担当者景気指数
10月24日(火)22:45(米国)10月総合購買担当者景気指数
10月24日(火)23:00(米国)10月リッチモンド連銀製造業指数
*今週は日英欧のCPIに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値34,500円 安値30,265円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
重要な価格
高値36,000ドル 安値32,805ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
NASDAQ-100分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値16,000ドル 安値13.219ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
原油ETF分析
※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
重要な価格
高値3,490円 安値2,957円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
これまで、様々な2本のローソク足の組み合わせをみてきました。
今週は、「毛抜き線」についてみていきましょう。
「毛抜き線」は、その名の通り毛を抜く道具に似た形状にローソク足の組み合わせがなるところから「毛抜き線」といわれています。
毛抜きは2本の先端が揃っていないと毛を抜くことができません。つまり、毛抜きを横から見れば同じ高さになっています。
まず【A】を見ると、陽線のところの高値と次の陰線の高値が同じになっています。【B】はその逆で陰線の安値と次の陽線の安値が同じになっています。
【A】の意味は高値が二つありますので、小さなダブルトップとなっているのがわかります。つまり、この形状は売り暗示となります。ということは、【B】は小さなダブルボトムとなっていますので、買い暗示となります。
ただし、この2本のローソク足の形状が出てきた時点で【A】は売り暗示、【B】は買い暗示と決めつけないようにしましょう。あくまでも2本のローソク足の動きだけですので、ここでは予兆と受け止めて、その後の動きがトレンド転換につながるかどうかを確認することが重要です。ということは、「毛抜き線」が出現してもダマシとなることがあるということを理解しておきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。
移動平均線大循環分析
ステージとは?
3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。
帯
移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。
帯による分析
帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
- ※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。